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Meta広告サイズ一覧【2026年版】セーフゾーンと配信面別の入稿規定

Meta広告のクリエイティブサイズ一覧|配信面別の入稿規定

Meta広告(Facebook・Instagram)の画像・動画サイズは、2026年8月時点の公式広告ガイド(ads-guide)に基づくと、フィードでは4:5・1,440×1,800pxが推奨サイズ、ストーリーズとリールでは9:16・1,440×2,560pxが推奨サイズになっている。かつて主流だった1:1(正方形)は現在も全配信面に共通で使える汎用的なアスペクト比として利用できるが、各配信面の第一推奨ではない。

本記事は2026年8月時点でMeta公式のads-guide各ページを個別に確認した内容をもとに、配信面別の推奨サイズ・入稿規定・セーフゾーンの%規定を整理する。特に検索されることが多い「セーフゾーン」は、ストーリーズとリールの公式ページをそれぞれ個別に確認したうえで独立した章で解説する。

配信面別の推奨サイズ早見表

Meta広告の配信面は主に4つある。Facebookフィード、Instagramフィード、Instagramストーリーズ、Instagramリールだ。同じ「フィード」でも画像と動画で推奨アスペクト比が異なる配信面があるため、画像広告と動画広告を分けて確認する。

配信面

推奨サイズ(px)

推奨アスペクト比

ファイル形式

Facebookフィード

1,440×1,800

4:5

JPGまたはPNG

Instagramフィード

1,440×1,800

4:5

JPGまたはPNG

Instagramストーリーズ

1,440×2,560

9:16

JPGまたはPNG

Instagramリール

1,440×2,560

9:16

JPGまたはPNG

画像広告は4配信面ともJPGまたはPNGで共通だが、推奨アスペクト比はフィードの4:5とストーリーズ・リールの9:16に分かれる。動画広告は同じ「フィード」でもFacebookとInstagramで推奨が異なるため注意したい。

配信面

推奨解像度(px)

推奨アスペクト比

ファイル形式

Facebookフィード

1,440×1,800

4:5

MP4、MOV、GIF

Instagramフィード

1,080×1,920

9:16

MP4、MOV、GIF

Instagramストーリーズ

1,440×2,560

9:16

MP4、MOV、GIF

Instagramリール

1,440×2,560

9:16

MP4、MOV

Facebookフィードの動画は画像と同じ4:5が推奨サイズである一方、Instagramフィードの動画は9:16(1,080×1,920px)が推奨されている。同じ「フィード」という名称でも、媒体・画像動画の組み合わせによって推奨が一致しない配信面がある点は入稿前に確認しておきたい。

あわせて読みたい

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セーフゾーン(セーフティーゾーン)の%規定と配信面別のpx早見表

ストーリーズとリールは画面いっぱいに表示されるフルスクリーン配信面で、上部にプロフィールアイコンやアカウント名、下部にCTAボタンや返信欄などのUIが重なる。この重なりを避けて重要な要素を配置するための余白がセーフゾーン(セーフティーゾーンとも呼ばれる)だ。

公式が定める%規定(ストーリーズ・リールを個別に確認)

Meta公式のads-guideでは、Instagramストーリーズの画像・動画それぞれの仕様ページに「アセットの最上部から約14%、最下部から約35%、両サイド各約6%の範囲にはテキストやロゴなどの重要なクリエイティブ要素を配置しないこと」という記載がある。Instagramリールの画像・動画それぞれの仕様ページにも同じ「上部14%・下部35%・両サイド各6%」という規定が個別に記載されている。ストーリーズとリールを別々に確認した結果、両配信面の%規定は現時点で同一だった。

なお、Instagramフィード(画像・動画とも)の公式仕様ページには、セーフゾーンの%規定にあたる記載は見当たらない。フィードはフルスクリーン表示ではなくUIとの重なりが構造的に生じにくいため、セーフゾーンという考え方自体がストーリーズ・リール固有の設計ルールだと理解しておくとよい。

1,080×1,920pxと1,440×2,560pxのpx換算早見表

公式規定はあくまで%表記のため、実制作で使いやすいようpx換算した早見表を用意した。以下は%規定から計算した参考値であり、Meta公式が直接pxで公表している数値ではない点に注意してほしい。

キャンバスサイズ

上部(14%)

下部(35%)

左右各(6%)

1,080×1,920px

約269px

約672px

約65px

1,440×2,560px(現行推奨解像度)

約358px

約896px

約86px

たとえば1,080×1,920pxのキャンバスなら、上下の余白を除いた中央の安全エリアはおおよそ979px分の高さになる。ロゴやキャッチコピー、CTAテキストなど見せたい要素はこの中央エリアに収めるのが基本だ。

セーフゾーンを踏まえたレイアウト設計の考え方

  • 上部14%の帯: プロフィールアイコン・アカウント名・「Sponsored」表記が重なるため、ロゴやキャッチコピーの先頭を置かない

  • 下部35%の帯: CTAボタン・キャプション・返信欄が重なるため、価格や限定情報などの重要文言を置かない

  • 左右各6%の帯: 端末やUIのバリエーションによる余白のため、文字やロゴを画面端に寄せすぎない

  • 中央エリア: 商品・サービスの訴求、ブランドロゴ、キーメッセージなど最も見せたい要素を配置する

ストーリーズ広告のレイアウト設計例。上部・下部にセーフゾーンの余白を確保し、中央エリアにメインコンテンツを配置することで、UI重複を回避できる。

ストーリーズ広告のレイアウト設計例。上部・下部にセーフゾーンの余白を確保し、中央エリアにメインコンテンツを配置することで、UI重複を回避できる。

広告マネージャのプレビューで確認する手順

px早見表はあくまで目安であり、実際の表示は端末やOSのUIバージョンによって多少変動する。入稿前には広告マネージャの「プレビュー」機能で、ストーリーズ・リールそれぞれの実際の見え方を配信面ごとに確認する工程を必ず挟みたい。プレビュー上で文字やロゴがUIと重なっていないかを目視し、必要に応じて素材の余白を調整する。

画像広告の入稿規定

画像広告の入稿規定は配信面によって最小解像度とアスペクト比の許容範囲が異なる。ファイル形式(JPGまたはPNG)と最大ファイルサイズ(30MB)は4配信面で共通だ。

配信面

最小解像度

アスペクト比の許容範囲

許容誤差

Facebookフィード

幅600px・高さ750px(4:5時)

記載なし(推奨4:5のみ)

3%

Instagramフィード

幅500px

4:5〜1.91:1

1%

Instagramストーリーズ

幅500px

記載なし(推奨9:16のみ)

1%

Instagramリール

幅500px

記載なし(推奨9:16のみ)

1%

Instagramフィードの画像広告は、公式ページ上でアスペクト比の許容範囲が4:5(400:500)から1.91:1(191:100)までと明記されている。フィード配信では正方形の1:1もこの範囲に収まるため引き続き利用でき、横長・縦長どちらの素材でも入稿自体は可能だ。

画像内のテキスト量については、現在確認できる4配信面のいずれの仕様ページにも文字数や面積による制限の記載はない。テキスト量による配信制限(いわゆる20%ルール)は2020年9月に撤廃されたと広く報じられており、現行の公式ページにも該当する制限の記載はない。ただしテキストが多いクリエイティブは視認性が下がりやすいため、テキストは少なめに抑えておくのが無難だ。

動画広告の入稿規定

動画広告はファイル形式・最大ファイルサイズに加えて、配信面ごとに許容される動画の長さが大きく異なる。最大ファイルサイズは4配信面とも4GBで共通だ。

配信面

最小解像度

ファイル形式

動画の長さ

Facebookフィード

120×120px

MP4、MOV、GIF

1秒〜241分

Instagramフィード

幅250px

MP4、MOV、GIF

1秒〜60分

Instagramストーリーズ

幅250px

MP4、MOV、GIF

1秒〜60分

Instagramリール

幅250px(30秒未満)・幅500px(30秒以上)

MP4、MOV

0秒〜15分

同じ「フィード」でもFacebookフィードは最大241分まで、Instagramフィードは最大60分までと上限が異なる。リールはほかの配信面よりも上限が短く、最大15分だ。実際の配信では上限いっぱいの長尺よりも短尺のほうが完視聴されやすい傾向があるため、特にストーリーズ・リールでは数十秒程度にまとめる運用が一般的だ。

音声はいずれの配信面でも必須ではなく「任意だが使用を推奨」という位置づけになっている。フィードは無音再生から視聴が始まることが多いため冒頭の字幕設計が有効で、ストーリーズ・リールは音声ありでの視聴が前提になりやすいためBGMや効果音を活用しやすい。

やってはいけないサイズ設定の典型的な失敗

Meta広告のサイズ設定でつまずきやすいポイントは、解像度不足・セーフゾーン無視・配信面を絞らない一括入稿の3つに集約される。

解像度不足によるアップロードエラーや画質劣化

配信面ごとの最小解像度(画像はFacebookフィードで幅600px・高さ750px、Instagramの各配信面で幅500px、動画は配信面によって120px〜500px)を下回る素材は、広告マネージャへのアップロード時にエラーになるか、拡大表示によって画質が劣化する。低解像度の元画像を無理に引き伸ばす、JPEGを過度に圧縮するといった作業は避けたい。

セーフゾーンを無視した配置による情報欠落

ストーリーズ・リールでは、商品名やCTAが画面上下のUIと重なることで意図した訴求が届かなくなるケースがある。セーフゾーンの%規定を守らずに制作し、配信開始後に文字が見切れていることに気づく失敗は少なくない。入稿前の広告マネージャプレビューでの確認が最も確実な防止策だ。

配信面を絞らない一括入稿による表示崩れ

複数の配信面に同一のアスペクト比のクリエイティブをそのまま一括配信すると、Meta側で自動トリミングがかかり、意図しない範囲が表示されることがある。フィード用の4:5素材をストーリーズにもそのまま流用するといった運用は避け、配信面ごとに推奨サイズへ合わせた素材を用意するのが基本だ。

配信面別のサイズ戦略と効果測定

配信面ごとに推奨アスペクト比が異なる以上、まず用意すべきはフィード用の4:5、ストーリーズ・リール用の9:16という、各配信面の推奨サイズに合わせた素材だ。予算が限られる場合は、この2パターンから始めて配信データを見ながら追加制作するのが現実的な進め方になる。

フィード特化のサイズ選択

Facebookフィードはじっくり閲覧される傾向があり、情報量の多いクリエイティブとの相性が良い。Instagramフィードはモバイル中心の視聴が多く、画面占有率の高い4:5が扱いやすい。デバイス別の配信比率を確認したうえで、デスクトップ比率が高ければ横長、モバイル比率が高ければ縦長寄りの素材を検討するとよい。

ストーリーズ・リール向け縦型設計

ストーリーズ・リールは短時間で視聴されるため、瞬間的に伝わるシンプルなデザインが効果的だ。前述のセーフゾーンを踏まえ、上部・下部を避けて中央エリアに商品やサービスを訴求する構成が基本になる。

配信面×サイズの成果分析手順

  1. フィード用・ストーリーズ/リール用それぞれの推奨サイズで初期配信を行う

  2. 配信面別のCTR・CVR・CPAを比較する

  3. 成果上位の配信面に特化したサイズ・訴求を追加制作する

  4. 同一配信面内でクリエイティブのA/Bテストを行う

  5. 最適な組み合わせに予算を寄せる

分析項目

確認方法

改善判断基準

サイズ別CTR

クリエイティブレポート

十分なデータ量で有意差があるか確認

配信面別リーチ

配信面レポート

想定配分から大きく乖離していれば調整

デバイス別表示

デバイスレポート

デスクトップ比率が高ければ横型を検討

頻度との相関

カスタムレポート

頻度上昇とともにCTRが下がれば追加素材を検討

Looker Studio広告レポートの設計テンプレを使えば、配信面別・サイズ別の集計を自動化できる。手動集計にかかる工数を、追加素材の企画や改善施策の検討に回しやすくなる。

サイズ規定に沿って作る前に、競合がどのフォーマットで配信しているかをMeta広告ライブラリの使い方と競合広告の調べ方で確認しておくと制作の無駄が減ります。

よくある質問

Meta広告で一番効果的なサイズは何ですか?

配信面によって異なる。フィードでは4:5(1,440×1,800px)、ストーリーズ・リールでは9:16(1,440×2,560px)がMeta公式の現行推奨だ。全配信面に1パターンで出稿するなら1:1も使えるが、各配信面の第一推奨ではないため、可能なら配信面ごとに推奨サイズの素材を分けたい。

1:1(正方形)はもう使えないのですか?

使える。Instagramフィードの公式ページでは4:5〜1.91:1のアスペクト比が許容範囲として明記されており、1:1もこの範囲に含まれる。ただし現行の第一推奨は4:5であり、1:1は複数配信面に汎用的に使える比率という位置づけになっている。

セーフゾーンは何%ですか?計算方法も知りたいです。

Instagramストーリーズ・リールとも、公式ページ上で上部約14%・下部約35%・左右各約6%と規定されている。px換算はキャンバスの高さ×14%(上部)・高さ×35%(下部)・幅×6%(左右各)で計算できる。1,080×1,920pxなら上部約269px・下部約672px・左右各約65pxが目安になる。

画像内テキストの20%ルールはまだありますか?

現行の公式仕様ページにはテキスト量による配信制限の記載はない。Metaは2020年9月にこのルールを撤廃したと報じられている。ルール自体はなくなったが、テキストが多いクリエイティブは視認性が下がりやすいため、テキスト量は少なめに抑えておくのが無難だ。

動画広告の長さはどれくらいが良いですか?

上限は配信面によって異なり、Facebookフィードは最大241分、Instagramフィードとストーリーズは最大60分、リールは最大15分となっている。上限まで使う必要はなく、短尺のほうが完視聴されやすい傾向があるため、特にストーリーズ・リールでは数十秒程度を目安に構成するとよい。

まとめ

2026年8月時点のMeta公式ads-guideに基づくと、Meta広告のサイズ基準はフィードが4:5(1,440×1,800px)、ストーリーズ・リールが9:16(1,440×2,560px)である。かつての1:1中心の考え方からは変わっているため、既存の入稿素材を使い回している場合は現行の推奨サイズに合わせた見直しが必要だ。

特にストーリーズ・リールでは、上部14%・下部35%・左右各6%のセーフゾーンを踏まえたレイアウト設計が成果に直結する。px換算表を目安にしながら、最終的には広告マネージャのプレビューで実際の見え方を確認する工程を欠かさないようにしたい。

Meta広告の仕様は今後も更新される可能性がある。配信直前には該当配信面の公式ads-guideページで最新の数値を確認する習慣をつけておくと安心だ。

あわせて読みたい: 入稿後のキャンペーン管理と配信設定は「Meta広告マネージャの使い方」で解説しています。

入稿サイズとあわせて、配信成果の計測に必要なタグの設置は「Metaピクセルとは」で解説しています。

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ブログ記事

Meta広告サイズ一覧【2026年版】セーフゾーンと配信面別の入稿規定

目次

Meta広告のクリエイティブサイズ一覧|配信面別の入稿規定
Meta広告のクリエイティブサイズ一覧|配信面別の入稿規定

Meta広告(Facebook・Instagram)の画像・動画サイズは、2026年8月時点の公式広告ガイド(ads-guide)に基づくと、フィードでは4:5・1,440×1,800pxが推奨サイズ、ストーリーズとリールでは9:16・1,440×2,560pxが推奨サイズになっている。かつて主流だった1:1(正方形)は現在も全配信面に共通で使える汎用的なアスペクト比として利用できるが、各配信面の第一推奨ではない。

本記事は2026年8月時点でMeta公式のads-guide各ページを個別に確認した内容をもとに、配信面別の推奨サイズ・入稿規定・セーフゾーンの%規定を整理する。特に検索されることが多い「セーフゾーン」は、ストーリーズとリールの公式ページをそれぞれ個別に確認したうえで独立した章で解説する。

配信面別の推奨サイズ早見表

Meta広告の配信面は主に4つある。Facebookフィード、Instagramフィード、Instagramストーリーズ、Instagramリールだ。同じ「フィード」でも画像と動画で推奨アスペクト比が異なる配信面があるため、画像広告と動画広告を分けて確認する。

配信面

推奨サイズ(px)

推奨アスペクト比

ファイル形式

Facebookフィード

1,440×1,800

4:5

JPGまたはPNG

Instagramフィード

1,440×1,800

4:5

JPGまたはPNG

Instagramストーリーズ

1,440×2,560

9:16

JPGまたはPNG

Instagramリール

1,440×2,560

9:16

JPGまたはPNG

画像広告は4配信面ともJPGまたはPNGで共通だが、推奨アスペクト比はフィードの4:5とストーリーズ・リールの9:16に分かれる。動画広告は同じ「フィード」でもFacebookとInstagramで推奨が異なるため注意したい。

配信面

推奨解像度(px)

推奨アスペクト比

ファイル形式

Facebookフィード

1,440×1,800

4:5

MP4、MOV、GIF

Instagramフィード

1,080×1,920

9:16

MP4、MOV、GIF

Instagramストーリーズ

1,440×2,560

9:16

MP4、MOV、GIF

Instagramリール

1,440×2,560

9:16

MP4、MOV

Facebookフィードの動画は画像と同じ4:5が推奨サイズである一方、Instagramフィードの動画は9:16(1,080×1,920px)が推奨されている。同じ「フィード」という名称でも、媒体・画像動画の組み合わせによって推奨が一致しない配信面がある点は入稿前に確認しておきたい。

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ストーリーズとリールは画面いっぱいに表示されるフルスクリーン配信面で、上部にプロフィールアイコンやアカウント名、下部にCTAボタンや返信欄などのUIが重なる。この重なりを避けて重要な要素を配置するための余白がセーフゾーン(セーフティーゾーンとも呼ばれる)だ。

公式が定める%規定(ストーリーズ・リールを個別に確認)

Meta公式のads-guideでは、Instagramストーリーズの画像・動画それぞれの仕様ページに「アセットの最上部から約14%、最下部から約35%、両サイド各約6%の範囲にはテキストやロゴなどの重要なクリエイティブ要素を配置しないこと」という記載がある。Instagramリールの画像・動画それぞれの仕様ページにも同じ「上部14%・下部35%・両サイド各6%」という規定が個別に記載されている。ストーリーズとリールを別々に確認した結果、両配信面の%規定は現時点で同一だった。

なお、Instagramフィード(画像・動画とも)の公式仕様ページには、セーフゾーンの%規定にあたる記載は見当たらない。フィードはフルスクリーン表示ではなくUIとの重なりが構造的に生じにくいため、セーフゾーンという考え方自体がストーリーズ・リール固有の設計ルールだと理解しておくとよい。

1,080×1,920pxと1,440×2,560pxのpx換算早見表

公式規定はあくまで%表記のため、実制作で使いやすいようpx換算した早見表を用意した。以下は%規定から計算した参考値であり、Meta公式が直接pxで公表している数値ではない点に注意してほしい。

キャンバスサイズ

上部(14%)

下部(35%)

左右各(6%)

1,080×1,920px

約269px

約672px

約65px

1,440×2,560px(現行推奨解像度)

約358px

約896px

約86px

たとえば1,080×1,920pxのキャンバスなら、上下の余白を除いた中央の安全エリアはおおよそ979px分の高さになる。ロゴやキャッチコピー、CTAテキストなど見せたい要素はこの中央エリアに収めるのが基本だ。

セーフゾーンを踏まえたレイアウト設計の考え方

  • 上部14%の帯: プロフィールアイコン・アカウント名・「Sponsored」表記が重なるため、ロゴやキャッチコピーの先頭を置かない

  • 下部35%の帯: CTAボタン・キャプション・返信欄が重なるため、価格や限定情報などの重要文言を置かない

  • 左右各6%の帯: 端末やUIのバリエーションによる余白のため、文字やロゴを画面端に寄せすぎない

  • 中央エリア: 商品・サービスの訴求、ブランドロゴ、キーメッセージなど最も見せたい要素を配置する

ストーリーズ広告のレイアウト設計例。上部・下部にセーフゾーンの余白を確保し、中央エリアにメインコンテンツを配置することで、UI重複を回避できる。

ストーリーズ広告のレイアウト設計例。上部・下部にセーフゾーンの余白を確保し、中央エリアにメインコンテンツを配置することで、UI重複を回避できる。

広告マネージャのプレビューで確認する手順

px早見表はあくまで目安であり、実際の表示は端末やOSのUIバージョンによって多少変動する。入稿前には広告マネージャの「プレビュー」機能で、ストーリーズ・リールそれぞれの実際の見え方を配信面ごとに確認する工程を必ず挟みたい。プレビュー上で文字やロゴがUIと重なっていないかを目視し、必要に応じて素材の余白を調整する。

画像広告の入稿規定

画像広告の入稿規定は配信面によって最小解像度とアスペクト比の許容範囲が異なる。ファイル形式(JPGまたはPNG)と最大ファイルサイズ(30MB)は4配信面で共通だ。

配信面

最小解像度

アスペクト比の許容範囲

許容誤差

Facebookフィード

幅600px・高さ750px(4:5時)

記載なし(推奨4:5のみ)

3%

Instagramフィード

幅500px

4:5〜1.91:1

1%

Instagramストーリーズ

幅500px

記載なし(推奨9:16のみ)

1%

Instagramリール

幅500px

記載なし(推奨9:16のみ)

1%

Instagramフィードの画像広告は、公式ページ上でアスペクト比の許容範囲が4:5(400:500)から1.91:1(191:100)までと明記されている。フィード配信では正方形の1:1もこの範囲に収まるため引き続き利用でき、横長・縦長どちらの素材でも入稿自体は可能だ。

画像内のテキスト量については、現在確認できる4配信面のいずれの仕様ページにも文字数や面積による制限の記載はない。テキスト量による配信制限(いわゆる20%ルール)は2020年9月に撤廃されたと広く報じられており、現行の公式ページにも該当する制限の記載はない。ただしテキストが多いクリエイティブは視認性が下がりやすいため、テキストは少なめに抑えておくのが無難だ。

動画広告の入稿規定

動画広告はファイル形式・最大ファイルサイズに加えて、配信面ごとに許容される動画の長さが大きく異なる。最大ファイルサイズは4配信面とも4GBで共通だ。

配信面

最小解像度

ファイル形式

動画の長さ

Facebookフィード

120×120px

MP4、MOV、GIF

1秒〜241分

Instagramフィード

幅250px

MP4、MOV、GIF

1秒〜60分

Instagramストーリーズ

幅250px

MP4、MOV、GIF

1秒〜60分

Instagramリール

幅250px(30秒未満)・幅500px(30秒以上)

MP4、MOV

0秒〜15分

同じ「フィード」でもFacebookフィードは最大241分まで、Instagramフィードは最大60分までと上限が異なる。リールはほかの配信面よりも上限が短く、最大15分だ。実際の配信では上限いっぱいの長尺よりも短尺のほうが完視聴されやすい傾向があるため、特にストーリーズ・リールでは数十秒程度にまとめる運用が一般的だ。

音声はいずれの配信面でも必須ではなく「任意だが使用を推奨」という位置づけになっている。フィードは無音再生から視聴が始まることが多いため冒頭の字幕設計が有効で、ストーリーズ・リールは音声ありでの視聴が前提になりやすいためBGMや効果音を活用しやすい。

やってはいけないサイズ設定の典型的な失敗

Meta広告のサイズ設定でつまずきやすいポイントは、解像度不足・セーフゾーン無視・配信面を絞らない一括入稿の3つに集約される。

解像度不足によるアップロードエラーや画質劣化

配信面ごとの最小解像度(画像はFacebookフィードで幅600px・高さ750px、Instagramの各配信面で幅500px、動画は配信面によって120px〜500px)を下回る素材は、広告マネージャへのアップロード時にエラーになるか、拡大表示によって画質が劣化する。低解像度の元画像を無理に引き伸ばす、JPEGを過度に圧縮するといった作業は避けたい。

セーフゾーンを無視した配置による情報欠落

ストーリーズ・リールでは、商品名やCTAが画面上下のUIと重なることで意図した訴求が届かなくなるケースがある。セーフゾーンの%規定を守らずに制作し、配信開始後に文字が見切れていることに気づく失敗は少なくない。入稿前の広告マネージャプレビューでの確認が最も確実な防止策だ。

配信面を絞らない一括入稿による表示崩れ

複数の配信面に同一のアスペクト比のクリエイティブをそのまま一括配信すると、Meta側で自動トリミングがかかり、意図しない範囲が表示されることがある。フィード用の4:5素材をストーリーズにもそのまま流用するといった運用は避け、配信面ごとに推奨サイズへ合わせた素材を用意するのが基本だ。

配信面別のサイズ戦略と効果測定

配信面ごとに推奨アスペクト比が異なる以上、まず用意すべきはフィード用の4:5、ストーリーズ・リール用の9:16という、各配信面の推奨サイズに合わせた素材だ。予算が限られる場合は、この2パターンから始めて配信データを見ながら追加制作するのが現実的な進め方になる。

フィード特化のサイズ選択

Facebookフィードはじっくり閲覧される傾向があり、情報量の多いクリエイティブとの相性が良い。Instagramフィードはモバイル中心の視聴が多く、画面占有率の高い4:5が扱いやすい。デバイス別の配信比率を確認したうえで、デスクトップ比率が高ければ横長、モバイル比率が高ければ縦長寄りの素材を検討するとよい。

ストーリーズ・リール向け縦型設計

ストーリーズ・リールは短時間で視聴されるため、瞬間的に伝わるシンプルなデザインが効果的だ。前述のセーフゾーンを踏まえ、上部・下部を避けて中央エリアに商品やサービスを訴求する構成が基本になる。

配信面×サイズの成果分析手順

  1. フィード用・ストーリーズ/リール用それぞれの推奨サイズで初期配信を行う

  2. 配信面別のCTR・CVR・CPAを比較する

  3. 成果上位の配信面に特化したサイズ・訴求を追加制作する

  4. 同一配信面内でクリエイティブのA/Bテストを行う

  5. 最適な組み合わせに予算を寄せる

分析項目

確認方法

改善判断基準

サイズ別CTR

クリエイティブレポート

十分なデータ量で有意差があるか確認

配信面別リーチ

配信面レポート

想定配分から大きく乖離していれば調整

デバイス別表示

デバイスレポート

デスクトップ比率が高ければ横型を検討

頻度との相関

カスタムレポート

頻度上昇とともにCTRが下がれば追加素材を検討

Looker Studio広告レポートの設計テンプレを使えば、配信面別・サイズ別の集計を自動化できる。手動集計にかかる工数を、追加素材の企画や改善施策の検討に回しやすくなる。

サイズ規定に沿って作る前に、競合がどのフォーマットで配信しているかをMeta広告ライブラリの使い方と競合広告の調べ方で確認しておくと制作の無駄が減ります。

よくある質問

Meta広告で一番効果的なサイズは何ですか?

配信面によって異なる。フィードでは4:5(1,440×1,800px)、ストーリーズ・リールでは9:16(1,440×2,560px)がMeta公式の現行推奨だ。全配信面に1パターンで出稿するなら1:1も使えるが、各配信面の第一推奨ではないため、可能なら配信面ごとに推奨サイズの素材を分けたい。

1:1(正方形)はもう使えないのですか?

使える。Instagramフィードの公式ページでは4:5〜1.91:1のアスペクト比が許容範囲として明記されており、1:1もこの範囲に含まれる。ただし現行の第一推奨は4:5であり、1:1は複数配信面に汎用的に使える比率という位置づけになっている。

セーフゾーンは何%ですか?計算方法も知りたいです。

Instagramストーリーズ・リールとも、公式ページ上で上部約14%・下部約35%・左右各約6%と規定されている。px換算はキャンバスの高さ×14%(上部)・高さ×35%(下部)・幅×6%(左右各)で計算できる。1,080×1,920pxなら上部約269px・下部約672px・左右各約65pxが目安になる。

画像内テキストの20%ルールはまだありますか?

現行の公式仕様ページにはテキスト量による配信制限の記載はない。Metaは2020年9月にこのルールを撤廃したと報じられている。ルール自体はなくなったが、テキストが多いクリエイティブは視認性が下がりやすいため、テキスト量は少なめに抑えておくのが無難だ。

動画広告の長さはどれくらいが良いですか?

上限は配信面によって異なり、Facebookフィードは最大241分、Instagramフィードとストーリーズは最大60分、リールは最大15分となっている。上限まで使う必要はなく、短尺のほうが完視聴されやすい傾向があるため、特にストーリーズ・リールでは数十秒程度を目安に構成するとよい。

まとめ

2026年8月時点のMeta公式ads-guideに基づくと、Meta広告のサイズ基準はフィードが4:5(1,440×1,800px)、ストーリーズ・リールが9:16(1,440×2,560px)である。かつての1:1中心の考え方からは変わっているため、既存の入稿素材を使い回している場合は現行の推奨サイズに合わせた見直しが必要だ。

特にストーリーズ・リールでは、上部14%・下部35%・左右各6%のセーフゾーンを踏まえたレイアウト設計が成果に直結する。px換算表を目安にしながら、最終的には広告マネージャのプレビューで実際の見え方を確認する工程を欠かさないようにしたい。

Meta広告の仕様は今後も更新される可能性がある。配信直前には該当配信面の公式ads-guideページで最新の数値を確認する習慣をつけておくと安心だ。

あわせて読みたい: 入稿後のキャンペーン管理と配信設定は「Meta広告マネージャの使い方」で解説しています。

入稿サイズとあわせて、配信成果の計測に必要なタグの設置は「Metaピクセルとは」で解説しています。

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