ROAS・CPA・CPC・CVR計算ツール(無料・登録不要)|広告運用電卓
ROAS・CPA・CPC・CVR計算ツール(無料・登録不要)|広告運用電卓

広告運用電卓は、広告運用でよく使う8つの指標(ROAS・損益分岐ROAS・CPA・CPC・CPM・CTR・CVR・必要予算)をその場で計算できる無料の計算ツール集です。各ツールに手元の数値を入力するだけで結果が表示され、会員登録やメールアドレスの入力は必要ありません。それぞれの計算式と結果の読み方も併せて載せているので、指標の意味を確認しながら計算を進められます。
このページに用意している計算ツールは、上から順に次の8つです。
ROAS計算ツール(売上と広告費から広告費用対効果を計算)
損益分岐ROAS計算ツール(粗利率から赤字にならないROASの下限を計算)
CPA計算ツール(広告費とコンバージョン数から獲得単価を計算)
CPC計算ツール(広告費とクリック数からクリック単価を計算)
CPM計算ツール(広告費と表示回数から1,000回表示あたりの単価を計算)
CTR計算ツール(クリック数と表示回数からクリック率を計算)
CVR計算ツール(コンバージョン数とクリック数からコンバージョン率を計算)
必要予算シミュレーター(目標から必要な広告費を逆算)
このほか、ページ後半にAmazon広告向けのACOS計算ツールを、別ページに売価と原価から計算できる利益率・粗利率計算ツールを用意しています。
ROAS計算ツール
【計算ツール:roas】
ROAS(%)=広告経由の売上 ÷ 広告費 × 100
ROAS(広告費用対効果)は、投じた広告費に対してどれだけの売上を獲得できたかを示す指標です。たとえば広告費20万円で広告経由の売上が80万円なら、80万円÷20万円×100でROASは400%になります。数値が大きいほど、広告費1円あたりの売上効率が高いことを意味します。
媒体やキャンペーンをまたいだ費用対効果の比較や、予算配分の判断材料として使います。ただしROASは売上ベースの指標のため、数値が高くても利益が出ているとは限りません。利益まで踏み込んで判断するには、次の損益分岐ROASと併せて確認します。また「広告経由の売上」の範囲は計測タグやアトリビューションの設定で変わるため、媒体をまたいで比較するときは計測条件を揃えることが前提になります。指標の意味や目安の決め方はROASの計算式と目安の考え方の解説記事で詳しく説明しています。
損益分岐ROAS計算ツール
【計算ツール:breakeven-roas】
損益分岐ROAS(%)=100 ÷ 粗利率(%) × 100
損益分岐ROASは、広告の利益がちょうどゼロになるROASの水準です。たとえば粗利率が40%なら、100÷40×100で損益分岐ROASは250%になります。実際のROASがこの値を上回っていれば広告費を回収できており、下回っていれば売上は立っていても広告としては赤字です。
目標ROASの下限を決めるときの基準として使います。実際の目標ROASは、損益分岐ROASにそのまま合わせるのではなく、確保したい利益の分を上乗せした水準に置くのが一般的です。粗利率には商品原価だけでなく、決済手数料や配送料など販売にかかる費用まで含めて計算すると、損益分岐点がより実態に近づきます。損益分岐ROASから目標を逆算する手順はROASの解説記事内の損益分岐ROASの章で紹介しています。
CPA計算ツール
【計算ツール:cpa】
CPA(円)=広告費 ÷ コンバージョン数
CPA(顧客獲得単価)は、購入や問い合わせなどのコンバージョン1件を獲得するのにかかった広告費です。たとえば広告費30万円で60件のコンバージョンを獲得した場合、30万円÷60件でCPAは5,000円になります。
獲得効率の評価と、目標CPA(1件あたりいくらまで広告費を払えるか)との比較に使います。何をコンバージョンと定義するか(購入・問い合わせ・資料請求など)で数値の意味が変わるため、比較の前にCVの定義を揃えてください。目標CPAは業界平均との比較ではなく、自社の粗利や顧客獲得後の売上から逆算して決めるのが実務的です。目標CPAの決め方や改善の手順はCPAの計算方法と目標設定の解説記事で詳しく解説しています。
CPC計算ツール
【計算ツール:cpc】
CPC(円)=広告費 ÷ クリック数
CPC(クリック単価)は、広告1クリックあたりにかかった費用です。たとえば広告費10万円で2,000クリックを獲得した場合、10万円÷2,000でCPCは50円になります。
流入1件あたりのコストとして、キーワードや媒体ごとの比較に使います。式を逆に使えば「予算÷CPC=獲得できるクリック数の見込み」も計算でき、予算計画の材料になります。CPCが同じでもクリック後のCVRが違えばCPAは大きく変わるため、CPC単独で良し悪しを判断せず、CPA・CVRとセットで見るのが基本です。CPCが高くなる要因と下げ方はCPC(クリック単価)の解説記事にまとめています。
CPM計算ツール
【計算ツール:cpm】
CPM(円)=広告費 ÷ 表示回数 × 1,000
CPM(インプレッション単価)は、広告が1,000回表示されるのにかかった費用です。たとえば広告費6万円で30万回表示された場合、6万円÷30万回×1,000でCPMは200円になります。
表示回数ベースで課金されるディスプレイ広告やSNS広告で、配信面やオーディエンスごとの表示コストを比較するのに使います。同じ媒体でも配信時期やターゲティングによってCPMは変動するため、比較するときは期間や配信面の条件を揃えます。クリックに課金されるCPCとは課金の考え方そのものが異なるため、両者を直接比較しないよう注意が必要です。CPCとの違いや使い分けはCPM(インプレッション単価)の解説記事で説明しています。
CTR計算ツール
【計算ツール:ctr】
CTR(%)=クリック数 ÷ 表示回数 × 100
CTR(クリック率)は、広告が表示された回数のうち、クリックされた割合です。たとえば10万回の表示で1,500クリックなら、1,500÷10万×100でCTRは1.5%になります。
広告クリエイティブや訴求文がターゲットに響いているかを確かめる一次判断に使います。検索広告とディスプレイ広告ではクリックが起こる文脈が根本的に違うため、異なる広告種別のCTR同士を並べて比較するのは適切ではありません。またCTRが高くてもコンバージョンにつながらないケースはあるため、CTRだけで広告を評価せず、CVRやCPAと合わせて見ます。CTRを含む主要指標の全体像は広告効果測定の主要指標一覧の解説記事で整理しています。
CVR計算ツール
【計算ツール:cvr】
CVR(%)=コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100
CVR(コンバージョン率)は、広告をクリックしたユーザーのうち、コンバージョンに至った割合です。たとえば2,000クリックで40件のコンバージョンなら、40÷2,000×100でCVRは2%になります。分母をセッション数にする定義もあるため、ツールや管理画面の数値と比較するときは分母を揃えてください。
ランディングページやフォーム、流入の質を評価する指標として使います。CVRの目安は業界平均ではなく、「必要CVR(%)=CPC÷目標CPA×100」の逆算や自社の過去実績をベースラインにして考えるのが実務的です。CVRが急に下がったときは、LP改修などで計測タグが外れていないかを最初に確認します。CVRが低くなる原因と改善の手順はCVR(コンバージョン率)の解説記事で詳しく解説しています。
必要予算シミュレーター
【計算ツール:budget】
必要予算(円)=目標コンバージョン数 × 目標CPA
必要予算は、目標とする成果から広告費を逆算する計算です。たとえば月50件のコンバージョンを目標CPA8,000円で獲得したい場合、50件×8,000円で月40万円が必要予算の目安になります。目標CPAが未定の場合は、CPA=CPC÷CVR(%)×100の関係を使い、想定CPCと想定CVRから置き換えて計算できます。
新しく媒体を始めるときの予算計画や、社内で予算を通すときの根拠づくりに使えます。ここで算出されるのは目標値ベースの目安であり、実際のCPAは配信して初めて分かるため、実績が貯まったら入力値を実績値に置き換えて計算し直すのが安全です。配信開始後も、目標と実績のCPAの差分を定期的に見ながら予算を見直していきます。前提となる目標CPAの決め方はCPAの目標設定の解説記事を参考にしてください。
8指標の使い分け早見表
8つの指標がそれぞれ何を測り、どんな場面で使うのかを一覧にまとめました。
指標 | 何を測るか | 主な用途 |
|---|---|---|
ROAS | 広告費に対する売上の割合 | 売上ベースの費用対効果の評価・媒体間の比較 |
損益分岐ROAS | 利益がゼロになるROASの水準 | 目標ROASの下限設定・赤字ラインの把握 |
CPA | コンバージョン1件あたりの広告費 | 獲得効率の評価・目標CPAとの比較 |
CPC | 1クリックあたりの広告費 | 流入コストの把握・キーワードや媒体の比較 |
CPM | 表示1,000回あたりの広告費 | ディスプレイ・SNS広告の表示コストの比較 |
CTR | 表示回数のうちクリックされた割合 | クリエイティブ・訴求の反応確認 |
CVR | クリックのうちCVに至った割合 | LP・フォーム・流入の質の評価 |
必要予算 | 目標達成に必要な広告費 | 予算計画・社内稟議の根拠づくり |
どの指標から見るかは、広告の目的で決まります。売上・利益が目的ならROASと損益分岐ROAS、獲得件数が目的ならCPAとCVR、認知拡大が目的ならCPMとCTRが起点になります。
また、これらの指標は独立しているのではなく、「コンバージョン数=表示回数×CTR×CVR(いずれも小数にして計算)」「CPA=CPC÷CVR(%)×100」のように掛け算・割り算の関係でつながっています。どれか1つだけを追うのではなく、目的に合わせて組み合わせて見るのが基本です。
ACOS計算ツール(Amazon広告)
【計算ツール:acos】
ACOS(%)=広告費 ÷ 広告経由の売上 × 100
ACOSはAmazon広告で使われる費用対効果の指標で、ROASと同じ成果を裏表の関係で表します(ACOSは小さいほど効率が良い)。広告の利益がゼロになる損益分岐ACOSは粗利率と一致するため、粗利率と見比べるだけで採算を判断できます。指標の読み方や目安の決め方はACoSの解説記事で詳しく解説しています。
まとめ|計算はツールで時短し、判断に時間を使う
広告運用の指標計算は、式さえ分かればすべて四則演算です。本ページの計算ツールで手を動かす時間を減らし、浮いた時間を「どの媒体に予算を寄せるか」「どのクリエイティブを伸ばすか」という判断に使ってください。
比較の前に定義を揃える。CVRの分母(クリックかセッションか)や売上の集計条件が違うと、同じ指標でも数値は別物になります。
売上ベースのROASだけで判断せず、粗利率から損益分岐ROASを出して利益のラインを確認します。
目標値は業界平均ではなく、自社の粗利・目標CPA・過去実績からの逆算で決めます。
こうした計算は、日々の運用では媒体ごと・キャンペーンごと・期間ごとに何度も発生します。集計と計算そのものに時間を取られている場合は、自動化を検討する余地があります。Cascadeは、複数媒体の広告データを自動で集計してレポートを生成し、予算配分の最適化などを支援する広告運用プラットフォームです。詳しくはCascadeのサービス紹介ページをご覧ください。
関連ツール
SEOタイトル・メタディスクリプションの文字数チェックや、キーワード出現率の確認には、姉妹ツールのSEOチェックツール(無料・登録不要)をご利用ください。売価と原価からの利益計算は利益率・粗利率計算ツール、文章の分量確認は文字数カウントで、いずれも無料・登録不要で使えます。
よくある質問
これらの計算ツールは無料ですか?
はい、本ページの8つの計算ツールはすべて無料で利用できます。会員登録やメールアドレスの入力も不要で、ページを開いてすぐに使えます。回数の制限もないため、媒体別・キャンペーン別など必要なだけ計算し直せます。
計算結果は保存・送信されますか?
いいえ。計算はお使いのブラウザ上で行われるだけで、入力した数値や計算結果が保存されたり、外部に送信されたりすることはありません。安心して実際の広告費や売上の数値を入力してください。
計算式はどのように定義していますか?
各セクションに記載した計算式(例: ROAS(%)=売上÷広告費×100、CPA=広告費÷コンバージョン数)をそのまま使っています。広告媒体の管理画面によっては、CVRの分母や表示回数の集計方法など指標の定義が異なる場合があるため、管理画面の数値と突き合わせるときは各媒体のヘルプで定義を確認してください。
広告運用電卓は、広告運用でよく使う8つの指標(ROAS・損益分岐ROAS・CPA・CPC・CPM・CTR・CVR・必要予算)をその場で計算できる無料の計算ツール集です。各ツールに手元の数値を入力するだけで結果が表示され、会員登録やメールアドレスの入力は必要ありません。それぞれの計算式と結果の読み方も併せて載せているので、指標の意味を確認しながら計算を進められます。
このページに用意している計算ツールは、上から順に次の8つです。
ROAS計算ツール(売上と広告費から広告費用対効果を計算)
損益分岐ROAS計算ツール(粗利率から赤字にならないROASの下限を計算)
CPA計算ツール(広告費とコンバージョン数から獲得単価を計算)
CPC計算ツール(広告費とクリック数からクリック単価を計算)
CPM計算ツール(広告費と表示回数から1,000回表示あたりの単価を計算)
CTR計算ツール(クリック数と表示回数からクリック率を計算)
CVR計算ツール(コンバージョン数とクリック数からコンバージョン率を計算)
必要予算シミュレーター(目標から必要な広告費を逆算)
このほか、ページ後半にAmazon広告向けのACOS計算ツールを、別ページに売価と原価から計算できる利益率・粗利率計算ツールを用意しています。
ROAS計算ツール
【計算ツール:roas】
ROAS(%)=広告経由の売上 ÷ 広告費 × 100
ROAS(広告費用対効果)は、投じた広告費に対してどれだけの売上を獲得できたかを示す指標です。たとえば広告費20万円で広告経由の売上が80万円なら、80万円÷20万円×100でROASは400%になります。数値が大きいほど、広告費1円あたりの売上効率が高いことを意味します。
媒体やキャンペーンをまたいだ費用対効果の比較や、予算配分の判断材料として使います。ただしROASは売上ベースの指標のため、数値が高くても利益が出ているとは限りません。利益まで踏み込んで判断するには、次の損益分岐ROASと併せて確認します。また「広告経由の売上」の範囲は計測タグやアトリビューションの設定で変わるため、媒体をまたいで比較するときは計測条件を揃えることが前提になります。指標の意味や目安の決め方はROASの計算式と目安の考え方の解説記事で詳しく説明しています。
損益分岐ROAS計算ツール
【計算ツール:breakeven-roas】
損益分岐ROAS(%)=100 ÷ 粗利率(%) × 100
損益分岐ROASは、広告の利益がちょうどゼロになるROASの水準です。たとえば粗利率が40%なら、100÷40×100で損益分岐ROASは250%になります。実際のROASがこの値を上回っていれば広告費を回収できており、下回っていれば売上は立っていても広告としては赤字です。
目標ROASの下限を決めるときの基準として使います。実際の目標ROASは、損益分岐ROASにそのまま合わせるのではなく、確保したい利益の分を上乗せした水準に置くのが一般的です。粗利率には商品原価だけでなく、決済手数料や配送料など販売にかかる費用まで含めて計算すると、損益分岐点がより実態に近づきます。損益分岐ROASから目標を逆算する手順はROASの解説記事内の損益分岐ROASの章で紹介しています。
CPA計算ツール
【計算ツール:cpa】
CPA(円)=広告費 ÷ コンバージョン数
CPA(顧客獲得単価)は、購入や問い合わせなどのコンバージョン1件を獲得するのにかかった広告費です。たとえば広告費30万円で60件のコンバージョンを獲得した場合、30万円÷60件でCPAは5,000円になります。
獲得効率の評価と、目標CPA(1件あたりいくらまで広告費を払えるか)との比較に使います。何をコンバージョンと定義するか(購入・問い合わせ・資料請求など)で数値の意味が変わるため、比較の前にCVの定義を揃えてください。目標CPAは業界平均との比較ではなく、自社の粗利や顧客獲得後の売上から逆算して決めるのが実務的です。目標CPAの決め方や改善の手順はCPAの計算方法と目標設定の解説記事で詳しく解説しています。
CPC計算ツール
【計算ツール:cpc】
CPC(円)=広告費 ÷ クリック数
CPC(クリック単価)は、広告1クリックあたりにかかった費用です。たとえば広告費10万円で2,000クリックを獲得した場合、10万円÷2,000でCPCは50円になります。
流入1件あたりのコストとして、キーワードや媒体ごとの比較に使います。式を逆に使えば「予算÷CPC=獲得できるクリック数の見込み」も計算でき、予算計画の材料になります。CPCが同じでもクリック後のCVRが違えばCPAは大きく変わるため、CPC単独で良し悪しを判断せず、CPA・CVRとセットで見るのが基本です。CPCが高くなる要因と下げ方はCPC(クリック単価)の解説記事にまとめています。
CPM計算ツール
【計算ツール:cpm】
CPM(円)=広告費 ÷ 表示回数 × 1,000
CPM(インプレッション単価)は、広告が1,000回表示されるのにかかった費用です。たとえば広告費6万円で30万回表示された場合、6万円÷30万回×1,000でCPMは200円になります。
表示回数ベースで課金されるディスプレイ広告やSNS広告で、配信面やオーディエンスごとの表示コストを比較するのに使います。同じ媒体でも配信時期やターゲティングによってCPMは変動するため、比較するときは期間や配信面の条件を揃えます。クリックに課金されるCPCとは課金の考え方そのものが異なるため、両者を直接比較しないよう注意が必要です。CPCとの違いや使い分けはCPM(インプレッション単価)の解説記事で説明しています。
CTR計算ツール
【計算ツール:ctr】
CTR(%)=クリック数 ÷ 表示回数 × 100
CTR(クリック率)は、広告が表示された回数のうち、クリックされた割合です。たとえば10万回の表示で1,500クリックなら、1,500÷10万×100でCTRは1.5%になります。
広告クリエイティブや訴求文がターゲットに響いているかを確かめる一次判断に使います。検索広告とディスプレイ広告ではクリックが起こる文脈が根本的に違うため、異なる広告種別のCTR同士を並べて比較するのは適切ではありません。またCTRが高くてもコンバージョンにつながらないケースはあるため、CTRだけで広告を評価せず、CVRやCPAと合わせて見ます。CTRを含む主要指標の全体像は広告効果測定の主要指標一覧の解説記事で整理しています。
CVR計算ツール
【計算ツール:cvr】
CVR(%)=コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100
CVR(コンバージョン率)は、広告をクリックしたユーザーのうち、コンバージョンに至った割合です。たとえば2,000クリックで40件のコンバージョンなら、40÷2,000×100でCVRは2%になります。分母をセッション数にする定義もあるため、ツールや管理画面の数値と比較するときは分母を揃えてください。
ランディングページやフォーム、流入の質を評価する指標として使います。CVRの目安は業界平均ではなく、「必要CVR(%)=CPC÷目標CPA×100」の逆算や自社の過去実績をベースラインにして考えるのが実務的です。CVRが急に下がったときは、LP改修などで計測タグが外れていないかを最初に確認します。CVRが低くなる原因と改善の手順はCVR(コンバージョン率)の解説記事で詳しく解説しています。
必要予算シミュレーター
【計算ツール:budget】
必要予算(円)=目標コンバージョン数 × 目標CPA
必要予算は、目標とする成果から広告費を逆算する計算です。たとえば月50件のコンバージョンを目標CPA8,000円で獲得したい場合、50件×8,000円で月40万円が必要予算の目安になります。目標CPAが未定の場合は、CPA=CPC÷CVR(%)×100の関係を使い、想定CPCと想定CVRから置き換えて計算できます。
新しく媒体を始めるときの予算計画や、社内で予算を通すときの根拠づくりに使えます。ここで算出されるのは目標値ベースの目安であり、実際のCPAは配信して初めて分かるため、実績が貯まったら入力値を実績値に置き換えて計算し直すのが安全です。配信開始後も、目標と実績のCPAの差分を定期的に見ながら予算を見直していきます。前提となる目標CPAの決め方はCPAの目標設定の解説記事を参考にしてください。
8指標の使い分け早見表
8つの指標がそれぞれ何を測り、どんな場面で使うのかを一覧にまとめました。
指標 | 何を測るか | 主な用途 |
|---|---|---|
ROAS | 広告費に対する売上の割合 | 売上ベースの費用対効果の評価・媒体間の比較 |
損益分岐ROAS | 利益がゼロになるROASの水準 | 目標ROASの下限設定・赤字ラインの把握 |
CPA | コンバージョン1件あたりの広告費 | 獲得効率の評価・目標CPAとの比較 |
CPC | 1クリックあたりの広告費 | 流入コストの把握・キーワードや媒体の比較 |
CPM | 表示1,000回あたりの広告費 | ディスプレイ・SNS広告の表示コストの比較 |
CTR | 表示回数のうちクリックされた割合 | クリエイティブ・訴求の反応確認 |
CVR | クリックのうちCVに至った割合 | LP・フォーム・流入の質の評価 |
必要予算 | 目標達成に必要な広告費 | 予算計画・社内稟議の根拠づくり |
どの指標から見るかは、広告の目的で決まります。売上・利益が目的ならROASと損益分岐ROAS、獲得件数が目的ならCPAとCVR、認知拡大が目的ならCPMとCTRが起点になります。
また、これらの指標は独立しているのではなく、「コンバージョン数=表示回数×CTR×CVR(いずれも小数にして計算)」「CPA=CPC÷CVR(%)×100」のように掛け算・割り算の関係でつながっています。どれか1つだけを追うのではなく、目的に合わせて組み合わせて見るのが基本です。
ACOS計算ツール(Amazon広告)
【計算ツール:acos】
ACOS(%)=広告費 ÷ 広告経由の売上 × 100
ACOSはAmazon広告で使われる費用対効果の指標で、ROASと同じ成果を裏表の関係で表します(ACOSは小さいほど効率が良い)。広告の利益がゼロになる損益分岐ACOSは粗利率と一致するため、粗利率と見比べるだけで採算を判断できます。指標の読み方や目安の決め方はACoSの解説記事で詳しく解説しています。
まとめ|計算はツールで時短し、判断に時間を使う
広告運用の指標計算は、式さえ分かればすべて四則演算です。本ページの計算ツールで手を動かす時間を減らし、浮いた時間を「どの媒体に予算を寄せるか」「どのクリエイティブを伸ばすか」という判断に使ってください。
比較の前に定義を揃える。CVRの分母(クリックかセッションか)や売上の集計条件が違うと、同じ指標でも数値は別物になります。
売上ベースのROASだけで判断せず、粗利率から損益分岐ROASを出して利益のラインを確認します。
目標値は業界平均ではなく、自社の粗利・目標CPA・過去実績からの逆算で決めます。
こうした計算は、日々の運用では媒体ごと・キャンペーンごと・期間ごとに何度も発生します。集計と計算そのものに時間を取られている場合は、自動化を検討する余地があります。Cascadeは、複数媒体の広告データを自動で集計してレポートを生成し、予算配分の最適化などを支援する広告運用プラットフォームです。詳しくはCascadeのサービス紹介ページをご覧ください。
関連ツール
SEOタイトル・メタディスクリプションの文字数チェックや、キーワード出現率の確認には、姉妹ツールのSEOチェックツール(無料・登録不要)をご利用ください。売価と原価からの利益計算は利益率・粗利率計算ツール、文章の分量確認は文字数カウントで、いずれも無料・登録不要で使えます。
よくある質問
これらの計算ツールは無料ですか?
はい、本ページの8つの計算ツールはすべて無料で利用できます。会員登録やメールアドレスの入力も不要で、ページを開いてすぐに使えます。回数の制限もないため、媒体別・キャンペーン別など必要なだけ計算し直せます。
計算結果は保存・送信されますか?
いいえ。計算はお使いのブラウザ上で行われるだけで、入力した数値や計算結果が保存されたり、外部に送信されたりすることはありません。安心して実際の広告費や売上の数値を入力してください。
計算式はどのように定義していますか?
各セクションに記載した計算式(例: ROAS(%)=売上÷広告費×100、CPA=広告費÷コンバージョン数)をそのまま使っています。広告媒体の管理画面によっては、CVRの分母や表示回数の集計方法など指標の定義が異なる場合があるため、管理画面の数値と突き合わせるときは各媒体のヘルプで定義を確認してください。


