EC分析とは
EC 分析は、ストア全体の指標を見る「売上分析」と商品ごとの実績を見る「商品分析」の 2 ページに分かれています。対応ストアと各分析の置き場、Amazon・Stripe だけの分析、期間指定、データの更新タイミングを説明します。
著者: Cascade
EC 分析を使うと、連携した EC ストアや決済サービスのデータを、売上・商品・顧客・在庫の観点で分析できます。広告の成果と合わせて、改善点を見つける材料が得られます。
左メニューの[EC]には 5 つのページが並びます。ストア全体の指標を見る[売上分析]、商品ごとの実績を見る[商品分析]、レビューの話題を見る[レビュー分析]、商品ごとの粗利率と Amazon の A+ コンテンツを扱う[商品管理]、Amazon の販売価格と競合価格を扱う[価格管理]です。この記事では、売上分析と商品分析の全体像を説明します。

ご利用にあたっての前提
Business プランでご利用いただけます。
オーナー・管理者・編集者・閲覧者が閲覧できます。ゲストは閲覧できません。
次のいずれかの連携が完了していること: Shopify/Shopline/カラーミーショップ/BASE/Amazon Sales/楽天市場/Yahoo!ショッピング/Qoo10/TikTok Shop/スマレジ(実店舗)/Stripe(売上ソース)
連携がないときは「ECプラットフォームが未連携です」と表示されます。[連携設定へ]を押すと[設定]>[外部連携]が開くので、「コマース連携」から連携してください。
2 つ以上の連携があるときは、画面上部のタブでストアを切り替えます。Amazon Sales でセラーとベンダーの両方を連携しているときは、タブの中で「セラー」「ベンダー」を切り替えます。
売上分析と商品分析の使い分け
ページ | 見るもの | 主なカード |
|---|---|---|
売上分析 | ストア全体の指標・時系列・内訳 | 売上トレンド、売上目標、広告効率(TACoS・ACoS)、ブランドストア、返品状況、手数料・精算、精算・手数料内訳、販売チャネル別売上、店舗別、定期便、顧客分析、トラフィックチャネル別分析、返品・返金分析、サブスクリプション(Stripe) |
商品分析 | 商品(SKU・ASIN・商品 ID)単位の実績 | 商品別アクセス分析(Amazon)、商品ABC分析、商品別売上推移、在庫数、商品別 売れ筋ランキング、商品別返品率(SKU・バリアント別)、セット購入ランキング、Shopify 集計除外設定 |
「売上分析で全体の異常に気づき、商品分析で対象の商品を特定する」流れで使います。ストアのタブと期間の選択は 2 つのページで共通で、行き来しても引き継がれます。
合計タブは、売上分析では売上トレンドと売上目標、商品分析では商品別 売れ筋ランキングと商品ABC分析を表示します。合計タブでは為替換算を行わないため、日本円の連携だけを合算します。通貨が異なる連携や、未取得の日がある連携は注記とともに合計から外れます。

ストアごとに確認できる分析
分析 | ページ | 内容 | 対応ストア |
|---|---|---|---|
売上トレンド | 売上分析 | 粗売上・純売上・返品額・注文数・客単価の時系列推移。前期比と前年同期比 | すべて(純売上・返品額を取得できないストアでは粗売上のみ) |
売上目標 | 売上分析 | 月ごとの売上目標に対する達成率と着地予測。目標の設定は合計タブで行います | すべて |
店舗別 | 売上分析 | 店舗ごとの純売上・構成比・返金額・客数・会員率 | スマレジ |
商品ABC分析 | 商品分析 | 売上の累積構成比による商品の A/B/C 分け | すべて |
商品別 売れ筋ランキング | 商品分析 | 注文の多い上位 10 商品 | すべて |
在庫数 | 商品分析 | 商品別の在庫数と、平均日次販売数から算出した在庫状況 | すべて(楽天市場は RMS の在庫 API 利用設定が必要) |
セット購入ランキング | 商品分析 | 一緒に購入される商品の組み合わせ | すべて |
商品別売上推移 | 商品分析 | 期間内に売上のあった商品の、日ごとの売上・販売数の折れ線。既定は売上上位 5 商品で、「表示する商品」から最大 5 商品まで選び直せます(候補は売上上位 100 商品) | Amazon Sales・楽天市場・Yahoo!ショッピング・Qoo10 |
顧客分析 | 売上分析 | セグメント別 LTV・購入回数の分布・新規/既存の売上貢献。楽天市場・Qoo10 では F2 転換率と全顧客の平均 LTV も表示 | Shopify・Shopline・カラーミーショップ・BASE・TikTok Shop・楽天市場・Qoo10 |
定期便 | 売上分析 | 定期購買アプリの契約状態(有効・一時停止・新規・解約・解約率・継続率)と、注文ベースの定期売上 | Shopify |
返品・返金分析 | 売上分析/商品分析 | 返品率・返金額と、割引有無 × 新規/リピーター別の比較は売上分析、SKU・バリアント別の返品率は商品分析 | Shopify・Shopline・カラーミーショップ・BASE・TikTok Shop |
トラフィックチャネル別分析 | 売上分析 | 流入経路ごとのセッション数・シェア・注文数・CVR | Shopify・Shopline・カラーミーショップ・BASE |
販売チャネル別売上 | 売上分析 | オンラインストア・POS・連携アプリなど注文の作成元ごとの売上(チャネルが 2 つ以上あるときに表示) | Shopify |
精算・手数料内訳 | 売上分析 | 受注データの精算額をもとにした純収益と手数料の概算 | Qoo10 |
Shopify 集計除外設定 | 商品分析 | 同梱チラシなどを商品単位の集計から除外。除外は商品単位の集計と、売上分析の返品・返金分析に反映されます | Shopify |
スマレジと Stripe は商品単位のデータを持たないため、商品分析のタブには出ません。
Amazon タブだけの分析
分析 | ページ | 内容 |
|---|---|---|
広告効率(TACoS・ACoS) | 売上分析 | Amazon 広告の広告費と売上から、総売上に占める広告費の割合(TACoS)と広告経由売上に対する割合(ACoS)を日次推移と期間合計で確認 |
ブランドストア | 売上分析 | ブランドストアの流入元・参照元タグ別・ページ別の成果。訪問後 14 日以内の推定注文・推定売上を表示 |
返品状況 | 売上分析 | 売上レポートに含まれる返品数量と返品率(Amazon は返金額・商品別の返品を提供していません) |
手数料・精算 | 売上分析 | 販売手数料・FBA 配送保管・プロモーション・返金関連・広告・その他の内訳と手取り(財務データの保持は直近 90 日) |
商品別アクセス分析(Amazon) | 商品分析 | 商品ページのセッション・ページビュー・CVR・販売数・広告経由割合(最長 2 年) |
在庫連動ガード | 商品分析(在庫数カードの[広告ガード設定]) | 在庫切れが近い商品を検知して通知、または該当商品の広告を自動停止・在庫回復後に自動再開(Amazon の商品広告のみ) |
カートボックス獲得率(Buy Box)低下アラート | 商品分析(同上) | 自社が「カートに入れる」ボタンに選ばれる割合が大きく下がった商品をチャットで通知 |
ベンダー(1P)の連携では、売上トレンドで「購入者区分」「販売プログラム」の切り替え、在庫数カードで未納の発注書の列、Amazon が示す週次の需要予測と純利益率も確認できます。
Stripe タブだけの分析
サブスクリプション(Stripe) — 有効サブスク数・新規・解約・解約率・MRR・LTV、解約理由、未回収、コホート残存率、購入コホート、Stripe 決済の売上トレンドを確認できます。Stripe のタブは売上分析にだけ表示されます。
Amazon・楽天市場のレビューの話題は、[EC]>[レビュー分析]で確認します。レビューに対応したストアの商品分析のタブには、「レビュー話題(顧客の声)はレビュー分析へ移動しました。」の案内が表示されます。
各分析の見方は、このカテゴリの記事(売上トレンド、商品ABC分析、顧客LTV分析 など)をご覧ください。
期間の指定

各画面では、画面右上の期間選択から表示範囲を切り替えます。既定は「直近14日」です。選んだストアのタブと期間は、売上分析と商品分析の間で共通です。
選べるのは「今日」「昨日」「2日前」「直近1日」「直近7日」「直近14日」「直近28日」「直近30日」「今週」「先週」「今月」「先月」「今年」「昨年」と、開始日・終了日を指定するカスタム範囲です。ストアの取得制約に掛かる期間は、選択肢から自動的に外れます。
Amazon の注文明細・財務データ、楽天市場と Yahoo!ショッピングの受注明細は直近 90 日分のみ保持されます。前期との比較を行う分析は、前期を含めて直近 90 日に収まる期間でのみ表示されます。楽天市場の商品ABC分析・売れ筋ランキング・商品別売上推移は、この制限を受けません。TikTok Shop には 92 日の取得上限があります。
データの更新タイミング
各ストアからのデータは、1 日 1 回以上、自動で取り込まれます。当日分は翌日以降に反映されます。
過去データは、連携初回のセットアップ時にさかのぼって取り込まれます(Amazon の日次データは過去 2 年分)。
楽天市場は、連携直後に直近 90 日分の受注を先に取り込み、それより前の履歴はその後の同期で順に埋めます。取り込みの完了後は約 6 時間ごとに自動で同期されます。
Shopify の販売チャネル別売上は、Shopify の仕様により直近約 60 日の注文のみを集計します。
売上目標の達成率と着地予測は前日までの実績で、毎朝の集計に加えて売上データの同期の完了時にも更新されます。
こんなときは
表示 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
ECプラットフォームが未連携です | コマース連携が未完了 | [連携設定へ]から[設定]>[外部連携]を開いて連携してください |
◯◯のデータ取得が停止しています/同期が停止しています | 連携の有効期限切れや、Yahoo!ショッピングの公開鍵の期限切れで同期が止まっている | [外部連携を開く]から、案内に従って再連携・公開鍵の更新を行ってください。権限がない場合は管理者にご依頼ください |
データの取得に失敗しました | 連携先との一時的な通信エラー、もしくは権限不足 | カード内の[再試行]を押すか、しばらく時間をおいてもう一度お試しください |
◯◯はこの期間では表示できません | 選択期間がストアのデータ保持期間(直近 90 日)を超えている | 前期を含めて直近 90 日に収まる期間を選択してください |
◯◯は期間内の売上に複数の通貨が混在しているため合計に含まれません | 期間内に複数通貨の売上が混在している | 期間を短くしてもう一度お試しください |
選択した期間の商品データを同期中です | Amazon の商品データの同期が終わっていない | 同期は 1 日 1 回です。完了すると自動で表示されます |
連携中のECプラットフォームには、この画面の分析に対応するものがありません | 商品分析に対応しない連携(スマレジ・Stripe)だけを連携している | 実店舗や Stripe の売上は売上分析でご確認ください |

