ダーマロジカでEC・広告運用を担当する上田氏は、Cascadeの働きぶりをこう表現します。
「まるで、Z世代のチームメンバーが増えたような感覚なんです」
代理店に頼らず、少人数のチームで広告運用を内製化していく。そう決めたダーマロジカの事例を紹介します。
項目 | 内容 |
|---|---|
ブランド | ダーマロジカ(Dermalogica) |
事業 | アメリカ発のプロフェッショナルスキンケアブランド |
日本でのEC展開 | 公式オンラインショップ(Shopify)・楽天市場・Amazon |
広告運用体制 | 2名(営業・EC・PR業務と兼務) |
主な活用機能 | キーワード・予算の自動最適化/画像生成/アセットライブラリー/レポート |

導入の要点
課題: 10人ほどいたチームが2人体制になり、営業からEC、PRまで幅広い業務を少人数でこなす必要があった。広告運用は代理店に任せきりで、日々の数字や費用の内訳が見えていなかった。
決め手: 代理店に戻る選択肢は取らず、広告運用を自社で担う方針のもとCascadeを導入。画像生成から配信・分析までを一貫して行える点と、広告アカウントを自社で保有できる点が決め手になった。
効果: 広告費の20%にあたる代理店手数料が不要になり、経営層への説明もスムーズになった。日々の最適化が動く様子を実感しながら運用できるようになった。
代理店に任せきりだった広告運用 — 見えない費用と2人体制への転換
今回話を伺ったのは、ダーマロジカでEC・広告運用を担当する上田氏です。もともとEC・PRを含めて10人ほどいたチームは体制の変化を経て、現在は上田氏と同僚の中山氏の2人で、営業からEC、PRまでのすべての業務を回しています。
――もともと10人ほどいたチームが2人体制になったとのことですが、広告運用はどのような状況だったのでしょうか。
上田氏:広告の専門知識を持つメンバーがいたわけではなかったので、自分たちで運用するという選択肢は、そもそも頭になかったんです。おのずと、広告運用は代理店に任せきりになっていきました。もっともらしいことを言われても、こちらで検証のしようがない。そこには漠然とした不信感がありました。
――費用や運用の中身は、どのくらい見えていたのでしょうか。
上田氏:毎月まとまった広告費をかけていたにもかかわらず、日々の数字を自分たちで見ることはできず、何にどうお金を使っているのかが見えていませんでした。成果が出にくい局面でも、代理店から届く報告をそのまま受け止めるしかなかったですね。レポートは月次、多くても週次のサマリー数字が届くだけで、何をどう変えたのかという運用の変遷も見えてきませんでした。キャンペーンや新規獲得の場面でも、クリエイティブ制作から配信までがスピーディーに進まないというもどかしさもありました。広告アカウントも代理店側が保有していて、自社では持てない状況でした。これは広告業界では珍しくない構造だと思います。
Cascade選定の理由 — 学びながら内製化するという方針に合っていた
Cascade導入のきっかけは、紹介でした。
――数ある選択肢の中で、Cascadeを選んだ理由を教えてください。
上田氏:代理店に戻るという選択肢は考えていませんでした。中長期的には、自分たちで運用を担えるようになっていきたい。学びながら、同時にAIがちゃんと最適化してくれる。そのバランスがCascadeには合っていました。
選定にあたっては、画像制作から配信、分析までを一貫して行えることも決め手になりました。加えて、広告アカウントを自社で保有できるようになる点も重要でした。代理店に任せている間は自社で持てなかった広告アカウントを、自社で保有・管理できる体制に変わったのです。
――導入前に不安はありませんでしたか。
上田氏:導入前の不安は特になくて、むしろ楽しみの方が大きかったです。
使い始めての印象 — 日々の最適化を実感する運用へ
以前は月次や週次のサマリーでしか広告の動きを知ることができなかった上田氏たちですが、今では、キーワードや予算の最適化が日々自動で走る様子を日常的に目にするようになりました。
――実際に使ってみて、いかがですか。
上田氏:キーワードや予算の最適化が毎日自動で走っているのを見て、広告ってこんなに日々動いているんだと実感しながら運用できるようになりました。
――とりわけ気に入っている機能はありますか。
上田氏:画像生成ですね。Googleの広告にも画像生成の機能はありますが、自分たちがイメージしているものに近い画像を作れるのはCascadeだと感じています。
複数のチャネルを展開するブランドでは、制作素材があちこちに散らばりがちです。
――ほかに挙げるとすると、いかがでしょう。
上田氏:アセットライブラリーです。ダーマロジカでも、過去に制作した素材ファイルの所在が分からなくなることがありました。全ての媒体のクリエイティブが一箇所に集まるのは助かっています。
フットワーク軽く、日々コツコツと最適化を積み重ねていく。上田氏がCascadeを「Z世代のチームメンバー」と表現するのは、そんな存在として2人体制のチームに加わっているからのようです。
コスト構造の変化と、経営層への説明力
導入による分かりやすい変化のひとつが、コスト構造です。代理店に支払っていた、広告費の20%にあたる手数料が不要になりました(一般的な運用代行の費用相場については、リスティング広告の運用代行費用の記事でも解説しています)。浮いた手数料分は、広告費をはじめとする別の用途に振り向けられるようになったといいます。もう一つの変化は、経営層への説明力です。
――経営層への説明という点では、どのような変化がありましたか。
上田氏:以前は代理店からの報告を受け取るだけで、社長に広告費の使途を具体的に説明するのが難しい状況でした。今では、マネジメント層や社長に対して、何にいくら使っているのかを自分たちからいつでも説明できます。レポートがすぐ出せるのは、本当にありがたいです。
広告費の規模は同じでも、その使い道を社内の誰もが納得できる形で示せるようになった。これが取材を通じて浮かび上がった、もっとも大きな変化のひとつでした。
導入前(代理店運用) | 導入後(Cascade) | |
|---|---|---|
広告アカウント | 代理店が保有 | 自社で保有 |
代理店手数料 | 広告費の20% | 不要(Cascadeの利用料のみ) |
レポート | 月次、多くて週次のサマリー | 日々の動きをいつでも確認 |
経営層への説明 | 詳細を把握しづらい | いつでも具体的に説明可能 |
「何にどうお金を使っているのかが見えるようになった。それがすごく大きいですね」
これから広告運用の内製化を検討する企業へ
――今後の広告運用は、どのように進めていきますか。
上田氏:代理店に戻ることは、今も考えていません。日々の最適化はCascadeに任せながら、一つひとつ自分たちでやれることを増やしていく。この体制で内製化を進めていくつもりです。
――最後に、どんな会社にCascadeが向いていると思いますか。
上田氏:複数の広告チャンネルを展開している会社には、特におすすめしたいです。運用担当者はもちろん、マネージャーも一つの画面で全部見られるのは大きいと思います。
ダーマロジカも、公式オンラインショップ、楽天市場、Amazonと複数のチャネルを抱えるブランドです。チャネルが増えるほど、運用の全体像を一つの画面で把握できることの価値は大きくなります。少人数で幅広い業務を担うチームにとっては、なおさらでしょう。
広告運用の内製化に関心はあっても、何から始めればよいか迷う方も多いはずです。機能や料金プランの詳細は、Cascade公式サイトをご覧ください。

※本記事の内容は取材時点(2026年7月)になります。






