アトリビューションとは
アトリビューションでは、計測タグが捕捉した問い合わせ・予約・購入のリードを「どの広告から来たか」「いくらで獲得したか」とあわせて分析できます。サマリー・媒体別 CPL と獲得経路別 LTV の列・リード一覧の累計売上(LTV)・購入商品・接触経路の見方を説明します。
Author: Cascade
アトリビューションでは、サイトに設置した計測タグが捕捉した問い合わせ・予約・購入などのリードを、どの広告から来たか・いくらで獲得できたか(リード獲得単価)とあわせて分析できます。媒体別・キャンペーン別の CPL や ROAS、コンバージョンに至るまでの接触経路、リード 1 件ごとの詳細を確認できます。
左メニューの[顧客管理]>[アトリビューション]から開けます。
※ アトリビューションは Business プランの機能です。分析には、あらかじめ計測タグの設置が必要です。
画面の構成
画面は 3 つのタブに分かれています。画面右上の期間指定で、集計期間を切り替えられます。
タブ |
内容 |
|---|---|
サマリー |
期間内のリード数・広告由来率・広告費・リード獲得単価・ROAS と、コンバージョン経路の貢献 |
媒体別・キャンペーン別 |
広告費・リード数・リード獲得単価・購入額・ROAS に加え、獲得経路別 LTV の列(新規顧客数・購入者数・購入回数・累計売上・平均 LTV・リピート率)を媒体別・キャンペーン別に一覧化(LTV の列はオーナー・管理者・編集者のみ) |
リード一覧 |
捕捉したリードの明細と、リードごとの累計売上(LTV)・購入回数・購入商品、詳細・接触経路 |
サマリー

アトリビューションのダッシュボード
KPI
期間内リード数 — 期間中に捕捉したリードの件数。
広告由来率 — リードのうち広告に起因する割合(クリック ID で確定したものと UTM から推定したものを含む)。
広告費 — 期間中の広告費の合計(サイトのリード獲得の対象外となる Amazon・Apple を除く)。
リード獲得単価(CPL) — 広告費 ÷ クリック ID で広告クリックが確定したリード数。
ROAS — 自社タグで計測した購入額 ÷ 広告費(媒体が自己申告するピクセル ROAS とは別物です)。連携済み EC・CRM の注文・受注と照合できたデータがある場合は、より正確なROAS(注文ベース)(注文で確認できた購入のみで算出し、返品を差し引き)に自動で切り替わり、タグ計測値は内訳として併記されます。
コンバージョン経路の貢献
接触経路を持つリードについて、各チャネル(自然流入・キャンペーン流入・媒体名)が起点・中間・直前のどの位置でどれだけ貢献したかと関与率を表示します(直近 90 日)。広告媒体を特定できない UTM 付きの流入は utm_source 別に内訳表示されます。AI サマリーを生成ボタンで要約を作成できます(経路を持つリードが 10 件以上必要です)。
媒体別・キャンペーン別
広告費・リード数・リード獲得単価を媒体別・キャンペーン別に一覧化します。権限に応じて購入額・ROAS の列も加わり、注文照合データがある場合は「(注文ベース)」表記に切り替わります。
独自の utm_source で運用しているメール・SNS・提携サイトなどの流入は、「カスタム流入経路」として登録すると、絞り込みと集計の軸に加わります。
獲得経路別 LTV の列
同じ表の「新規顧客数」から「リピート率」までの列が獲得経路別 LTV です。「どの広告で獲得した顧客が、その後どれだけ買ってくれているか」を、媒体別・キャンペーン別の行ごとに確認できます。選択期間に初めて獲得した顧客を初回接触の経路で分類し、その顧客が現在までに生んだ累計売上を集計します(平均 LTV = 累計売上 ÷ 新規顧客数、リピート率 = 2 回以上購入した顧客 ÷ 購入者数)。
LTV の列だけは、期間を購入日ではなく「顧客を初めて獲得した日」の窓として使い、購入は初回獲得から現在までを全期間で数えます。同じ行の広告費・リード数・購入額は選択期間内の実績です。
累計売上は、連携した EC の注文で確認できた実額(返品差し引き後)を優先し、注文と照合できなかった購入は計測タグ・Stripe 決済の申告額を使います。Stripe の継続課金も累計に含みます。
顧客はメールアドレスまたは EC の顧客 ID で名寄せし、どちらも取得できないリードは対象外です。初回接触に広告クリックや utm_source がなく経路を特定できない顧客は「経路不明」の行にまとまり、LTV の列にだけ値が入ります。広告費・リード数が「—」の行は、選択期間の広告費・リードの集計にはなく、獲得経路別 LTV にだけ現れる経路です。
不正リード除外の設定は LTV の列には反映されません。除外したリードが顧客になっている場合、新規顧客数がリード数を上回ることがあります。
LTV の列はオーナー・管理者・編集者に表示されます。この期間に初めて獲得した顧客がいない場合、LTV の列は 0 になります。
集計対象が上限(顧客 10,000 人)に達した場合や、キャンペーン別の行が上限(300 行)を超えた場合は、その旨の注記が表示されます。
リード一覧

リード一覧の画面
捕捉したリードを一覧表示します。会社名・名前・メール・媒体・キャンペーン・広告グループ・不正判定で絞り込めます。オーナー・管理者・編集者には累計売上(LTV)・購入回数・購入商品の列も表示され、この人物(メールアドレスまたは EC の顧客 ID で束ねた顧客)が初回接触から現在までに購入した金額の合計・回数・商品を確認できます。行をクリックするとリード詳細が開き、次の内容を確認できます。
電話・お問い合わせ内容・金額・注文番号
この注文の商品 — そのリードに結びついた注文の商品明細
着地ページ・CV 発生ページ・参照元
時系列の接触経路(各接触の日時と媒体/自然流入、最後にフォーム送信・予約完了・購入完了・会員登録完了)
統合ジャーニー — 同じ人物が別の端末やブラウザで接触した記録を、広告のクリック ID の一致などで非破壊に統合した経路。人物ごとにグルーピングして表示します
表示する列は、列の設定から選べます。
累計売上(LTV)・購入回数の列
一覧の取得件数に関係なく全期間を数え、EC の注文で確認できた実額を優先します。注文と照合できない購入は計測タグ・Stripe 決済の申告額で、EC の注文で確認できた購入は注文単位で重複を除きます。
列見出しをクリックすると、累計売上・購入回数で並べ替えできます。フィルターでは「◯ 以上」「◯ 以下」の範囲を指定して絞り込めます(下限が上限を超える指定はできません)。
顧客キー(メール・EC の顧客 ID)のないリードには表示されません。商品の通貨と異なる通貨の購入は含まず、その件数はリード詳細の「通貨不一致で除外した購入」に表示されます。
購入履歴が多く読み込み上限に達した人物は「◯ 以上」の下限値で表示されます。累計売上を取得できなかったときは、その旨の注記が表示され、範囲フィルターは効きません。
購入商品の列
その人物が購入した商品を、累計の売上が大きい順に表示します。複数ある場合は「(代表の商品名)他 ◯ 点」と表示され、カーソルを合わせると上位 10 点まで確認できます。
全件はリード詳細で確認できます(最大 500 点)。
リード詳細の「この注文の商品」が表示されないときは、次の理由が表示されます。
表示 |
意味 |
|---|---|
注文と照合できていないため表示できません(照合は毎日行います) |
その購入がまだ EC の注文と結びついていません |
商品明細を取得中です(毎日の照合で取得します) |
注文は見つかっており、明細の取得待ちです |
EC カートが未連携のため表示できません(連携すると毎日の照合で表示されます) |
商品名の取得元になる EC 連携がありません |
商品情報がありません |
明細の多い注文・商品を特定できない明細を含む注文・照合期間(90 日)を過ぎた注文・Stripe 決済などです |
不正・無効リードの扱い
Cascade は、人ではなく bot や自動ツールからの可能性が高いリードを自動で見つけます。アクセス元がサーバーやデータセンター・匿名化ネットワークとして知られる範囲に該当しないかを、毎日更新される最新の一覧と照合して確認します。
不正の疑い — あやしい点が複数重なったリード。
要確認 — あやしい点が 1 つだけのリード。誤検知の可能性があるため自動では除外せず、念のため人が確認する区分です。
判定理由は、リード一覧の不正判定列やリード詳細に表示されます。「不正の疑い」のリードは、既定で ROAS・リード獲得単価の集計から除外されます(期間内リード数には含まれます)。「要確認」は除外されません。この動作は[広告設定]>[アドフラウド対策]の「不正リードの除外」で切り替えられます。詳しくは アドフラウド対策を使う をご覧ください。
ご利用時の注意
分析には計測タグの設置と許可ドメインの登録が必要です。購入計測はカート別のスニペット設置、または Shopify・Shopline 連携時の自動計測に対応しています。タグの設置手順はこちらの記事をご覧ください。
リード一覧の明細には直近のリードのみが表示されます。KPI の件数は期間の正確な合計です。
接触経路の保持は約 90 日、1 リードあたり最大 12 接触までです。集計は JST(日本時間)の日単位で行われます。
購入額・ROAS の列はオーナー/管理者/編集者に表示されます。リードの削除はオーナー/管理者のみ可能です。
受注データを CSV や CRM 連携で取り込んでいる場合、受注と広告クリックの照合には UTM と送信時刻の窓を使います。

