アトリビューションとは
アトリビューションでは、計測タグと Meta リード広告のリードを「どの広告から来たか」「いくらで獲得したか」で分析できます。媒体別・キャンペーン別の CPL・ROAS・90日 / 365日 LTV、リード一覧の絞り込みと CSV、営業メールと数えないページの除外を説明します。
著者: Cascade
アトリビューションを使うと、問い合わせ・予約・購入のリードを「どの広告から来たか」「いくらで獲得したか」で分析できます。媒体別・キャンペーン別のリード獲得単価や ROAS、獲得した顧客のその後の売上(LTV)、リード 1 件ごとの接触経路を確認できます。左メニューの[顧客管理]>[アトリビューション]から開きます。
できること
タブ | 内容 |
|---|---|
サマリー | 期間内リード数・広告由来率・広告費・リード獲得単価・ROAS と、コンバージョン経路の貢献 |
媒体別・キャンペーン別 | 広告費・リード数・リード獲得単価・購入額・ROAS と、獲得経路別 LTV の列(新規顧客数〜365日 LTV)を媒体別・キャンペーン別に一覧 |
リード一覧 | リードの明細・累計売上(LTV)・購入商品・接触経路。CSV のダウンロード、営業メールの自動除外、数えないページの設定 |
ご利用にあたっての前提
Business プランで使えます。
サイトのリードを分析するには、計測タグの設置と許可ドメインの登録が必要です。購入の計測はカートごとのスニペット設置で行います。Shopline は連携すると自動で登録されます。
Meta のリード広告(インスタントフォーム)のリードは、Meta広告を連携すると自動で入ります。連携した広告アカウントの広告から届いたリードが、15 分ごとにリード一覧に入ります。取り込みの状態は、左メニューの[設定]>[外部連携]の Meta広告の行に表示されます。
金額の列(購入額・ROAS・LTV)と連絡先(メールアドレス・電話)は、オーナー・管理者・編集者に表示されます。閲覧者は件数と経路だけを確認できます。
期間の選び方
画面右上の期間は 3 つのタブで共通です。既定は「今月」で、期間の長さは最長 92 日です。開始日は 2 年前まで遡れます。コンバージョン経路の貢献だけは、カード右上の期間で別に選べます。
サマリー

KPI
期間内リード数 — 期間中に捕捉したリードの件数。前の期間との増減も表示します。
広告由来率 — 広告経由と判定できたリードの割合。クリック ID で確認できたリードと、UTM から推定したリードを含みます。
広告費 — 期間中の広告費の合計。ストア内で完結する Amazon・Apple の広告は含みません。
リード獲得単価 — 広告費 ÷ クリック ID で広告クリックを確認できたリード数。
ROAS — 計測タグで捕捉した購入額 ÷ 広告費。媒体が申告する成果とは別の、自社計測の値です。EC の注文と照合できた購入がある場合は「ROAS(注文ベース)」に切り替わり、返品を差し引いた注文の金額だけで計算します。
ROAS(受注ベース) — HubSpot を連携している場合に表示します。受注になった金額 ÷ 広告費で、メールアドレスで広告経由のリードに結べた受注だけを含みます。
ROAS(受注ベース・CSV) — CRM 分析で受注の CSV を取り込んでいる場合に表示します。リードID・メール・電話番号・クリックID・注文番号・UTM と問い合わせ日時で結べた受注だけを含みます。
コンバージョン経路の貢献
接触経路を持つリードについて、各チャネル(媒体名・自然流入・キャンペーン流入)が起点・中間・直前のどの位置で貢献したかと、関与率を表示します。接触が 1 回のリードは起点と直前の両方に数えます。広告媒体を特定できない UTM 付きの流入は utm_source 別に上位 5 件まで表示し、残りは「その他キャンペーン」にまとめます。
期間の既定は直近 90 日です。接触経路は、最後の広告クリックから 400 日まで保持します。
[AI サマリーを生成]で要約を作れます。経路を持つリードが 10 件以上必要です。
期間内のリードが 120,000 件を超えると、一部のリードに基づく参考値になり、その旨の注記が出ます。
媒体別・キャンペーン別

「媒体別リード獲得単価」と「キャンペーン別リード獲得単価」の 2 つの表があります。クリック ID で広告クリックを確認できたリードが対象です。キャンペーン別の表は、区分(広告 / 広告外)と媒体の列が加わり、媒体・キャンペーンで絞り込めます。
列 | 内容 |
|---|---|
広告費 / リード数 / リード獲得単価 | 選択期間の実績。 |
購入額 / ROAS | 計測タグの購入額と ROAS。EC の注文と照合できた場合は「(注文ベース)」の表記になります。 |
受注額 / ROAS(受注ベース) | HubSpot の受注。受注額(CSV)/ ROAS(受注ベース・CSV)は CSV 取込の受注です。 |
新規顧客数 / 購入者数 / 購入回数 / 累計売上 / 平均 LTV / リピート率 | 選択期間に初めて獲得した顧客を初回接触の経路で分類し、初回獲得から現在までの購入を集計します。平均 LTV = 累計売上 ÷ 新規顧客数、リピート率 = 2 回以上購入した顧客 ÷ 購入者数。 |
90日 LTV / 365日 LTV | 初回獲得から 90 日(365 日)以内の累計売上 ÷ その日数を過ぎた顧客数。獲得時期の違う経路を同じ経過日数で比べます。日数を過ぎていない顧客は分母にも分子にも入れず、対象がいない行は「—」になります。 |
独自の utm_source で運用するメール・SNS・提携サイトなどの流入は、「カスタム流入経路」として登録すると、絞り込みと集計の軸に加わります。
LTV の列だけは、期間を「顧客を初めて獲得した日」の窓として使います。同じ行の広告費・リード数・購入額は選択期間内の実績です。
累計売上は EC の注文で確認できた実額(返品差し引き後)を優先し、照合できない購入は計測タグ・Stripe の申告額を使います。Stripe の継続課金も含みます。
EC・Stripe の購入が無い商品では、HubSpot や CSV の受注をメールアドレスで新規顧客に結び、LTV の列を受注の値で表示します。その場合は表の下に注記が出ます。
顧客はメールアドレスまたは EC の顧客 ID で同一人物を束ねます。経路を特定できない顧客は「経路不明」の行にまとまり、LTV の列だけに値が入ります。
不正リード除外の設定は LTV の列には反映しません。除外したリードが顧客になっていると、新規顧客数がリード数を上回ることがあります。
期間内の顧客が 10,000 人を超えた場合や、キャンペーン別の行が 300 行を超えた場合は、注記を表示します。
リード一覧

捕捉したリードを一覧表示します。一度に読み込むのは直近 200 件で、[もっと読む]で続きを読み込みます。期間内の総数はサマリーの KPI で確認してください。
表示単位 — 「人単位」は同じ人物のリードを 1 行にまとめます。「人単位(全期間)」は期間外のリードも含めて人物ごとにまとめます。「送信単位」は送信 1 件を 1 行にします。
フィルター — 種類 / 会社名 / 名前 / メールアドレス / 媒体 / キャンペーン / 広告グループ / CV発生ページ / 不正判定 / 営業メール / 計上 / 商談ステージ で絞り込めます。LP の出し分けの版と、累計売上(LTV)・購入回数の範囲でも絞り込めます。
表示データ — 表示する列を選びます。
主な列は、種類(フォーム / 予約 / 購入 / 会員登録 / 友だち追加 / その他)・不正判定・営業メール・数えないページ・会社名・名前・メールアドレス・電話・媒体・キャンペーン・広告グループ・着地ページ・版・CV発生ページ・金額・注文番号・累計売上(LTV)・購入回数・購入商品・商談ステージ・受注金額(CRM)・受信日時です。
リードの詳細

行をクリックすると詳細が開きます。お問い合わせ内容・フォームの回答・参照元・着地ページ・CV発生ページのほか、次の内容を確認できます。
接触経路 — 各接触の日時と媒体(または自然流入)を時系列で表示します。1 リードにつき 12 件まで保持します。別の端末やブラウザでの接触は「別ブラウザ」の札が付きます。
この注文の商品 — 購入のリードに結びついた注文の商品明細。EC の注文と照合できていない場合は、その理由を表示します(照合は毎日行い、照合期間は 90 日です)。
広告名 — Meta のリード広告のリードは、届いた広告の名前を表示します。
商談ステージ・受注金額(CRM) — HubSpot の商談と結べたリードに表示します。
リードの削除はオーナー・管理者が行えます。削除したリードは元に戻せません。
累計売上(LTV)・購入回数・購入商品の列
一覧の読み込み件数に関係なく全期間を数えます。EC の注文で確認できた実額を優先し、注文単位で重複を除きます。
列見出しで並べ替えでき、フィルターで「◯ 以上」「◯ 以下」の範囲を指定できます。
メールアドレス・EC の顧客 ID のないリードには表示しません。商品の通貨と異なる購入は含めず、件数を詳細の「通貨不一致で除外した購入」に表示します。
購入商品は累計の売上が大きい順です。複数ある場合は「(代表の商品名)他 ◯ 点」と表示し、カーソルを合わせると上位 10 点まで見られます。全件は詳細で確認できます(最大 500 点)。
CSV でダウンロードする
[リード一覧を CSV でダウンロード]を押すと、今の絞り込みに合うリードを CSV に書き出します。生成した LP のフォームや Meta のリード広告の回答も含みます。オーナー・管理者・編集者が使えます。
集計から外すリード
不正リード
人ではなく自動ツールからの可能性が高いリードを、自動で見つけます。判定理由(サーバー経由のアクセス、送信が速すぎる、自動操作ブラウザの痕跡など)は、一覧の不正判定列と詳細に表示します。
不正の疑い — あやしい点が複数重なったリード。既定で ROAS・リード獲得単価の集計から外します(期間内リード数には含みます)。
要確認 — あやしい点が 1 つだけのリード。自動では外しません。
除外の切り替えは、左メニューの[広告設定]>[アドフラウド対策]の「不正リードの除外」で行います。詳しくはアドフラウド対策を使うをご覧ください。
営業メールの自動除外
フォームから届く営業メール(媒体掲載・業務委託・提携・サービスの売り込みなど)を本文の文型で判定し、集計と広告媒体への成果送信から自動で外します。判定したリードは一覧に「営業メール」の札で残り、詳細の[通常のリードに戻す]で個別に戻せます。
有効 / 無効は、リード一覧の[営業メール 自動除外設定]で切り替えます。無効にすると判定を止め、判定で除外していたリードは通常のリードに戻ります。設定の変更と復元はオーナー・管理者が行えます。
数えないページ
問い合わせ窓口・採用・取材など、成果として数えないフォームのページを登録できます。リード一覧の[数えないページ]から開き、ページごとに種別を選びます(50 件まで)。
数えない — リード一覧には残し、期間内リード数・週次レポート・広告媒体への成果送信から外します。
記録しない — 送信を保存しません。
登録済みのページには、過去のリードにも適用できます。外したリードは、詳細の[計上に戻す]で個別に戻せます。登録と変更はオーナー・管理者が行えます。数えていないリードは、フィルターの「計上」で絞り込めます。
こんなときは
症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
「まだリードがありません」と表示される | 計測タグが設置されていない | [計測タグを設置する]から設置します。設置はオーナー・管理者が行います。 |
キャンペーン別の表にリードが結びつかない | Cascade の外で作った広告の着地 URL に utm_source・utm_id が無い | 着地 URL に utm_source と utm_id を設定します。Cascade で出稿した広告は「キャンペーン別 ROAS を計測する」を ON にすると自動で付きます。 |
リード獲得単価が「—」で、参考値の注記が出る | 期間内のリードや広告費の明細が集計上限を超えた | 期間を短くして開き直します。 |
LTV の列が全行「—」になる | 90日 / 365日 LTV は、初回獲得からその日数を過ぎた顧客だけで計算する | 期間の終わりをその日数より前にすると値が入ります。 |
Meta のリード広告のリードが入らない | Meta広告の連携の認証が切れている、または Facebook ページのリードを読めない | [設定]>[外部連携]の Meta広告の行の案内に従い、連携し直すかページのロールを付与します。 |
経路のないリードが媒体に結ばれている | 同じサイトの参照元 URL に広告の目印が残っていた | 仕様どおりです。参照元の広告の目印からも媒体を判定します。 |

