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Amazonスポンサーブランド広告とは?種類・掲載面・費用と設定手順

Amazonスポンサーブランド広告とは?種類・掲載面・費用と設定手順

Amazonスポンサーブランド広告は、ロゴや画像、動画でブランドと商品を紹介する広告です。個々の商品への集客に加え、商品ラインアップやブランドの特徴を伝えられます。スポンサープロダクト広告を使い、次にブランド全体への関心を広げたい担当者が検討する選択肢です。

始める際は、利用資格と誘導先を確認し、広告の目的を決めます。売上だけでなく、新規ブランド顧客の獲得も評価の対象になります。本記事では、公式資料をもとに掲載面から設定・運用までを整理します。広告全体の位置づけは、Amazon広告の種類と費用も参照してください。

Amazonスポンサーブランド広告とは

Amazon Adsは、スポンサーブランド広告をブランドの発見を支援する広告と説明しています。ブランドロゴや見出しを使い、画像・動画・複数商品を組み合わせて訴求します。誘導先には、ブランドストアや商品詳細ページなどがあります。Amazon Adsの製品説明で、その位置づけを確認できます。

運用を考える際は、「何を知ってほしいか」と「どこで比較してほしいか」を先に決めましょう。商品の使用方法を伝えるのか、シリーズ全体を見せるのかで、選ぶ素材と誘導先が変わります。複数商品を扱うメーカーや、ブランドストアを活用したいEC事業者に関係する広告です。

掲載場所と広告フォーマット

検索結果・商品詳細ページ・トップページに掲載

公式FAQには、検索結果の上部とページ内、商品詳細ページへの掲載が記載されています。トップページに表示される場合もあり、デスクトップとモバイルに対応しています。広告を作れば、すべての掲載面に必ず表示されるという意味ではありません。掲載場所に関する公式FAQを確認しましょう。

3つの広告フォーマット

フォーマット

紹介する内容

誘導先・準備するもの

商品コレクション

関連する複数商品をまとめて紹介

ブランドストアなどに誘導。掲載商品やブランドロゴを用意

ストアスポットライト

ブランドストアのサブページを最大3つ紹介

固有の商品を載せたサブページが3つ以上必要

動画

自動再生動画で商品やブランドを紹介

目標に応じてブランドストアや商品詳細ページに誘導

公式FAQでは上記の3名称を使用しています。総合ガイドでは「ブランドストアスポットライト」とも表記されています。サブページの画像・ラベル・見出しを整え、ストア内の品ぞろえを伝える形式です。

コレクションの公式ガイドでは「スポンサーブランド広告コレクション」と呼んでいます。マニュアルコレクションでは、関連商品を3~10点選びます。動画の公式ガイドでは、選んだ目標によって誘導先がブランドストアに限られる場合も説明されています。

利用できる条件

出品者が利用するには、大口出品用アカウントとAmazonブランド登録が必要です。公式FAQでは、広告を掲載するマーケットプレイスのすべての住所に発送できることも条件です。また、対象カテゴリーで新品を出品できる必要があります。ベンダーや代理店、書籍の取引企業、KDP著者も利用対象として案内されています。利用資格の公式説明を参照してください。

日本の出品サービスは、小口出品プランではスポンサー広告を出稿できないと説明しています。スポンサーブランド広告では、広告対象商品がおすすめ出品になっていなくても表示されます。広告ごとの条件を混同しないようにしましょう。Amazon出品サービスの確認事項が参考になります。

商標や申請に関する条件は、Amazonブランド登録の条件と申請手順で確認してください。ここでは、広告を作成する前に登録状況を確かめておきます。

課金方式と費用の考え方

CPCとvCPMは支払いの基準が異なる

  • CPC(クリック課金):広告がクリックされるたびに費用が発生します。

  • vCPM:ビューアブルインプレッション、つまり視認可能な広告表示1,000回を単位に課金されます。

公式製品ページでは、ページ訪問の促進にCPC、ブランドインプレッションシェアの拡大にvCPMを案内しています。CPC・vCPMのキャンペーンに最低出稿料金はありません。別枠の「リザーブ・シェア・オブ・ボイス」は前払いの固定価格です。こちらには最低支出額の約束が必要なため、区別します。公式の料金説明に基づく整理です。

推奨予算と必須の最低料金を分ける

公式ガイドは「1日あたり10ドル以上の予算を設定することをおすすめします。」と記載しています。これは推奨であり、必須の最低料金ではありません。金額は公式の表記どおりドルで、円への換算値ではありません。予算設定の公式ガイドを参照してください。

同ガイドでは、1日の予算は月を通じた1日平均の金額と説明されています。特定の日には、設定した1日の予算を超える可能性があります。予算管理では日々の消化額に加え、月間の支出も確認しましょう。入札額を決める際は、自社の利益率と広告の目的を踏まえます。

スポンサープロダクト・スポンサーディスプレイとの違い

現在の公式ページでは、スポンサーディスプレイ広告は「ディスプレイ広告」に名称変更されています。下表は、日本の出品者が使うスポンサー広告としての比較です。名称変更の公式案内も確認してください。

比較項目

スポンサープロダクト広告

スポンサーブランド広告

スポンサーディスプレイ広告

訴求対象

個々の出品商品

ブランドと商品ラインアップ

商品やブランド

掲載面

検索結果・商品詳細ページなど

検索結果・商品詳細ページ・場合によりトップページ

Amazon内、外部のサイトやアプリ

課金

CPC

通常の運用ではCPC・vCPM

CPC・vCPM

必要条件(出品者)

大口出品。対象商品がおすすめ出品の掲載対象

大口出品・Amazonブランド登録。広告対象商品の要件を満たす

大口出品・Amazonブランド登録。対象商品がおすすめ出品の掲載対象

向いている目的

個々の商品の発見・購入促進

ブランド認知・商品群やストアへの誘導

関連性の高いオーディエンスへのリーチ・購入検討の促進

比較は、スポンサープロダクト広告の公式説明、日本のスポンサー広告の利用条件、ディスプレイ広告の公式説明に基づきます。

使い分けの目安として、個別商品の購入を促すならスポンサープロダクト広告を軸にします。品ぞろえやブランドの特徴も伝えたいなら、スポンサーブランド広告を検討します。既存のスポンサープロダクト広告で反応のある検索語句を、追加施策の仮説づくりに使う方法もあります。

スポンサーブランド広告の設定手順

以下は、公式ガイドの作成手順を、準備する項目ごとに整理したものです。予算はキャンペーンの基本設定でも入力します。設定項目は、選択した目標やフォーマットに合わせて確認してください。

1. キャンペーンを作成する

広告コンソールにサインインし、「キャンペーンを作成する」を選びます。広告タイプを「スポンサーブランド広告」にして、名前・開始日・終了日などを設定します。ページへの集客か、ブランドの露出拡大かを考え、キャンペーン目標を選びます。

2. 広告フォーマットを選ぶ

商品コレクション、ストアスポットライト、動画から目的に合う形式を選びます。運用上は、まず伝えたい内容に合う1形式から検証すると整理しやすくなります。コレクションには、Amazonが商品を選ぶオートと、広告主が選ぶマニュアルがあります。

3. 商品とブランドストアを選ぶ

ランディングページと広告に載せる商品を選びます。ストアスポットライトでは、紹介するサブページを確認します。広告で伝える商品群と、クリック後に見える内容を合わせましょう。見出しで紹介した商品を、遷移先で探し直す状態にしないことが大切です。

4. キーワード・商品ターゲティングを設定する

キーワードターゲティングは、商品を探す際の検索語句を想定して設定します。部分一致・フレーズ一致・完全一致を選べます。商品ターゲティングでは、カテゴリーや特定の商品を指定します。コレクションのオートはキーワードに対応します。マニュアルはキーワードか商品ターゲティングを選べます。形式別のターゲティング条件を確認してください。

5. 入札額と予算を確認する

課金方式を確認し、入札額と予算を設定します。推奨入札額が表示される場合は、検討材料として使えます。運用担当者は、目的ごとの予算配分と、見直す条件を開始前に決めておきましょう。

6. クリエイティブを準備する

ブランド名・ロゴを確認し、形式に応じて見出しや画像・動画を用意します。見出しを設定できる形式では、商品の特徴を短く伝えます。ロゴは使用権のあるものを使い、広告の主張を遷移先と一致させます。公式の審査ガイドで、文字や画像の内容も点検してください。

動画の公式仕様は、長さ6~45秒(20秒以下が推奨)、ファイル容量500MB以下、形式は.MP4または.MOVです。アスペクト比は16:9で、解像度は1280×720・1920×1080・3840×2160ピクセルのいずれかです。初期状態では音声なしで再生されるため、字幕や映像でも内容が伝わるようにします。スポンサーブランド動画広告の仕様で確認できます。

静止画の寸法や見出しの文字数は、フォーマットと掲載面ごとに決まっています。入稿前に、広告コンソールに表示される要件と公式ヘルプで、対象フォーマットの現行の数値を確認してください。

7. 審査に送信する

表示内容やリンク先を確認し、審査に送信します。却下された場合は、通知された理由に沿って修正・再提出します。配信開始までに修正が必要になることも考え、素材の準備に余裕を持たせましょう。

運用で見る指標と改善の考え方

ACoS・ROASで売上に対する費用を見る

ACoSとROASは、広告費と広告に紐づく売上の関係を表す指標です。Amazon Adsの計算式では、次のように整理できます。

  • ACoS(%)=広告費÷広告経由の売上×100

  • ROAS(倍率)=広告経由の売上÷広告費

運用上は、同じ集計期間と売上の計上条件で比較します。広告経由の売上がない場合は、ACoSだけで判断せず、費用とクリック数も確認します。目標値を考える際は、ACoSの計算と見方も参考にしてください。

新規ブランド顧客の注文・売上も確認する

新規ブランド顧客は、公式資料では「ブランド新規顧客」と表記されます。過去12か月にAmazonでそのブランドの商品を購入していない顧客を指します。生涯で初めて購入した人だけを示す定義ではありません。公式の新規顧客に関する説明で確認できます。

スポンサーブランド広告では、新規顧客による注文数・売上と、それぞれの割合を確認できます。新規顧客の獲得が目的なら、ACoSやROASと併せて評価します。割合の変化を見るときは、注文数そのものが増えたかも確認しましょう。公式製品ページの指標説明が参考になります。

検索語句から改善する項目を決める

公式ガイドは、検索ワードレポートでクリックと売上につながる検索語句を確認するよう勧めています。目標に合わない検索への配信を抑えるには、除外ターゲティングを使います。公式の運用上の推奨事項に沿って見直しましょう。

実務では、ブランド名を含む検索と、一般的な商品名の検索を分けて見ます。関連性が低い語句は、ネガティブキーワードの候補です。表示はあるのにクリックが少ない場合は、訴求や商品の組み合わせを確認します。クリック後に売れない場合は、検索意図と遷移先の内容を点検します。変更内容を記録し、一度に変える要素を絞って比較しましょう。

CascadeでAmazon広告を運用する

Cascadeの「広告出稿」はBusinessプランの機能です。連携済みのAmazon広告で、スポンサープロダクト広告・スポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告を作成できます。通常ウィザードでのスポンサープロダクト広告・スポンサーディスプレイ広告の作成は、ベンダーアカウントに限られます。セラーアカウントでは、スポンサーブランド広告か「ASINを選ぶだけ」出稿を利用します。詳細は広告出稿のヘルプに記載されています。

ウィザードでは、媒体と目的・タイプ、基本情報、予算・入札戦略を設定します。広告グループとクリエイティブを用意し、プレビューから作成へ進みます。遷移先URLを入力すると、AIが見出し・説明文・キーワード・キャンペーン名を下書きします。素材は画像生成・動画生成で作ったものやライブラリーから選べます。必要な枚数・比率は画面に表示され、条件を満たさない場合は送信前に止まります。広告表現チェックの承認フローを有効にした場合は、承認後に出稿できます。

出稿後も、予算・入札戦略・ステータスや広告文、素材、ターゲティングを編集できます。配信状況の確認、審査落ちの検知と修正提案にも対応します。目標ACoSに基づく日次の入札額の自動最適化は、スポンサープロダクト広告が対象です。利用にはBusinessプランと同広告の連携が必要です。適用範囲はAmazon広告の入札額の自動最適化で確認してください。

よくある質問

スポンサーブランド広告は誰でも使えますか?

出品者の場合、大口出品用アカウントとAmazonブランド登録が必要です。発送範囲や対象商品の条件もあります。ベンダーや代理店なども利用対象ですが、それぞれの利用資格を確認してください。

スポンサーブランド広告の費用はいくらからですか?

CPC・vCPMのキャンペーンには、最低出稿料金がありません。公式ガイドの1日あたり10ドル以上は推奨予算です。固定価格のリザーブ・シェア・オブ・ボイスは別条件です。

スポンサープロダクト広告とどちらを先に始めるべきですか?

個別商品の販売を検証したい場合は、スポンサープロダクト広告から始める考え方があります。ブランドやシリーズ全体を伝えたい場合は、スポンサーブランド広告を検討します。順番を固定せず、目的と準備できる素材で判断しましょう。

動画広告にはどんな素材が必要ですか?

商品やブランドを伝える動画を用意します。公式仕様では6~45秒、500MB以下の.MP4または.MOVです。音声なしでも特徴が分かる内容にし、入稿前に仕様を確認してください。

スポンサーブランド広告の効果はどう測りますか?

ACoS・ROASに加え、新規ブランド顧客による注文・売上を確認します。検索ワードレポートでは、どの検索語句がクリックや売上につながったかを見ます。目的ごとに判断する指標を決め、変更前後を比較してください。

まとめ

スポンサーブランド広告は、ブランドや複数商品の特徴を伝え、ストアや商品詳細ページへ誘導する広告です。利用資格と目的を確認し、フォーマット・誘導先・課金方式を選びます。素材の要件と広告審査を確認したうえで配信を始めましょう。運用ではACoSやROASだけでなく、新規ブランド顧客と検索語句を見て改善を進めます。

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マーケティングをもっと自由に

媒体を横断した効果測定も、日々の改善も、レポート作成も。
これまでバラバラだった広告運用を、Cascadeがひとつに繋げます。

ブログ記事

Amazonスポンサーブランド広告とは?種類・掲載面・費用と設定手順

目次

Amazonスポンサーブランド広告とは?種類・掲載面・費用と設定手順
Amazonスポンサーブランド広告とは?種類・掲載面・費用と設定手順

Amazonスポンサーブランド広告は、ロゴや画像、動画でブランドと商品を紹介する広告です。個々の商品への集客に加え、商品ラインアップやブランドの特徴を伝えられます。スポンサープロダクト広告を使い、次にブランド全体への関心を広げたい担当者が検討する選択肢です。

始める際は、利用資格と誘導先を確認し、広告の目的を決めます。売上だけでなく、新規ブランド顧客の獲得も評価の対象になります。本記事では、公式資料をもとに掲載面から設定・運用までを整理します。広告全体の位置づけは、Amazon広告の種類と費用も参照してください。

Amazonスポンサーブランド広告とは

Amazon Adsは、スポンサーブランド広告をブランドの発見を支援する広告と説明しています。ブランドロゴや見出しを使い、画像・動画・複数商品を組み合わせて訴求します。誘導先には、ブランドストアや商品詳細ページなどがあります。Amazon Adsの製品説明で、その位置づけを確認できます。

運用を考える際は、「何を知ってほしいか」と「どこで比較してほしいか」を先に決めましょう。商品の使用方法を伝えるのか、シリーズ全体を見せるのかで、選ぶ素材と誘導先が変わります。複数商品を扱うメーカーや、ブランドストアを活用したいEC事業者に関係する広告です。

掲載場所と広告フォーマット

検索結果・商品詳細ページ・トップページに掲載

公式FAQには、検索結果の上部とページ内、商品詳細ページへの掲載が記載されています。トップページに表示される場合もあり、デスクトップとモバイルに対応しています。広告を作れば、すべての掲載面に必ず表示されるという意味ではありません。掲載場所に関する公式FAQを確認しましょう。

3つの広告フォーマット

フォーマット

紹介する内容

誘導先・準備するもの

商品コレクション

関連する複数商品をまとめて紹介

ブランドストアなどに誘導。掲載商品やブランドロゴを用意

ストアスポットライト

ブランドストアのサブページを最大3つ紹介

固有の商品を載せたサブページが3つ以上必要

動画

自動再生動画で商品やブランドを紹介

目標に応じてブランドストアや商品詳細ページに誘導

公式FAQでは上記の3名称を使用しています。総合ガイドでは「ブランドストアスポットライト」とも表記されています。サブページの画像・ラベル・見出しを整え、ストア内の品ぞろえを伝える形式です。

コレクションの公式ガイドでは「スポンサーブランド広告コレクション」と呼んでいます。マニュアルコレクションでは、関連商品を3~10点選びます。動画の公式ガイドでは、選んだ目標によって誘導先がブランドストアに限られる場合も説明されています。

利用できる条件

出品者が利用するには、大口出品用アカウントとAmazonブランド登録が必要です。公式FAQでは、広告を掲載するマーケットプレイスのすべての住所に発送できることも条件です。また、対象カテゴリーで新品を出品できる必要があります。ベンダーや代理店、書籍の取引企業、KDP著者も利用対象として案内されています。利用資格の公式説明を参照してください。

日本の出品サービスは、小口出品プランではスポンサー広告を出稿できないと説明しています。スポンサーブランド広告では、広告対象商品がおすすめ出品になっていなくても表示されます。広告ごとの条件を混同しないようにしましょう。Amazon出品サービスの確認事項が参考になります。

商標や申請に関する条件は、Amazonブランド登録の条件と申請手順で確認してください。ここでは、広告を作成する前に登録状況を確かめておきます。

課金方式と費用の考え方

CPCとvCPMは支払いの基準が異なる

  • CPC(クリック課金):広告がクリックされるたびに費用が発生します。

  • vCPM:ビューアブルインプレッション、つまり視認可能な広告表示1,000回を単位に課金されます。

公式製品ページでは、ページ訪問の促進にCPC、ブランドインプレッションシェアの拡大にvCPMを案内しています。CPC・vCPMのキャンペーンに最低出稿料金はありません。別枠の「リザーブ・シェア・オブ・ボイス」は前払いの固定価格です。こちらには最低支出額の約束が必要なため、区別します。公式の料金説明に基づく整理です。

推奨予算と必須の最低料金を分ける

公式ガイドは「1日あたり10ドル以上の予算を設定することをおすすめします。」と記載しています。これは推奨であり、必須の最低料金ではありません。金額は公式の表記どおりドルで、円への換算値ではありません。予算設定の公式ガイドを参照してください。

同ガイドでは、1日の予算は月を通じた1日平均の金額と説明されています。特定の日には、設定した1日の予算を超える可能性があります。予算管理では日々の消化額に加え、月間の支出も確認しましょう。入札額を決める際は、自社の利益率と広告の目的を踏まえます。

スポンサープロダクト・スポンサーディスプレイとの違い

現在の公式ページでは、スポンサーディスプレイ広告は「ディスプレイ広告」に名称変更されています。下表は、日本の出品者が使うスポンサー広告としての比較です。名称変更の公式案内も確認してください。

比較項目

スポンサープロダクト広告

スポンサーブランド広告

スポンサーディスプレイ広告

訴求対象

個々の出品商品

ブランドと商品ラインアップ

商品やブランド

掲載面

検索結果・商品詳細ページなど

検索結果・商品詳細ページ・場合によりトップページ

Amazon内、外部のサイトやアプリ

課金

CPC

通常の運用ではCPC・vCPM

CPC・vCPM

必要条件(出品者)

大口出品。対象商品がおすすめ出品の掲載対象

大口出品・Amazonブランド登録。広告対象商品の要件を満たす

大口出品・Amazonブランド登録。対象商品がおすすめ出品の掲載対象

向いている目的

個々の商品の発見・購入促進

ブランド認知・商品群やストアへの誘導

関連性の高いオーディエンスへのリーチ・購入検討の促進

比較は、スポンサープロダクト広告の公式説明、日本のスポンサー広告の利用条件、ディスプレイ広告の公式説明に基づきます。

使い分けの目安として、個別商品の購入を促すならスポンサープロダクト広告を軸にします。品ぞろえやブランドの特徴も伝えたいなら、スポンサーブランド広告を検討します。既存のスポンサープロダクト広告で反応のある検索語句を、追加施策の仮説づくりに使う方法もあります。

スポンサーブランド広告の設定手順

以下は、公式ガイドの作成手順を、準備する項目ごとに整理したものです。予算はキャンペーンの基本設定でも入力します。設定項目は、選択した目標やフォーマットに合わせて確認してください。

1. キャンペーンを作成する

広告コンソールにサインインし、「キャンペーンを作成する」を選びます。広告タイプを「スポンサーブランド広告」にして、名前・開始日・終了日などを設定します。ページへの集客か、ブランドの露出拡大かを考え、キャンペーン目標を選びます。

2. 広告フォーマットを選ぶ

商品コレクション、ストアスポットライト、動画から目的に合う形式を選びます。運用上は、まず伝えたい内容に合う1形式から検証すると整理しやすくなります。コレクションには、Amazonが商品を選ぶオートと、広告主が選ぶマニュアルがあります。

3. 商品とブランドストアを選ぶ

ランディングページと広告に載せる商品を選びます。ストアスポットライトでは、紹介するサブページを確認します。広告で伝える商品群と、クリック後に見える内容を合わせましょう。見出しで紹介した商品を、遷移先で探し直す状態にしないことが大切です。

4. キーワード・商品ターゲティングを設定する

キーワードターゲティングは、商品を探す際の検索語句を想定して設定します。部分一致・フレーズ一致・完全一致を選べます。商品ターゲティングでは、カテゴリーや特定の商品を指定します。コレクションのオートはキーワードに対応します。マニュアルはキーワードか商品ターゲティングを選べます。形式別のターゲティング条件を確認してください。

5. 入札額と予算を確認する

課金方式を確認し、入札額と予算を設定します。推奨入札額が表示される場合は、検討材料として使えます。運用担当者は、目的ごとの予算配分と、見直す条件を開始前に決めておきましょう。

6. クリエイティブを準備する

ブランド名・ロゴを確認し、形式に応じて見出しや画像・動画を用意します。見出しを設定できる形式では、商品の特徴を短く伝えます。ロゴは使用権のあるものを使い、広告の主張を遷移先と一致させます。公式の審査ガイドで、文字や画像の内容も点検してください。

動画の公式仕様は、長さ6~45秒(20秒以下が推奨)、ファイル容量500MB以下、形式は.MP4または.MOVです。アスペクト比は16:9で、解像度は1280×720・1920×1080・3840×2160ピクセルのいずれかです。初期状態では音声なしで再生されるため、字幕や映像でも内容が伝わるようにします。スポンサーブランド動画広告の仕様で確認できます。

静止画の寸法や見出しの文字数は、フォーマットと掲載面ごとに決まっています。入稿前に、広告コンソールに表示される要件と公式ヘルプで、対象フォーマットの現行の数値を確認してください。

7. 審査に送信する

表示内容やリンク先を確認し、審査に送信します。却下された場合は、通知された理由に沿って修正・再提出します。配信開始までに修正が必要になることも考え、素材の準備に余裕を持たせましょう。

運用で見る指標と改善の考え方

ACoS・ROASで売上に対する費用を見る

ACoSとROASは、広告費と広告に紐づく売上の関係を表す指標です。Amazon Adsの計算式では、次のように整理できます。

  • ACoS(%)=広告費÷広告経由の売上×100

  • ROAS(倍率)=広告経由の売上÷広告費

運用上は、同じ集計期間と売上の計上条件で比較します。広告経由の売上がない場合は、ACoSだけで判断せず、費用とクリック数も確認します。目標値を考える際は、ACoSの計算と見方も参考にしてください。

新規ブランド顧客の注文・売上も確認する

新規ブランド顧客は、公式資料では「ブランド新規顧客」と表記されます。過去12か月にAmazonでそのブランドの商品を購入していない顧客を指します。生涯で初めて購入した人だけを示す定義ではありません。公式の新規顧客に関する説明で確認できます。

スポンサーブランド広告では、新規顧客による注文数・売上と、それぞれの割合を確認できます。新規顧客の獲得が目的なら、ACoSやROASと併せて評価します。割合の変化を見るときは、注文数そのものが増えたかも確認しましょう。公式製品ページの指標説明が参考になります。

検索語句から改善する項目を決める

公式ガイドは、検索ワードレポートでクリックと売上につながる検索語句を確認するよう勧めています。目標に合わない検索への配信を抑えるには、除外ターゲティングを使います。公式の運用上の推奨事項に沿って見直しましょう。

実務では、ブランド名を含む検索と、一般的な商品名の検索を分けて見ます。関連性が低い語句は、ネガティブキーワードの候補です。表示はあるのにクリックが少ない場合は、訴求や商品の組み合わせを確認します。クリック後に売れない場合は、検索意図と遷移先の内容を点検します。変更内容を記録し、一度に変える要素を絞って比較しましょう。

CascadeでAmazon広告を運用する

Cascadeの「広告出稿」はBusinessプランの機能です。連携済みのAmazon広告で、スポンサープロダクト広告・スポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告を作成できます。通常ウィザードでのスポンサープロダクト広告・スポンサーディスプレイ広告の作成は、ベンダーアカウントに限られます。セラーアカウントでは、スポンサーブランド広告か「ASINを選ぶだけ」出稿を利用します。詳細は広告出稿のヘルプに記載されています。

ウィザードでは、媒体と目的・タイプ、基本情報、予算・入札戦略を設定します。広告グループとクリエイティブを用意し、プレビューから作成へ進みます。遷移先URLを入力すると、AIが見出し・説明文・キーワード・キャンペーン名を下書きします。素材は画像生成・動画生成で作ったものやライブラリーから選べます。必要な枚数・比率は画面に表示され、条件を満たさない場合は送信前に止まります。広告表現チェックの承認フローを有効にした場合は、承認後に出稿できます。

出稿後も、予算・入札戦略・ステータスや広告文、素材、ターゲティングを編集できます。配信状況の確認、審査落ちの検知と修正提案にも対応します。目標ACoSに基づく日次の入札額の自動最適化は、スポンサープロダクト広告が対象です。利用にはBusinessプランと同広告の連携が必要です。適用範囲はAmazon広告の入札額の自動最適化で確認してください。

よくある質問

スポンサーブランド広告は誰でも使えますか?

出品者の場合、大口出品用アカウントとAmazonブランド登録が必要です。発送範囲や対象商品の条件もあります。ベンダーや代理店なども利用対象ですが、それぞれの利用資格を確認してください。

スポンサーブランド広告の費用はいくらからですか?

CPC・vCPMのキャンペーンには、最低出稿料金がありません。公式ガイドの1日あたり10ドル以上は推奨予算です。固定価格のリザーブ・シェア・オブ・ボイスは別条件です。

スポンサープロダクト広告とどちらを先に始めるべきですか?

個別商品の販売を検証したい場合は、スポンサープロダクト広告から始める考え方があります。ブランドやシリーズ全体を伝えたい場合は、スポンサーブランド広告を検討します。順番を固定せず、目的と準備できる素材で判断しましょう。

動画広告にはどんな素材が必要ですか?

商品やブランドを伝える動画を用意します。公式仕様では6~45秒、500MB以下の.MP4または.MOVです。音声なしでも特徴が分かる内容にし、入稿前に仕様を確認してください。

スポンサーブランド広告の効果はどう測りますか?

ACoS・ROASに加え、新規ブランド顧客による注文・売上を確認します。検索ワードレポートでは、どの検索語句がクリックや売上につながったかを見ます。目的ごとに判断する指標を決め、変更前後を比較してください。

まとめ

スポンサーブランド広告は、ブランドや複数商品の特徴を伝え、ストアや商品詳細ページへ誘導する広告です。利用資格と目的を確認し、フォーマット・誘導先・課金方式を選びます。素材の要件と広告審査を確認したうえで配信を始めましょう。運用ではACoSやROASだけでなく、新規ブランド顧客と検索語句を見て改善を進めます。

Cascadeで、
マーケティングをもっと自由に

媒体を横断した効果測定も、日々の改善も、レポート作成も。これまでバラバラだった広告運用を、Cascadeがひとつに繋げます。

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