LINEヤフー広告とは?(旧Yahoo!広告)|検索広告・ディスプレイ広告の種類と始め方【2026年版】
LINEヤフー広告とは?(旧Yahoo!広告)|検索広告・ディスプレイ広告の種類と始め方【2026年版】

LINEヤフー広告(旧Yahoo!広告)は、Yahoo!広告とLINE広告が2026年4月に統合した広告サービスです。検索広告とディスプレイ広告の違いや配信面、始め方の流れ、運用のポイントまで、初めて出稿する事業者にもわかりやすく解説します。
LINEヤフー広告とは
LINEヤフー広告は、これまで別々のサービスとして提供されていた「Yahoo!広告」と「LINE広告」が統合してできた広告サービスです。運営会社であるLINEヤフー株式会社の公式サイトによると、両サービスは2026年4月1日に統合され、「LINEヤフー広告」という名称になりました。これまで「Yahoo!広告」や「LINE広告」という名前で検索していた方は、まずこの名称変更を押さえておくと、以降の情報が理解しやすくなります。
統合前にYahoo!広告とLINE広告を別々の管理画面・別々のアカウントで運用していた場合、統合後はLINEヤフー広告という1つのブランドのもとで広告メニューが整理されています。旧Yahoo!広告の検索広告はそのまま「検索広告」として提供が続き、旧Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)と旧LINE広告(Talk Head Viewを含む)は統合され、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供されています。つまり、旧Yahoo!広告だけを使っていた事業者にとっても、旧LINE広告だけを使っていた事業者にとっても、LINEヤフー広告は延長線上にあるサービスという位置づけです。旧LINE広告からの変化とLINE面への出稿方法は、LINE広告の統合と今後の出し方の記事で詳しく解説しています。

※出典:LINEヤフー株式会社
公式サイトでは、LINEの国内月間アクティブユーザー数が1億人(2026年3月末時点)、Yahoo! JAPANの月間ログインユーザーID数が5,400万人(2025年3月末時点)とそれぞれ紹介されており、これらを踏まえて「日本人口の約8割へのリーチ」を実現するサービスと説明されています。ディスプレイ広告についても「1億人以上の利用者へ広告配信が可能」との説明があり、検索・ニュース・チャットなど、生活のさまざまな場面に接点を持てる点が、LINEヤフー広告の特徴です。Google広告やSNS広告をすでに運用している事業者にとっても、配信面の性質が異なる媒体を追加できるという意味で、検討する価値があるサービスといえます。
広告の種類
LINEヤフー広告には、大きく分けて「検索広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があります。公式サイトでは、検索行動に基づくユーザーだけでなく、さまざまなニーズ・関心を持つユーザーに対しても、豊富な掲載面を通じてアプローチできる点が、この2種類を組み合わせる強みとして紹介されています。まずはそれぞれの配信面と課金方式の違いを把握しておくと、自社の目的に合わせた選び方がしやすくなります。
広告の種類 | 主な配信面 | 課金方式 |
|---|---|---|
検索広告(リスティング広告) | Yahoo!検索の検索結果 | クリック課金 |
ディスプレイ広告(運用型) | LINEのトークリスト、Yahoo! JAPANトップページ、主要提携サイトなど | クリック課金・インプレッション課金・動画再生課金・友だち追加課金 |
たとえば、エアコンの不調に気づいて「エアコン 修理」と検索したユーザーには検索広告で直接アプローチでき、まだ不調に気づいていないもののYahoo!ニュースで猛暑関連の記事を読んでいるユーザーには、ディスプレイ広告で認知を広げる、といった使い分けが考えられます(上記はあくまで一例です)。検索広告は「今まさに探している人」、ディスプレイ広告は「まだ探していないが関心を持ちそうな人」というように、ユーザーの状態に応じて役割を分担させるのが基本的な考え方です。
検索広告(リスティング広告)
検索広告は、Yahoo!検索でユーザーが特定のキーワードを検索した際に、広告以外の検索結果よりも上部に広告を表示する形式です。公式サイトでは、商品やサービスを検索しているユーザーの行動タイミングに合わせて広告を表示できるため、購買・利用意向の高い顕在層に対して効率的な訴求が可能と説明されています。課金方式はクリック課金で、広告がクリックされた際に費用が発生します。検索連動型広告全般の仕組みについては、リスティング広告とはの記事もあわせてご覧ください。
ディスプレイ広告(運用型)
ディスプレイ広告は、バナーや動画のクリエイティブを使って配信する広告形式です。LINEアプリのトークリストをはじめ、Yahoo! JAPANトップページや主要提携サイトなど、多様な広告枠に配信できます。ユーザーが情報収集やコミュニケーションのために日常的に利用する面に表示されるため、検索前の潜在層への認知拡大や、興味・関心にもとづいたアプローチに向いています。課金方式もクリック課金に加えて、表示回数に応じたインプレッション課金、動画の再生回数に応じた動画再生課金、LINE公式アカウントの友だち追加数に応じた友だち追加課金に対応しており、目的に応じて選べる点が特徴です。ディスプレイ広告全般の特徴は、ディスプレイ広告とはの記事でも解説しています。
どんな事業者に向くか
LINEヤフー広告は、LINEとYahoo! JAPANという国内利用者数の多い2つのサービスを横断して配信できる点が特徴です。この特徴から、次のような事業者に向いていると考えられます。
特定の地域や年代に絞らず、国内で広く認知を獲得したい事業者(LINEとYahoo! JAPANを合わせた利用者数の多さが強みになります)
検索広告で顕在層に、ディスプレイ広告で潜在層に、と段階を分けてアプローチしたいBtoC・EC事業者(1つのサービス内で2種類の広告を組み合わせられます)
Google広告やSNS広告に加えて、配信面の異なる媒体を追加し、リーチの重複を減らしたい事業者(LINEのトークリストやYahoo!ニュースは、検索エンジンやSNSとは異なる接点です)
ニュース記事や乗換案内、トークリストなど、生活動線に近い場所で接点を持ちたい事業者
LINE公式アカウントの友だちを増やしたい事業者(ディスプレイ広告は友だち追加課金にも対応しています)
最低出稿金額の定めがなく、公式サイトでは1日数千円程度の予算からでも配信を始められると案内されているため、広告予算を大きく確保しにくい中小事業者やスタートアップ
一方で、業種によっては広告掲載にあたっての審査基準が設けられている場合があります。金融・医療・美容関連など、そもそも広告表現に法令上の制約が多い業種は、LINEヤフー広告に限らずどの媒体でも審査が厳しくなる傾向があります。出稿予定の商材が対象になるかどうか、どのような表現が認められるかは、公式サイトの案内で確認することをおすすめします。逆にいえば、こうした条件をクリアできる商材・業種であれば、検索広告とディスプレイ広告を組み合わせることで幅広い層にアプローチできる媒体として検討しやすくなります。
始め方の流れ
公式サイトでは、LINEヤフー広告の申し込みからアカウント開設までの流れが案内されています。おおまかな流れは次の通りです。
ビジネスIDを登録し、ログインします(すでにビジネスIDを持っている場合はそのままログインできます)
アカウント開設に必要な情報を入力します(LINE公式アカウントおよびビジネスマネージャーの作成・選択が必要です)
広告管理画面にログインし、広告アカウントを設定します
公式サイトの案内では、申し込みから配信開始までの目安は約1〜3営業日とされています。また、最低出稿金額は定められておらず、1日数千円程度の予算からでも配信を開始できるとされています。必要書類や審査の基準は業種・商材によって異なるため、正確な情報は必ず公式サイトで最新の案内を確認してください。なお、旧LINE広告は2026年6月30日をもって新規アカウント開設の申し込みを停止しているため、これから新たに出稿する場合はLINEヤフー広告としての申し込みが窓口になります。公式サイトでは、広告文の作成や配信設定など初期設定を無償でサポートする体制や、専門スタッフによる相談窓口も案内されています。
申し込み手続きとは別に、出稿までに準備しておくと進めやすいものとして、次のようなものが挙げられます。
ディスプレイ広告用のバナー画像・動画素材
検索広告に使いたいキーワードの候補
広告のリンク先となる商品・サービスページ(LP)
ディスプレイ広告の友だち追加課金を使う場合はLINE公式アカウント
おおまかな月間・日次の予算感
これらは多くの広告媒体に共通する一般的な準備事項であり、LINEヤフー広告固有の必須要件とは限りません。最新の必須条件は、申し込み時の画面案内や公式サイトで確認してください。
運用のポイント
LINEヤフー広告は検索広告とディスプレイ広告という2つのメニューを持ち、ディスプレイ広告だけでもクリック課金・インプレッション課金・動画再生課金・友だち追加課金と複数の課金方式が用意されています。そのため、それぞれの配信面やユーザーの状態、課金方式に合わせて、目的(認知拡大なのか、比較検討なのか、購入・問い合わせなのか、友だち追加なのか)を整理してから予算を配分することが基本になります。目的を整理せずに検索広告とディスプレイ広告へ予算を振り分けてしまうと、どちらの成果が実際の売上や問い合わせにつながっているのかが見えにくくなる点にも注意が必要です。配信開始後は、検索広告であればクリック率やクリック単価、ディスプレイ広告であれば表示回数・動画再生率・友だち追加数など、課金方式に対応した指標を継続的に確認しながら、クリエイティブや配信設定を調整していくことになります。また、多くの事業者はLINEヤフー広告に加えてGoogle広告やSNS広告など複数の媒体を並行して運用しているため、媒体をまたいだ予算配分や、成果指標の見比べ、クリエイティブの使い回し・出し分けも運用の負担になりやすいポイントです。
こうした複数媒体・複数メニューの運用は、手動で管理しようとすると管理画面の行き来や数値の集計だけでも時間がかかります。広告運用AIエージェント「Cascade」は、複数媒体の広告運用を1つの画面で管理でき、検索広告・ディスプレイ広告(旧Yahoo!広告)を含む媒体の運用に対応しています。予算最適化AIによる媒体・キャンペーン間の予算配分、広告クリエイティブの生成、レポートの自動生成にも対応しており、複数媒体を並行運用する際の実務負担を軽減します。課金方式や配信面が異なる広告メニューを人力で見比べながら予算を動かすのは手間がかかる作業ですが、こうした部分をAIに任せることで、担当者は戦略の検討やクリエイティブの企画といった判断業務に時間を使いやすくなります。広告運用へのAI活用については、広告運用AIとはの記事でも紹介しています。
よくある質問
旧Yahoo!広告はどうなった?
旧Yahoo!広告は、2026年4月1日にLINE広告と統合され、「LINEヤフー広告」という名称になりました。旧Yahoo!広告の検索広告はそのまま検索広告として提供が続いており、旧Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)は旧LINE広告と統合されたうえで、LINEヤフー広告のディスプレイ広告として提供されています。「Yahoo!広告」という単体のサービス名は、現在は使われていません。すでにYahoo!広告のアカウントを持っている場合の扱いなど、統合にともなう個別の対応については、公式サイトの案内を確認することをおすすめします。旧Yahoo!広告について書かれた資料やブログ記事を目にした場合も、現在はLINEヤフー広告として提供されている点を踏まえて読み替えるとよいでしょう。
LINE広告はもう出せない?
単体サービスとしての「LINE広告」は、2026年6月30日をもって新規アカウント開設の申し込みが停止されています。ただし、LINE広告が持っていたTalk Head Viewを含む配信面は、旧Yahoo!広告のディスプレイ広告と統合されたうえで「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供が続いています。既存アカウントの具体的な移行スケジュールなど、公式サイトに明記されていない詳細については、公式の案内で確認することをおすすめします。「LINE広告」という名称の新規申し込みができなくなった、という点と、LINEの配信面そのものが使えなくなったという点は分けて理解しておくとよいでしょう。
広告予算はどれくらい必要か?
公式サイトによると、LINEヤフー広告に最低出稿金額の定めはなく、1日数千円程度の予算からでも配信を開始できるとされています。課金方式は検索広告・ディスプレイ広告ともにクリック課金が基本で、ディスプレイ広告はこれに加えてインプレッション課金・動画再生課金・友だち追加課金にも対応しています。実際にどの課金方式・予算規模が適しているかは、業種や目的によって変わるため、具体的な金額感は公式サイトや広告管理画面で確認することをおすすめします。少額から始めて成果を見ながら予算を調整していくという進め方も選択肢のひとつです。
まとめ
LINEヤフー広告は、旧Yahoo!広告と旧LINE広告が2026年4月に統合してできた広告サービスで、検索広告とディスプレイ広告という2つのメニューを通じて、LINEとYahoo! JAPAN双方の面にアプローチできます。旧LINE広告は単体での新規申し込みを停止していますが、その配信面はLINEヤフー広告のディスプレイ広告に引き継がれています。最低出稿金額の定めもないため、これから出稿を検討する場合は、まず公式サイトで最新のアカウント開設手順や審査基準を確認したうえで、検索広告・ディスプレイ広告それぞれの特徴と課金方式を踏まえて予算配分を検討することをおすすめします。統合による名称やメニューの変化に戸惑う場合でも、基本的な考え方は「検索で顕在層を、ディスプレイで潜在層を狙う」という従来からの整理と大きくは変わりません。
すでにYahoo!広告やLINE広告を運用していた事業者にとっては名称やメニュー構成の変化を、これから広告出稿を検討する事業者にとっては新しい選択肢を、それぞれ整理して押さえておくことが、LINEヤフー広告を適切に活用する第一歩になります。
LINEヤフー広告を含む複数媒体の運用を効率化したい場合は、広告運用AIエージェント「Cascade」の活用も選択肢のひとつです。機能や料金プランの詳細はCascade公式サイトをご覧ください。
LINEヤフー広告(旧Yahoo!広告)は、Yahoo!広告とLINE広告が2026年4月に統合した広告サービスです。検索広告とディスプレイ広告の違いや配信面、始め方の流れ、運用のポイントまで、初めて出稿する事業者にもわかりやすく解説します。
LINEヤフー広告とは
LINEヤフー広告は、これまで別々のサービスとして提供されていた「Yahoo!広告」と「LINE広告」が統合してできた広告サービスです。運営会社であるLINEヤフー株式会社の公式サイトによると、両サービスは2026年4月1日に統合され、「LINEヤフー広告」という名称になりました。これまで「Yahoo!広告」や「LINE広告」という名前で検索していた方は、まずこの名称変更を押さえておくと、以降の情報が理解しやすくなります。
統合前にYahoo!広告とLINE広告を別々の管理画面・別々のアカウントで運用していた場合、統合後はLINEヤフー広告という1つのブランドのもとで広告メニューが整理されています。旧Yahoo!広告の検索広告はそのまま「検索広告」として提供が続き、旧Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)と旧LINE広告(Talk Head Viewを含む)は統合され、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供されています。つまり、旧Yahoo!広告だけを使っていた事業者にとっても、旧LINE広告だけを使っていた事業者にとっても、LINEヤフー広告は延長線上にあるサービスという位置づけです。旧LINE広告からの変化とLINE面への出稿方法は、LINE広告の統合と今後の出し方の記事で詳しく解説しています。

※出典:LINEヤフー株式会社
公式サイトでは、LINEの国内月間アクティブユーザー数が1億人(2026年3月末時点)、Yahoo! JAPANの月間ログインユーザーID数が5,400万人(2025年3月末時点)とそれぞれ紹介されており、これらを踏まえて「日本人口の約8割へのリーチ」を実現するサービスと説明されています。ディスプレイ広告についても「1億人以上の利用者へ広告配信が可能」との説明があり、検索・ニュース・チャットなど、生活のさまざまな場面に接点を持てる点が、LINEヤフー広告の特徴です。Google広告やSNS広告をすでに運用している事業者にとっても、配信面の性質が異なる媒体を追加できるという意味で、検討する価値があるサービスといえます。
広告の種類
LINEヤフー広告には、大きく分けて「検索広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があります。公式サイトでは、検索行動に基づくユーザーだけでなく、さまざまなニーズ・関心を持つユーザーに対しても、豊富な掲載面を通じてアプローチできる点が、この2種類を組み合わせる強みとして紹介されています。まずはそれぞれの配信面と課金方式の違いを把握しておくと、自社の目的に合わせた選び方がしやすくなります。
広告の種類 | 主な配信面 | 課金方式 |
|---|---|---|
検索広告(リスティング広告) | Yahoo!検索の検索結果 | クリック課金 |
ディスプレイ広告(運用型) | LINEのトークリスト、Yahoo! JAPANトップページ、主要提携サイトなど | クリック課金・インプレッション課金・動画再生課金・友だち追加課金 |
たとえば、エアコンの不調に気づいて「エアコン 修理」と検索したユーザーには検索広告で直接アプローチでき、まだ不調に気づいていないもののYahoo!ニュースで猛暑関連の記事を読んでいるユーザーには、ディスプレイ広告で認知を広げる、といった使い分けが考えられます(上記はあくまで一例です)。検索広告は「今まさに探している人」、ディスプレイ広告は「まだ探していないが関心を持ちそうな人」というように、ユーザーの状態に応じて役割を分担させるのが基本的な考え方です。
検索広告(リスティング広告)
検索広告は、Yahoo!検索でユーザーが特定のキーワードを検索した際に、広告以外の検索結果よりも上部に広告を表示する形式です。公式サイトでは、商品やサービスを検索しているユーザーの行動タイミングに合わせて広告を表示できるため、購買・利用意向の高い顕在層に対して効率的な訴求が可能と説明されています。課金方式はクリック課金で、広告がクリックされた際に費用が発生します。検索連動型広告全般の仕組みについては、リスティング広告とはの記事もあわせてご覧ください。
ディスプレイ広告(運用型)
ディスプレイ広告は、バナーや動画のクリエイティブを使って配信する広告形式です。LINEアプリのトークリストをはじめ、Yahoo! JAPANトップページや主要提携サイトなど、多様な広告枠に配信できます。ユーザーが情報収集やコミュニケーションのために日常的に利用する面に表示されるため、検索前の潜在層への認知拡大や、興味・関心にもとづいたアプローチに向いています。課金方式もクリック課金に加えて、表示回数に応じたインプレッション課金、動画の再生回数に応じた動画再生課金、LINE公式アカウントの友だち追加数に応じた友だち追加課金に対応しており、目的に応じて選べる点が特徴です。ディスプレイ広告全般の特徴は、ディスプレイ広告とはの記事でも解説しています。
どんな事業者に向くか
LINEヤフー広告は、LINEとYahoo! JAPANという国内利用者数の多い2つのサービスを横断して配信できる点が特徴です。この特徴から、次のような事業者に向いていると考えられます。
特定の地域や年代に絞らず、国内で広く認知を獲得したい事業者(LINEとYahoo! JAPANを合わせた利用者数の多さが強みになります)
検索広告で顕在層に、ディスプレイ広告で潜在層に、と段階を分けてアプローチしたいBtoC・EC事業者(1つのサービス内で2種類の広告を組み合わせられます)
Google広告やSNS広告に加えて、配信面の異なる媒体を追加し、リーチの重複を減らしたい事業者(LINEのトークリストやYahoo!ニュースは、検索エンジンやSNSとは異なる接点です)
ニュース記事や乗換案内、トークリストなど、生活動線に近い場所で接点を持ちたい事業者
LINE公式アカウントの友だちを増やしたい事業者(ディスプレイ広告は友だち追加課金にも対応しています)
最低出稿金額の定めがなく、公式サイトでは1日数千円程度の予算からでも配信を始められると案内されているため、広告予算を大きく確保しにくい中小事業者やスタートアップ
一方で、業種によっては広告掲載にあたっての審査基準が設けられている場合があります。金融・医療・美容関連など、そもそも広告表現に法令上の制約が多い業種は、LINEヤフー広告に限らずどの媒体でも審査が厳しくなる傾向があります。出稿予定の商材が対象になるかどうか、どのような表現が認められるかは、公式サイトの案内で確認することをおすすめします。逆にいえば、こうした条件をクリアできる商材・業種であれば、検索広告とディスプレイ広告を組み合わせることで幅広い層にアプローチできる媒体として検討しやすくなります。
始め方の流れ
公式サイトでは、LINEヤフー広告の申し込みからアカウント開設までの流れが案内されています。おおまかな流れは次の通りです。
ビジネスIDを登録し、ログインします(すでにビジネスIDを持っている場合はそのままログインできます)
アカウント開設に必要な情報を入力します(LINE公式アカウントおよびビジネスマネージャーの作成・選択が必要です)
広告管理画面にログインし、広告アカウントを設定します
公式サイトの案内では、申し込みから配信開始までの目安は約1〜3営業日とされています。また、最低出稿金額は定められておらず、1日数千円程度の予算からでも配信を開始できるとされています。必要書類や審査の基準は業種・商材によって異なるため、正確な情報は必ず公式サイトで最新の案内を確認してください。なお、旧LINE広告は2026年6月30日をもって新規アカウント開設の申し込みを停止しているため、これから新たに出稿する場合はLINEヤフー広告としての申し込みが窓口になります。公式サイトでは、広告文の作成や配信設定など初期設定を無償でサポートする体制や、専門スタッフによる相談窓口も案内されています。
申し込み手続きとは別に、出稿までに準備しておくと進めやすいものとして、次のようなものが挙げられます。
ディスプレイ広告用のバナー画像・動画素材
検索広告に使いたいキーワードの候補
広告のリンク先となる商品・サービスページ(LP)
ディスプレイ広告の友だち追加課金を使う場合はLINE公式アカウント
おおまかな月間・日次の予算感
これらは多くの広告媒体に共通する一般的な準備事項であり、LINEヤフー広告固有の必須要件とは限りません。最新の必須条件は、申し込み時の画面案内や公式サイトで確認してください。
運用のポイント
LINEヤフー広告は検索広告とディスプレイ広告という2つのメニューを持ち、ディスプレイ広告だけでもクリック課金・インプレッション課金・動画再生課金・友だち追加課金と複数の課金方式が用意されています。そのため、それぞれの配信面やユーザーの状態、課金方式に合わせて、目的(認知拡大なのか、比較検討なのか、購入・問い合わせなのか、友だち追加なのか)を整理してから予算を配分することが基本になります。目的を整理せずに検索広告とディスプレイ広告へ予算を振り分けてしまうと、どちらの成果が実際の売上や問い合わせにつながっているのかが見えにくくなる点にも注意が必要です。配信開始後は、検索広告であればクリック率やクリック単価、ディスプレイ広告であれば表示回数・動画再生率・友だち追加数など、課金方式に対応した指標を継続的に確認しながら、クリエイティブや配信設定を調整していくことになります。また、多くの事業者はLINEヤフー広告に加えてGoogle広告やSNS広告など複数の媒体を並行して運用しているため、媒体をまたいだ予算配分や、成果指標の見比べ、クリエイティブの使い回し・出し分けも運用の負担になりやすいポイントです。
こうした複数媒体・複数メニューの運用は、手動で管理しようとすると管理画面の行き来や数値の集計だけでも時間がかかります。広告運用AIエージェント「Cascade」は、複数媒体の広告運用を1つの画面で管理でき、検索広告・ディスプレイ広告(旧Yahoo!広告)を含む媒体の運用に対応しています。予算最適化AIによる媒体・キャンペーン間の予算配分、広告クリエイティブの生成、レポートの自動生成にも対応しており、複数媒体を並行運用する際の実務負担を軽減します。課金方式や配信面が異なる広告メニューを人力で見比べながら予算を動かすのは手間がかかる作業ですが、こうした部分をAIに任せることで、担当者は戦略の検討やクリエイティブの企画といった判断業務に時間を使いやすくなります。広告運用へのAI活用については、広告運用AIとはの記事でも紹介しています。
よくある質問
旧Yahoo!広告はどうなった?
旧Yahoo!広告は、2026年4月1日にLINE広告と統合され、「LINEヤフー広告」という名称になりました。旧Yahoo!広告の検索広告はそのまま検索広告として提供が続いており、旧Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)は旧LINE広告と統合されたうえで、LINEヤフー広告のディスプレイ広告として提供されています。「Yahoo!広告」という単体のサービス名は、現在は使われていません。すでにYahoo!広告のアカウントを持っている場合の扱いなど、統合にともなう個別の対応については、公式サイトの案内を確認することをおすすめします。旧Yahoo!広告について書かれた資料やブログ記事を目にした場合も、現在はLINEヤフー広告として提供されている点を踏まえて読み替えるとよいでしょう。
LINE広告はもう出せない?
単体サービスとしての「LINE広告」は、2026年6月30日をもって新規アカウント開設の申し込みが停止されています。ただし、LINE広告が持っていたTalk Head Viewを含む配信面は、旧Yahoo!広告のディスプレイ広告と統合されたうえで「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供が続いています。既存アカウントの具体的な移行スケジュールなど、公式サイトに明記されていない詳細については、公式の案内で確認することをおすすめします。「LINE広告」という名称の新規申し込みができなくなった、という点と、LINEの配信面そのものが使えなくなったという点は分けて理解しておくとよいでしょう。
広告予算はどれくらい必要か?
公式サイトによると、LINEヤフー広告に最低出稿金額の定めはなく、1日数千円程度の予算からでも配信を開始できるとされています。課金方式は検索広告・ディスプレイ広告ともにクリック課金が基本で、ディスプレイ広告はこれに加えてインプレッション課金・動画再生課金・友だち追加課金にも対応しています。実際にどの課金方式・予算規模が適しているかは、業種や目的によって変わるため、具体的な金額感は公式サイトや広告管理画面で確認することをおすすめします。少額から始めて成果を見ながら予算を調整していくという進め方も選択肢のひとつです。
まとめ
LINEヤフー広告は、旧Yahoo!広告と旧LINE広告が2026年4月に統合してできた広告サービスで、検索広告とディスプレイ広告という2つのメニューを通じて、LINEとYahoo! JAPAN双方の面にアプローチできます。旧LINE広告は単体での新規申し込みを停止していますが、その配信面はLINEヤフー広告のディスプレイ広告に引き継がれています。最低出稿金額の定めもないため、これから出稿を検討する場合は、まず公式サイトで最新のアカウント開設手順や審査基準を確認したうえで、検索広告・ディスプレイ広告それぞれの特徴と課金方式を踏まえて予算配分を検討することをおすすめします。統合による名称やメニューの変化に戸惑う場合でも、基本的な考え方は「検索で顕在層を、ディスプレイで潜在層を狙う」という従来からの整理と大きくは変わりません。
すでにYahoo!広告やLINE広告を運用していた事業者にとっては名称やメニュー構成の変化を、これから広告出稿を検討する事業者にとっては新しい選択肢を、それぞれ整理して押さえておくことが、LINEヤフー広告を適切に活用する第一歩になります。
LINEヤフー広告を含む複数媒体の運用を効率化したい場合は、広告運用AIエージェント「Cascade」の活用も選択肢のひとつです。機能や料金プランの詳細はCascade公式サイトをご覧ください。


