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YouTube広告とは?種類・出稿手順・成果測定まで解説【2026年版】

YouTube広告とは?種類・出稿手順・成果測定まで解説【2026年版】

YouTube広告を検討しているものの、フォーマットの種類が多く、どれを選べばよいか迷っていないでしょうか。YouTube広告とは、Google広告のアカウントを通じて出稿する動画広告の総称で、スキップ可能なインストリーム広告やYouTubeショート広告など複数のフォーマットが用意されており、それぞれ配信面や課金の条件が異なります。本記事では、YouTube広告の種類、出稿の流れ、費用・課金の仕組みの概要、成果測定の考え方を、Google広告ヘルプの公式情報にもとづいて整理します。具体的な費用相場は「YouTube広告の費用」で詳しく解説しているので、予算感を知りたい方はあわせてご覧ください。

YouTube広告とは

YouTube広告とは、Googleが提供する動画共有サービス「YouTube」の各種面に配信される動画広告で、Google広告のアカウントから出稿します。Google広告ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」によると、広告用の動画コンテンツはYouTube上でホストされている必要がある一方、広告自体はYouTubeだけでなく、Google動画パートナー(GVP)のウェブサイトやアプリにも配信されます。

出稿の窓口はGoogle広告の管理画面です。「動画」キャンペーンタイプのほか、「デマンドジェネレーション」「P-MAX」といった複数のキャンペーンタイプから、YouTube面への配信を選択できます(キャンペーンタイプの詳細は次章、出稿の流れは4章で解説します)。検索広告のようにキーワードに対して広告文を表示するのではなく、動画クリエイティブを軸に、ユーザー属性や興味・関心、視聴中の動画の内容などをもとにターゲティングして配信する点が特徴です。

YouTube広告の種類

YouTube広告のフォーマットは、目的や配信面によって複数の種類に分かれています。Google広告ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」で確認できる現行のフォーマットは、次の6種類です。

フォーマット

特徴

長さの目安

課金方式

スキップ可能なインストリーム広告

動画の再生前後・再生中に表示され、再生開始5秒後からスキップできる

上限なし(推奨3分未満)

広告視聴単価制(CPV):30秒視聴(30秒未満の広告は最後まで視聴)、または動画への操作で課金

スキップ不可のインストリーム広告

動画の再生前後・再生中に表示され、スキップできない

60秒以下

目標インプレッション単価制(tCPM):表示回数に基づき課金

インフィード動画広告

サムネイルとテキストで構成され、クリックすると動画が再生される

上限なし

クリックして視聴した場合、または動画視聴キャンペーンで自動再生を10秒以上視聴した場合に課金

バンパー広告

6秒以内で再生される、スキップできない短尺広告

6秒以内

目標インプレッション単価制(tCPM):表示回数に基づき課金

マストヘッド広告

YouTubeホームフィード上部に表示される、予約制の目立つ広告

パソコン版は最大30秒間自動再生(モバイル・テレビ画面は上限なし)

インプレッション単価(CPM)または時間単価(CPH)。予約制でGoogleの営業担当者を通じて購入

YouTubeショートの広告

オーガニックなショート動画の間にランダムに表示される

推奨60秒未満

表示回数・TrueView視聴回数・エンゲージメントに応じて課金(視聴条件は10秒視聴、またはCTA・高評価等のボタンのクリック)

これらのフォーマットは単独で出稿するのではなく、「動画視聴キャンペーン(VVC)」「動画リーチキャンペーン(VRC)」「デマンドジェネレーション」「P-MAX」「予約」といったキャンペーンタイプの中から、目的に応じて選択・組み合わせて配信します。

かつて動画キャンペーンの主力だった「TrueViewインストリーム」「比較検討を促すインフィード」というキャンペーンタイプは、現在「動画視聴キャンペーン(VVC)」に統合されています。Google広告ヘルプ「動画視聴について」では、動画視聴キャンペーンはGoogle AIを活用しながら「TrueView インストリーム キャンペーンおよび比較検討を促すインフィード キャンペーンをさらに進化させ」たものと説明されています。あわせて、Google広告の指標名も見直されており、これまで「視聴回数」と表示されていた列は、2025年10月から「TrueView視聴回数」という名称に変更されています。同ヘルプによると、これは表示上の名称変更であり、課金方法や有償視聴のカウント方法自体が変わるものではないとされています。

複数のフォーマットを横断してリーチや配信頻度を管理したい場合に使われるのが「動画リーチキャンペーン(VRC)」です。Google広告ヘルプ「動画リーチキャンペーンについて」によると、バンパー広告・スキップ可能なインストリーム広告・スキップ不可のインストリーム広告・インフィード広告・YouTubeショート広告を組み合わせ、予算内でより多くのユーザーにリーチすることを目的としたキャンペーンタイプです。

デマンドジェネレーションとの関係

YouTube面に広告を配信するもう一つの経路が、「デマンドジェネレーション」キャンペーンです。Google広告ヘルプ「デマンド ジェネレーション キャンペーンについて」によると、デマンドジェネレーションはYouTube(ショート動画を含む)・Discover・Gmail・マップ・Googleディスプレイネットワーク全体に、画像・動画・カルーセルといったビジュアル訴求力の高い広告を配信するキャンペーンタイプです。同ヘルプでは「Googleの主要なサーフェス全体で最大30億人の月間アクティブユーザーにリーチできる」とされており、YouTubeショートに限っても「世界全体で1日あたりの視聴回数が500億回を超えている」と説明されています。

動画視聴キャンペーン(VVC)や動画リーチキャンペーン(VRC)がYouTube上の視聴回数・リーチを主目的にするのに対し、デマンドジェネレーションはYouTubeを含む複数の面を横断して、クリックやコンバージョンなどのアクション獲得を狙う点に違いがあります。配信面の詳細やP-MAXとの使い分けは「デマンドジェネレーションとは」で詳しく解説しているので、YouTube以外の面も含めた出稿を検討する場合はあわせて参考にしてください。

YouTube広告の出稿手順

YouTube広告の出稿は、大きく分けて次の流れで進みます。実際の管理画面のレイアウトは今後も更新される可能性があるため、操作時はGoogle広告ヘルプ「動画キャンペーンの作成」など最新のヘルプもあわせて確認してください。

  1. Google広告アカウントを準備する:既存のGoogle広告アカウントを利用するか、新規に作成します。すでに検索広告などを運用している場合は、同一アカウント内に動画キャンペーンを追加できます。

  2. YouTubeチャンネルをリンクする(任意・推奨)Google広告ヘルプ「YouTubeチャンネルとGoogle広告アカウントをリンクする」によると、チャンネルをリンクすると、動画のオーガニックな視聴指標を取得したり、チャンネル上の行動履歴に基づくリマーケティングリストを作成したりできるようになります。自社が所有していないチャンネルの動画を使う場合は、チャンネル所有者の承認が必要です。

  3. キャンペーンの目標とタイプを選択する:「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」「YouTubeのリーチ、視聴回数、エンゲージメント」といった目標を選んだうえで、動画視聴キャンペーンや動画リーチキャンペーンなどのサブタイプを選択します。

  4. 予算と入札戦略を設定する:1日の予算を設定し、選択したフォーマットに応じて広告視聴単価(CPV)や目標インプレッション単価(tCPM)などの入札戦略を設定します(課金の仕組みは次章で解説します)。

  5. ネットワークとターゲティングを設定する:配信先(YouTube検索、YouTube動画、Google動画パートナーなど)、言語・地域、ユーザー属性やオーディエンスセグメントといったターゲティング条件を設定します。

  6. 広告グループを作成し、動画を入稿する:広告グループ単位でターゲティングを設定したうえで、YouTubeにアップロード済みの動画のURLを指定するか、Google広告のアセットライブラリで動画を新規作成して広告を作成します。

  7. 内容を確認して公開する:設定内容を確認してキャンペーンを公開すると、審査に進みます。Google広告ヘルプ「広告の審査プロセスについて」によると、広告審査はほとんどの場合1営業日以内に完了するとされています。

YouTube広告の費用と課金の仕組み

YouTube広告の課金は、選んだフォーマットによって考え方が異なります。Google広告ヘルプ「広告視聴単価(CPV)について」によると、CPV(広告視聴単価)は1回の視聴に対して料金が発生する入札方法で、視聴のカウント条件はフォーマットごとに異なります。スキップ可能なインストリーム広告では30秒視聴(30秒未満の広告は最後まで視聴)または動画への操作、インフィード広告ではクリックまたは自動再生10秒以上の視聴、YouTubeショート広告では10秒以上の視聴またはCTA・反応ボタンのクリックが、それぞれ課金のトリガーになります。

一方、スキップ不可のインストリーム広告やバンパー広告は、視聴回数ではなく表示回数に基づく目標インプレッション単価制(tCPM)で課金されます。マストヘッド広告はGoogleの営業担当者を通じた予約制で、インプレッション単価(CPM)または時間単価(CPH)で購入する仕組みです。

つまり、5秒でスキップされたスキップ可能なインストリーム広告や、表示されただけでクリックされなかったインフィード広告には、CPV課金では料金が発生しません。どのフォーマット・入札戦略を選ぶかによって費用の発生条件そのものが変わるため、目的に合ったフォーマットを選ぶことが費用面でも重要になります。具体的な費用相場や予算の目安は「YouTube広告の費用」で解説しているので、あわせてご確認ください。

YouTube広告の成果測定

YouTube広告の効果を正しく把握するには、視聴回数や視聴率だけでなく、視聴後の行動まで含めて確認することが重要です。Google広告ヘルプ「YouTube広告と視聴に関する指標について」では、主な指標が次のように説明されています。

  • 表示回数:キャンペーンのリーチや、インフィードサムネイル、動画の最初のインストリーム部分が視聴者に表示された頻度を示します。

  • TrueView視聴回数:視聴者が広告の大部分または全部を視聴した場合にカウントされ、動画視聴キャンペーンではこの視聴回数をもとに請求されます。

  • 視聴率(VTR):広告の表示が視聴につながった割合を示す指標で、「TrueView視聴率=TrueView視聴回数÷表示回数」で算出されます。

クリックにつながらない視聴者の行動を評価する指標として、エンゲージビューコンバージョン(EVC)もあります。Google広告ヘルプ「エンゲージ ビュー コンバージョンについて」によると、EVCとしてカウントされる視聴の条件はフォーマットによって異なり、スキップ可能なインストリーム広告は10秒以上の視聴(10秒未満の広告は全体視聴)、インフィード広告は5秒以上の視聴、YouTubeショート広告は5秒以上の視聴またはCTAのクリックが条件です。同ヘルプでは、バンパー広告やスキップ不可のインストリーム広告などTrueView視聴回数で測定されないフォーマットのエンゲージメントは、クリック数に基づいて計測されるとも説明されています。レポート上では、クリックスルーコンバージョンとエンゲージビューコンバージョンを分けて確認できます。

こうした指標の見方の基本は「広告効果測定とは」で、コンバージョンの計測方法全般は「コンバージョン(CV)とは」でそれぞれ解説しています。視聴回数やエンゲージビューコンバージョンはあくまで広告プラットフォーム上の指標であり、実際の受注や商談につながったかどうかは、自社の営業・CRMデータと突き合わせて確認する必要があります。Cascadeは、Google・Meta・LINEヤフーなど主要広告媒体を一元管理し、HubSpot・Salesforce・CSV取込による受注・商談データを広告成果と突き合わせて分析できる広告運用プラットフォームです。YouTube広告の視聴・エンゲージメント指標を、実際の商談化状況まで踏み込んで評価したい場合の選択肢の一つになります。

成果を高めるポイント

YouTube広告で成果を出すには、入札戦略やターゲティングだけでなく、動画クリエイティブそのものの設計が大きく影響します。一般的に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。

冒頭数秒の設計

スキップ可能なインストリーム広告は、再生開始から5秒でスキップできるようになります。冒頭の数秒でブランドや商品を伝えられるかどうかが、そのまま視聴継続率を左右します。開始直後に何の広告かが伝わるようにし、続きを見たくなる要素を早い段階で見せる構成が基本です。

ターゲティングの精度

ユーザー属性、興味・関心のあるカテゴリ、購買意向の強いオーディエンス、リマーケティングリストなど、Google広告で利用できるターゲティング機能を目的に応じて組み合わせます。YouTubeチャンネルをリンクしていれば、チャンネル上の行動を起点にしたリマーケティングも可能になるため、4章で紹介したチャンネル連携が生きてきます。

クリエイティブの複数パターン検証

尺の長さやオープニングの切り口が異なる複数の動画クリエイティブを用意し、フォーマットごとの視聴率やエンゲージビューコンバージョンを比較しながら改善していく運用が基本です。1本の動画に依存せず、継続的にクリエイティブを入れ替えていくことが、視聴者の反応を維持するうえで重要になります。

よくある質問

YouTube広告はGoogle広告と何が違いますか?

別々のサービスではありません。YouTube広告は、Google広告のアカウントから出稿する動画広告の一種で、動画視聴キャンペーンやデマンドジェネレーションなど複数のキャンペーンタイプを通じてYouTube面に配信します。Google広告全体の仕組みは「Google広告とは」で解説しています。

出稿には自社のYouTubeチャンネルが必要ですか?

広告として配信する動画コンテンツは、YouTube上にアップロードされている必要があります。自社チャンネルがなくても動画をアップロードすれば出稿できますが、チャンネルをGoogle広告アカウントにリンクしておくと、視聴指標の取得やチャンネル上の行動に基づくリマーケティングが利用できるようになります。

動画がスキップされた場合も費用はかかりますか?

CPV課金のスキップ可能なインストリーム広告は、再生開始から5秒が経過するとスキップできるようになりますが、30秒視聴(30秒未満の広告は最後まで視聴)という課金条件を満たす前にスキップされた場合は課金されません。一方、スキップ不可のインストリーム広告やバンパー広告は表示回数に基づく課金のため、視聴の有無にかかわらず表示された時点で課金対象になります。

個人や中小企業でもYouTube広告を出稿できますか?

Google広告のアカウントと支払い方法を用意すれば、事業規模を問わず出稿できます。ただし取り扱う商品・サービスによっては、Google広告の広告掲載ポリシーに沿った審査を受ける必要があります。

広告の審査にはどのくらい時間がかかりますか?

Google広告ヘルプによると、広告審査はほとんどの場合1営業日以内に完了するとされています。審査に時間がかかっている場合は、管理画面でステータスを確認してください。

YouTubeショート向けの広告も同じ手順で出稿できますか?

YouTubeショートの広告は、動画視聴キャンペーン・動画リーチキャンペーン・デマンドジェネレーション・P-MAXなど複数のキャンペーンタイプに対応しています。出稿の基本的な流れは4章と同様ですが、縦型(9:16)のクリエイティブを用意しておくと、ショートフィードでの表示に適した見え方になります。

まとめ

YouTube広告は、Google広告のアカウントから出稿する動画広告の総称で、スキップ可能なインストリーム広告やYouTubeショート広告など複数のフォーマットが用意されています。フォーマットによって課金の条件が異なり、動画視聴キャンペーン(VVC)・動画リーチキャンペーン(VRC)・デマンドジェネレーション・P-MAXといったキャンペーンタイプを通じて配信します。

出稿時は、フォーマットごとの課金条件と、視聴回数・エンゲージビューコンバージョンといった成果指標の定義を理解したうえで、目的に合ったキャンペーンタイプを選ぶことが重要です。管理画面の仕様は更新されることがあるため、実際の設定時はGoogle広告ヘルプの最新情報もあわせて確認してください。

Cascadeで、
マーケティングをもっと自由に

媒体を横断した効果測定も、日々の改善も、レポート作成も。
これまでバラバラだった広告運用を、Cascadeがひとつに繋げます。

ブログ記事

YouTube広告とは?種類・出稿手順・成果測定まで解説【2026年版】

目次

YouTube広告とは?種類・出稿手順・成果測定まで解説【2026年版】
YouTube広告とは?種類・出稿手順・成果測定まで解説【2026年版】

YouTube広告を検討しているものの、フォーマットの種類が多く、どれを選べばよいか迷っていないでしょうか。YouTube広告とは、Google広告のアカウントを通じて出稿する動画広告の総称で、スキップ可能なインストリーム広告やYouTubeショート広告など複数のフォーマットが用意されており、それぞれ配信面や課金の条件が異なります。本記事では、YouTube広告の種類、出稿の流れ、費用・課金の仕組みの概要、成果測定の考え方を、Google広告ヘルプの公式情報にもとづいて整理します。具体的な費用相場は「YouTube広告の費用」で詳しく解説しているので、予算感を知りたい方はあわせてご覧ください。

YouTube広告とは

YouTube広告とは、Googleが提供する動画共有サービス「YouTube」の各種面に配信される動画広告で、Google広告のアカウントから出稿します。Google広告ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」によると、広告用の動画コンテンツはYouTube上でホストされている必要がある一方、広告自体はYouTubeだけでなく、Google動画パートナー(GVP)のウェブサイトやアプリにも配信されます。

出稿の窓口はGoogle広告の管理画面です。「動画」キャンペーンタイプのほか、「デマンドジェネレーション」「P-MAX」といった複数のキャンペーンタイプから、YouTube面への配信を選択できます(キャンペーンタイプの詳細は次章、出稿の流れは4章で解説します)。検索広告のようにキーワードに対して広告文を表示するのではなく、動画クリエイティブを軸に、ユーザー属性や興味・関心、視聴中の動画の内容などをもとにターゲティングして配信する点が特徴です。

YouTube広告の種類

YouTube広告のフォーマットは、目的や配信面によって複数の種類に分かれています。Google広告ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」で確認できる現行のフォーマットは、次の6種類です。

フォーマット

特徴

長さの目安

課金方式

スキップ可能なインストリーム広告

動画の再生前後・再生中に表示され、再生開始5秒後からスキップできる

上限なし(推奨3分未満)

広告視聴単価制(CPV):30秒視聴(30秒未満の広告は最後まで視聴)、または動画への操作で課金

スキップ不可のインストリーム広告

動画の再生前後・再生中に表示され、スキップできない

60秒以下

目標インプレッション単価制(tCPM):表示回数に基づき課金

インフィード動画広告

サムネイルとテキストで構成され、クリックすると動画が再生される

上限なし

クリックして視聴した場合、または動画視聴キャンペーンで自動再生を10秒以上視聴した場合に課金

バンパー広告

6秒以内で再生される、スキップできない短尺広告

6秒以内

目標インプレッション単価制(tCPM):表示回数に基づき課金

マストヘッド広告

YouTubeホームフィード上部に表示される、予約制の目立つ広告

パソコン版は最大30秒間自動再生(モバイル・テレビ画面は上限なし)

インプレッション単価(CPM)または時間単価(CPH)。予約制でGoogleの営業担当者を通じて購入

YouTubeショートの広告

オーガニックなショート動画の間にランダムに表示される

推奨60秒未満

表示回数・TrueView視聴回数・エンゲージメントに応じて課金(視聴条件は10秒視聴、またはCTA・高評価等のボタンのクリック)

これらのフォーマットは単独で出稿するのではなく、「動画視聴キャンペーン(VVC)」「動画リーチキャンペーン(VRC)」「デマンドジェネレーション」「P-MAX」「予約」といったキャンペーンタイプの中から、目的に応じて選択・組み合わせて配信します。

かつて動画キャンペーンの主力だった「TrueViewインストリーム」「比較検討を促すインフィード」というキャンペーンタイプは、現在「動画視聴キャンペーン(VVC)」に統合されています。Google広告ヘルプ「動画視聴について」では、動画視聴キャンペーンはGoogle AIを活用しながら「TrueView インストリーム キャンペーンおよび比較検討を促すインフィード キャンペーンをさらに進化させ」たものと説明されています。あわせて、Google広告の指標名も見直されており、これまで「視聴回数」と表示されていた列は、2025年10月から「TrueView視聴回数」という名称に変更されています。同ヘルプによると、これは表示上の名称変更であり、課金方法や有償視聴のカウント方法自体が変わるものではないとされています。

複数のフォーマットを横断してリーチや配信頻度を管理したい場合に使われるのが「動画リーチキャンペーン(VRC)」です。Google広告ヘルプ「動画リーチキャンペーンについて」によると、バンパー広告・スキップ可能なインストリーム広告・スキップ不可のインストリーム広告・インフィード広告・YouTubeショート広告を組み合わせ、予算内でより多くのユーザーにリーチすることを目的としたキャンペーンタイプです。

デマンドジェネレーションとの関係

YouTube面に広告を配信するもう一つの経路が、「デマンドジェネレーション」キャンペーンです。Google広告ヘルプ「デマンド ジェネレーション キャンペーンについて」によると、デマンドジェネレーションはYouTube(ショート動画を含む)・Discover・Gmail・マップ・Googleディスプレイネットワーク全体に、画像・動画・カルーセルといったビジュアル訴求力の高い広告を配信するキャンペーンタイプです。同ヘルプでは「Googleの主要なサーフェス全体で最大30億人の月間アクティブユーザーにリーチできる」とされており、YouTubeショートに限っても「世界全体で1日あたりの視聴回数が500億回を超えている」と説明されています。

動画視聴キャンペーン(VVC)や動画リーチキャンペーン(VRC)がYouTube上の視聴回数・リーチを主目的にするのに対し、デマンドジェネレーションはYouTubeを含む複数の面を横断して、クリックやコンバージョンなどのアクション獲得を狙う点に違いがあります。配信面の詳細やP-MAXとの使い分けは「デマンドジェネレーションとは」で詳しく解説しているので、YouTube以外の面も含めた出稿を検討する場合はあわせて参考にしてください。

YouTube広告の出稿手順

YouTube広告の出稿は、大きく分けて次の流れで進みます。実際の管理画面のレイアウトは今後も更新される可能性があるため、操作時はGoogle広告ヘルプ「動画キャンペーンの作成」など最新のヘルプもあわせて確認してください。

  1. Google広告アカウントを準備する:既存のGoogle広告アカウントを利用するか、新規に作成します。すでに検索広告などを運用している場合は、同一アカウント内に動画キャンペーンを追加できます。

  2. YouTubeチャンネルをリンクする(任意・推奨)Google広告ヘルプ「YouTubeチャンネルとGoogle広告アカウントをリンクする」によると、チャンネルをリンクすると、動画のオーガニックな視聴指標を取得したり、チャンネル上の行動履歴に基づくリマーケティングリストを作成したりできるようになります。自社が所有していないチャンネルの動画を使う場合は、チャンネル所有者の承認が必要です。

  3. キャンペーンの目標とタイプを選択する:「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」「YouTubeのリーチ、視聴回数、エンゲージメント」といった目標を選んだうえで、動画視聴キャンペーンや動画リーチキャンペーンなどのサブタイプを選択します。

  4. 予算と入札戦略を設定する:1日の予算を設定し、選択したフォーマットに応じて広告視聴単価(CPV)や目標インプレッション単価(tCPM)などの入札戦略を設定します(課金の仕組みは次章で解説します)。

  5. ネットワークとターゲティングを設定する:配信先(YouTube検索、YouTube動画、Google動画パートナーなど)、言語・地域、ユーザー属性やオーディエンスセグメントといったターゲティング条件を設定します。

  6. 広告グループを作成し、動画を入稿する:広告グループ単位でターゲティングを設定したうえで、YouTubeにアップロード済みの動画のURLを指定するか、Google広告のアセットライブラリで動画を新規作成して広告を作成します。

  7. 内容を確認して公開する:設定内容を確認してキャンペーンを公開すると、審査に進みます。Google広告ヘルプ「広告の審査プロセスについて」によると、広告審査はほとんどの場合1営業日以内に完了するとされています。

YouTube広告の費用と課金の仕組み

YouTube広告の課金は、選んだフォーマットによって考え方が異なります。Google広告ヘルプ「広告視聴単価(CPV)について」によると、CPV(広告視聴単価)は1回の視聴に対して料金が発生する入札方法で、視聴のカウント条件はフォーマットごとに異なります。スキップ可能なインストリーム広告では30秒視聴(30秒未満の広告は最後まで視聴)または動画への操作、インフィード広告ではクリックまたは自動再生10秒以上の視聴、YouTubeショート広告では10秒以上の視聴またはCTA・反応ボタンのクリックが、それぞれ課金のトリガーになります。

一方、スキップ不可のインストリーム広告やバンパー広告は、視聴回数ではなく表示回数に基づく目標インプレッション単価制(tCPM)で課金されます。マストヘッド広告はGoogleの営業担当者を通じた予約制で、インプレッション単価(CPM)または時間単価(CPH)で購入する仕組みです。

つまり、5秒でスキップされたスキップ可能なインストリーム広告や、表示されただけでクリックされなかったインフィード広告には、CPV課金では料金が発生しません。どのフォーマット・入札戦略を選ぶかによって費用の発生条件そのものが変わるため、目的に合ったフォーマットを選ぶことが費用面でも重要になります。具体的な費用相場や予算の目安は「YouTube広告の費用」で解説しているので、あわせてご確認ください。

YouTube広告の成果測定

YouTube広告の効果を正しく把握するには、視聴回数や視聴率だけでなく、視聴後の行動まで含めて確認することが重要です。Google広告ヘルプ「YouTube広告と視聴に関する指標について」では、主な指標が次のように説明されています。

  • 表示回数:キャンペーンのリーチや、インフィードサムネイル、動画の最初のインストリーム部分が視聴者に表示された頻度を示します。

  • TrueView視聴回数:視聴者が広告の大部分または全部を視聴した場合にカウントされ、動画視聴キャンペーンではこの視聴回数をもとに請求されます。

  • 視聴率(VTR):広告の表示が視聴につながった割合を示す指標で、「TrueView視聴率=TrueView視聴回数÷表示回数」で算出されます。

クリックにつながらない視聴者の行動を評価する指標として、エンゲージビューコンバージョン(EVC)もあります。Google広告ヘルプ「エンゲージ ビュー コンバージョンについて」によると、EVCとしてカウントされる視聴の条件はフォーマットによって異なり、スキップ可能なインストリーム広告は10秒以上の視聴(10秒未満の広告は全体視聴)、インフィード広告は5秒以上の視聴、YouTubeショート広告は5秒以上の視聴またはCTAのクリックが条件です。同ヘルプでは、バンパー広告やスキップ不可のインストリーム広告などTrueView視聴回数で測定されないフォーマットのエンゲージメントは、クリック数に基づいて計測されるとも説明されています。レポート上では、クリックスルーコンバージョンとエンゲージビューコンバージョンを分けて確認できます。

こうした指標の見方の基本は「広告効果測定とは」で、コンバージョンの計測方法全般は「コンバージョン(CV)とは」でそれぞれ解説しています。視聴回数やエンゲージビューコンバージョンはあくまで広告プラットフォーム上の指標であり、実際の受注や商談につながったかどうかは、自社の営業・CRMデータと突き合わせて確認する必要があります。Cascadeは、Google・Meta・LINEヤフーなど主要広告媒体を一元管理し、HubSpot・Salesforce・CSV取込による受注・商談データを広告成果と突き合わせて分析できる広告運用プラットフォームです。YouTube広告の視聴・エンゲージメント指標を、実際の商談化状況まで踏み込んで評価したい場合の選択肢の一つになります。

成果を高めるポイント

YouTube広告で成果を出すには、入札戦略やターゲティングだけでなく、動画クリエイティブそのものの設計が大きく影響します。一般的に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。

冒頭数秒の設計

スキップ可能なインストリーム広告は、再生開始から5秒でスキップできるようになります。冒頭の数秒でブランドや商品を伝えられるかどうかが、そのまま視聴継続率を左右します。開始直後に何の広告かが伝わるようにし、続きを見たくなる要素を早い段階で見せる構成が基本です。

ターゲティングの精度

ユーザー属性、興味・関心のあるカテゴリ、購買意向の強いオーディエンス、リマーケティングリストなど、Google広告で利用できるターゲティング機能を目的に応じて組み合わせます。YouTubeチャンネルをリンクしていれば、チャンネル上の行動を起点にしたリマーケティングも可能になるため、4章で紹介したチャンネル連携が生きてきます。

クリエイティブの複数パターン検証

尺の長さやオープニングの切り口が異なる複数の動画クリエイティブを用意し、フォーマットごとの視聴率やエンゲージビューコンバージョンを比較しながら改善していく運用が基本です。1本の動画に依存せず、継続的にクリエイティブを入れ替えていくことが、視聴者の反応を維持するうえで重要になります。

よくある質問

YouTube広告はGoogle広告と何が違いますか?

別々のサービスではありません。YouTube広告は、Google広告のアカウントから出稿する動画広告の一種で、動画視聴キャンペーンやデマンドジェネレーションなど複数のキャンペーンタイプを通じてYouTube面に配信します。Google広告全体の仕組みは「Google広告とは」で解説しています。

出稿には自社のYouTubeチャンネルが必要ですか?

広告として配信する動画コンテンツは、YouTube上にアップロードされている必要があります。自社チャンネルがなくても動画をアップロードすれば出稿できますが、チャンネルをGoogle広告アカウントにリンクしておくと、視聴指標の取得やチャンネル上の行動に基づくリマーケティングが利用できるようになります。

動画がスキップされた場合も費用はかかりますか?

CPV課金のスキップ可能なインストリーム広告は、再生開始から5秒が経過するとスキップできるようになりますが、30秒視聴(30秒未満の広告は最後まで視聴)という課金条件を満たす前にスキップされた場合は課金されません。一方、スキップ不可のインストリーム広告やバンパー広告は表示回数に基づく課金のため、視聴の有無にかかわらず表示された時点で課金対象になります。

個人や中小企業でもYouTube広告を出稿できますか?

Google広告のアカウントと支払い方法を用意すれば、事業規模を問わず出稿できます。ただし取り扱う商品・サービスによっては、Google広告の広告掲載ポリシーに沿った審査を受ける必要があります。

広告の審査にはどのくらい時間がかかりますか?

Google広告ヘルプによると、広告審査はほとんどの場合1営業日以内に完了するとされています。審査に時間がかかっている場合は、管理画面でステータスを確認してください。

YouTubeショート向けの広告も同じ手順で出稿できますか?

YouTubeショートの広告は、動画視聴キャンペーン・動画リーチキャンペーン・デマンドジェネレーション・P-MAXなど複数のキャンペーンタイプに対応しています。出稿の基本的な流れは4章と同様ですが、縦型(9:16)のクリエイティブを用意しておくと、ショートフィードでの表示に適した見え方になります。

まとめ

YouTube広告は、Google広告のアカウントから出稿する動画広告の総称で、スキップ可能なインストリーム広告やYouTubeショート広告など複数のフォーマットが用意されています。フォーマットによって課金の条件が異なり、動画視聴キャンペーン(VVC)・動画リーチキャンペーン(VRC)・デマンドジェネレーション・P-MAXといったキャンペーンタイプを通じて配信します。

出稿時は、フォーマットごとの課金条件と、視聴回数・エンゲージビューコンバージョンといった成果指標の定義を理解したうえで、目的に合ったキャンペーンタイプを選ぶことが重要です。管理画面の仕様は更新されることがあるため、実際の設定時はGoogle広告ヘルプの最新情報もあわせて確認してください。

Cascadeで、
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媒体を横断した効果測定も、日々の改善も、レポート作成も。これまでバラバラだった広告運用を、Cascadeがひとつに繋げます。

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