デジタルマーケティングツール20選【2026年版】カテゴリ別の選び方と定番ツール

デジタルマーケティングツール20選【2026年版】カテゴリ別の選び方と定番ツール

デジタルマーケティングツール20選【2026年版】カテゴリ別の選び方と定番ツール

デジタルマーケティングツールを、アクセス解析・広告運用・SEO・MA/CRM・メール配信・業務効率化などカテゴリ別に整理し、中小企業やEC事業者にも役立つ定番の20選を厳選して紹介します。ツール選びで失敗しないための3つのポイントもあわせて解説します。





デジタルマーケティング(Webマーケティング)には、アクセス解析、広告運用、SEO、レポート、MA・CRM、メール配信、SNS運用、EC、業務効率化、フォームなど、目的の異なる数多くのツールが存在します。種類が多いうえに機能が重なるものも多いため、何から手を付ければよいか迷う方も少なくありません。この記事では、中小企業のマーケティング担当者やEC事業者を主な対象に、代表的な20のツールを10のカテゴリに分けて紹介します。各ツールがどんな役割を持ち、どんな場面で使われているのかを把握し、自社の課題に合ったツール選びの参考にしてください。あわせて、ツール選定で失敗しないための基本的な考え方も解説します。それぞれのツールは、名称・簡単な紹介・公式サイトへのリンクという同じ形式で統一しているので、比較しながら読み進められます。

紹介するカテゴリと主なツールの一覧は次のとおりです。気になるカテゴリから読み進めても構いません。

カテゴリ

掲載ツール

アクセス解析

Googleアナリティクス、Google Search Console、Microsoft Clarity

広告運用

Cascade、Google広告、Meta広告マネージャー、Googleキーワードプランナー

SEO・市場調査

Ahrefs、Googleトレンド

レポート・BI

Looker Studio

MA・CRM

HubSpot、Salesforce

メール配信

Mailchimp

SNS運用・クリエイティブ制作

Meta Business Suite、Canva

EC

Shopify

業務効率化

スケコン、Slack、Notion

フォーム・アンケート

Googleフォーム

デジタルマーケティングツールの選び方

ツールの種類が多いため、話題になっているものや便利そうなものを手当たり次第に導入すると、かえって管理の手間ばかりが増えてしまいます。ここでは、ツール選定で失敗しないための3つの観点を紹介します。

  • 目的から逆算する:「アクセス解析を強化したいのか」「広告運用を効率化したいのか」など、解決したい課題を先に明確にしてからツールを探します。話題性だけでツールを選ぶと、自社の課題と合わず使いこなせないまま終わることがあります。まずは今の業務のどこに時間がかかっているか、どのデータが不足しているかを整理すると、必要なカテゴリが見えてきます。

  • 無料から始める:今回紹介するツールの多くには、無料で使える範囲が用意されています。まずは無料の範囲で操作感や自社業務との相性を確かめてから、必要に応じて有料プランへの移行を検討すると、導入のハードルを下げられます。いきなり複数のツールをまとめて契約するのではなく、1つずつ試しながら定着させていく進め方も有効です。

  • 連携性を見る:単体の機能だけでなく、既に使っている他のツールとデータ連携できるかどうかも確認します。アクセス解析・広告運用・レポートのデータをつなげられると、施策の振り返りや改善がしやすくなります。反対に連携できないツールを増やしてしまうと、数値を手作業で転記する手間が発生しやすくなる点にも注意が必要です。

アクセス解析ツール

自社サイトへのアクセス状況やユーザーの行動を把握するためのツールです。何人が訪れて、どのページを見て、どこで離脱したのかを数値や画面の動きから確認できます。広告やSEOなど集客施策の効果を検証し、次の改善につなげる際に欠かせないカテゴリです。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Googleが無料で提供するアクセス解析ツールです。ウェブサイトやアプリへの訪問者数、流入経路、ユーザーの行動、コンバージョンの状況などを計測でき、どのページがよく見られているか、どこで離脱が多いかも把握できます。他のGoogle系マーケティングツールと連携しやすく、広告やSEOなど集客施策の効果測定に使われる、アクセス解析の基本ツールです。より詳しい使い方はGA4の解説記事でも紹介しています。

Googleアナリティクス 公式サイト

※出典:Google

Google Search Console

Google Search Consoleは、Googleが無料で提供するツールで、自社サイトがGoogle検索でどのように表示されているかを確認できます。検索キーワードごとの表示回数やクリック数、掲載順位を把握できるほか、サイトマップの送信やインデックス登録状況、技術的なエラーの確認にも使えます。Googleアナリティクスと合わせて使うことで、検索結果に表示されてからサイト訪問後の行動までを追いやすくなり、SEO施策の効果を検証する際の基本ツールとなっています。

Google Search Console 公式サイト

※出典:Google

Microsoft Clarity

Microsoft Clarityは、Microsoftが無料で提供するヒートマップ・行動分析ツールです。ユーザーがサイト内のどこをクリックし、どこまでスクロールしたかを色分けした画面で可視化できるほか、セッションの録画機能でユーザー1人ひとりの実際の操作を確認できます。訪問者数などアクセス解析の数値だけでは分かりにくい、離脱理由や使いにくい箇所の把握に役立ちます。

Microsoft Clarity 公式サイト

※出典:Microsoft

広告運用ツール

Web広告の出稿・運用を効率化するためのツールです。媒体ごとの管理画面をそれぞれ使う方法に加えて、複数の媒体をまとめて管理できるツールを使う方法もあります。特に複数の媒体をまたいで広告を配信する場合は、日々の管理にかかる手間をどれだけ減らせるかが選定のポイントになります。広告運用の効率化についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

Cascade

Cascadeは、広告運用を担うAIエージェントです。Google広告・Meta広告・TikTok広告など複数の広告媒体を1つの画面で横断管理でき、媒体ごとに管理画面を切り替える手間を減らせます。AIによる予算配分の最適化に加えて、広告用の画像・動画クリエイティブの生成やレポートの自動作成にも対応しています。また、Slack・Chatwork・Teamsへの通知機能や、Shopify・BASE・カラーミーショップなどのECサービスとの連携も備えています。

Cascade 公式サイト

Google広告

Google広告は、Googleの検索結果や関連サイトに広告を配信できる広告運用ツールです。検索連動型広告やディスプレイ広告、YouTube広告など、様々な広告フォーマットを1つの管理画面から出稿できます。キーワードや配信先、興味関心などを指定して狙ったユーザー層にアプローチでき、検索広告とディスプレイ広告を組み合わせて配信したい場合によく使われます。検索結果の上部などに表示できるため、購入意欲の高い層へアプローチしたい場合にも使われます。

Google広告 公式サイト

※出典:Google

Meta広告マネージャー

Meta広告マネージャーは、FacebookやInstagramへの広告出稿・管理ができる、Meta社が提供する広告運用ツールです。ターゲティング設定や広告クリエイティブの管理、配信結果の確認までを1つの画面で行えます。年齢・性別・興味関心などの条件でターゲティングでき、複数の広告アカウントやキャンペーンをまとめて管理したい場合にも使われ、詳しい使い方はこちらの解説記事でも紹介しています。

Meta広告マネージャー 公式サイト

※出典:Meta

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Google広告のアカウントから無料で利用できるキーワード調査ツールです。特定のキーワードの検索ボリュームの目安や、関連するキーワード候補、想定される入札単価の目安などを確認できます。広告出稿前のキーワード選定だけでなく、SEO記事のテーマ選びの参考としても使われます。季節による検索需要の変動も確認できるため、広告出稿の時期を検討する際の参考にもなります。

Googleキーワードプランナー 公式サイト

※出典:Google

SEO・市場調査ツール

検索エンジンからの流入を増やすための施策や、市場・競合の動向を調べる際に使うツールです。どんなキーワードで検索されているか、競合サイトがどんな施策をしているかを把握することで、コンテンツ企画やキーワード選定の精度を高められます。

Ahrefs

Ahrefsは、SEOや競合サイトの分析に使われるツールです。自社サイトや競合サイトの被リンク状況、検索順位、流入キーワードなどを横断的に調査でき、競合がどのキーワードで流入を得ているかも確認できます。自社サイトの現状把握から、コンテンツ企画やSEO施策の方向性を検討する際まで、幅広い場面で利用されます。順位の推移を継続的に追跡する機能もあり、SEO施策の効果を中長期で確認する際にも使われます。

Ahrefs 公式サイト

※出典:Ahrefs

Googleトレンド

Googleトレンドは、Googleが無料で提供する、検索キーワードの人気度の推移を確認できるツールです。特定のキーワードが時期によってどれだけ検索されているかを比較でき、地域別の傾向や季節性のあるキーワードの把握にも役立ちます。市場のトレンドを把握したいときや、コンテンツ企画・広告出稿のタイミングを検討するときのヒント探しにも使われます。

Googleトレンド 公式サイト

※出典:Google

レポート・BIツール

複数のツールに散らばったデータを1つにまとめ、グラフや表として見やすく可視化するためのツールです。集計作業を都度手作業で行う必要がなくなるため、定例報告や社内共有にかかる手間を減らすのに役立ちます。

Looker Studio

Looker Studioは、Googleが無料で提供する、データを見やすいレポートやダッシュボードにまとめられるツールです。Googleアナリティクスや広告媒体、スプレッドシートなど、さまざまなデータソースと接続してグラフや表として可視化できます。複数のツールのデータを1つのレポートにまとめて定例報告に使いたい場合などに使われ、詳しくはLooker Studioの解説記事でも紹介しています。

Looker Studio 公式サイト

※出典:Google

MA・CRMツール

見込み客や既存顧客の情報を一元管理し、マーケティングから営業までの活動を効率化するツールです。誰がいつ、どんな問い合わせや商談をしたかという履歴を蓄積し、担当者が変わっても組織としてやり取りを共有できる点が特徴です。

HubSpot

HubSpotは、マーケティング・営業・カスタマーサービスの業務を1つのプラットフォームで管理できる、MA(マーケティングオートメーション)・CRMツールです。見込み客の情報管理やメール配信、Webサイトの問い合わせフォームからの対応状況の記録などの機能を備えています。部門ごとにツールが分かれがちなマーケティングから営業までの顧客対応を、一貫して管理したい企業に使われています。

HubSpot 公式サイト

※出典:HubSpot

Salesforce

Salesforceは、顧客情報や商談の進捗を一元管理できるCRM(顧客関係管理)ツールです。案件ごとの進捗状況や担当者間のやり取りを記録でき、営業活動全体の可視化に使われます。他の業務システムと連携できる機能も豊富で、業種を問わず幅広い企業の営業・カスタマーサポート部門で使われています。案件の対応状況をチームで可視化できるため、担当者が不在の場合でも進捗を確認しやすくなります。

Salesforce 公式サイト

※出典:Salesforce

メール配信ツール

メールマガジンやステップメールを配信するためのツールです。SNSや広告と異なり、既存顧客・見込み客と直接的かつ継続的な接点をつくれる点が特徴で、リピート購入の促進や関係維持の施策に使われます。

Mailchimp

Mailchimpは、メールマーケティングに使われるツールです。メールマガジンやステップメールの作成・配信のほか、開封率やクリック率といった配信結果の分析機能も備えています。デザインテンプレートを使うことで、専門知識がなくてもメールを作成できる点が特徴です。配信対象をリストやセグメントごとに分けて管理できる機能もあり、目的に応じたメール配信をしやすくしています。

Mailchimp 公式サイト

※出典:Mailchimp

SNS運用・クリエイティブ制作ツール

SNSアカウントの運用や、投稿・広告に使うクリエイティブを制作するためのツールです。投稿の管理とデザイン制作は別々の作業になりがちですが、専用のツールを使うことで日々の運用と制作にかかる負担を減らせます。

Meta Business Suite

Meta Business Suiteは、FacebookページとInstagramアカウントを1つの画面で管理できる、Meta社が提供する無料ツールです。複数アカウント分の投稿作成・予約やメッセージ・コメントの確認、簡単な効果測定などをまとめて行えます。アカウントごとにアプリやサイトを切り替えずに、SNS運用を1か所で管理したい場合に使われます。インサイト機能では投稿ごとの反応も確認でき、どんな投稿が反応を得やすいかの把握にも役立ちます。

Meta Business Suite 公式サイト

※出典:Meta

Canva

Canvaは、テンプレートを使ってデザイン制作ができるオンラインデザインツールです。SNS投稿用の画像やバナー、資料など、幅広い形式のクリエイティブを専門知識がなくても作成できます。無料でも一部のテンプレートや素材を利用でき、マーケティング担当者が自分で簡単な素材を用意したい場合によく使われています。複数人で同じデザインを同時に編集できる機能もあり、チームでのクリエイティブ制作にも使われます。

Canva 公式サイト

※出典:Canva

ECツール

ネットショップの構築・運営に使うツールです。サイトを作るだけでなく、集客施策や広告運用と組み合わせることで、アクセスから購入までを含めたEC事業全体の成果を高めやすくなります。決済方法や配送設定など、EC運営に必要な機能がまとまっている点も選定時に確認したいポイントです。

Shopify

Shopifyは、ネットショップを開設・運営できるECサイト構築プラットフォームです。デザインテンプレートを使ってサイトを構築できるほか、決済や在庫管理などEC運営に必要な機能を備えています。広告運用と連携させることで集客から販売までを一貫して管理しやすくなり、詳しくはEC事業者向けの広告運用に関する記事でも紹介しています。

Shopify 公式サイト

※出典:Shopify

業務効率化ツール

マーケティング業務そのものではなく、チーム内の情報共有や日程調整、タスク管理などを効率化するためのツールです。打ち合わせの調整や情報共有にかかる時間を減らすことで、間接的にマーケティング活動全体の生産性を高めます。

スケコン

スケコンは、無料で使える日程調整ツールです。参加者どうしで空き時間を確認し合う手間を省き、AIが空き時間の検出から日程の確定までを自動化します。カレンダーとの連携やWeb会議の設定にも対応しており、社内の打ち合わせだけでなく、複数人・複数社間での日程調整にも使えます。日程調整のためにメールやチャットを何度も往復する必要がなくなる点が特徴です。

スケコン 公式サイト

※出典:株式会社TIME MACHINE

Slack

Slackは、ビジネスチャットツールです。プロジェクトやテーマごとにチャンネルを分けてチーム内の情報共有やファイルのやり取りができ、外部の連携ツールと組み合わせて各種の通知を受け取ることもできます。メールに比べてやり取りのスピードを上げたい場合や、チームでの即時的な情報共有を重視する場合に使われます。スレッド機能を使えば、話題ごとにやり取りを整理しながら会話を続けられます。

Slack 公式サイト

※出典:Slack

Notion

Notionは、メモやドキュメント、タスク管理などを1つのツールにまとめられる情報管理ツールです。自由度の高いページ構成が特徴で、議事録や業務マニュアル、進捗管理表などをチームで共有する用途にも使われます。用途に応じてページのレイアウトを柔軟にカスタマイズできる点も特徴で、検索機能を使えば情報が増えても目的のページを探しやすくなっています。

Notion 公式サイト

※出典:Notion

フォーム・アンケートツール

顧客からの問い合わせや資料請求、アンケートの回収に使うツールです。広告やSEOなどの施策で集客した見込み客の情報を取得する入り口として使われ、その後のMA・CRMツールでの管理につながります。

Googleフォーム

Googleフォームは、Googleが無料で提供する、アンケートやフォームを作成できるツールです。作成したフォームはURLで共有でき、回答結果は自動で集計・グラフ化されます。顧客アンケートや資料請求フォーム、イベントの申し込みフォームなど、簡単な情報収集の手段として幅広く使われています。回答結果はスプレッドシートに出力することもでき、他のツールでの集計にもつなげやすくなっています。

Googleフォーム 公式サイト

※出典:Google

よくある質問

無料で始められるツールはどれ?

今回紹介したツールの多くには、無料で使える範囲があります。たとえばGoogleアナリティクスやGoogle Search Console、Microsoft Clarity、Googleトレンド、Looker Studio、Googleフォームなどは無料で利用を始められます。スケコンも無料で使える日程調整ツールで、Meta Business SuiteやCanvaも無料の範囲で利用を開始できます。まずは無料の範囲で操作感を確かめ、必要に応じて有料機能の利用を検討するとよいでしょう。

小規模企業はどこから導入すべき?

予算や人手が限られる場合は、まずGoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleで自社サイトの現状を無料で把握するところから始めるのがおすすめです。現状が分かったら、課題の大きい部分から順にツールを検討します。たとえば広告運用に取り組むなら、Cascadeのような広告運用AIエージェントを使うと、複数媒体の管理や予算配分にかかる負担を抑えながら運用を進めやすくなります。

ツールを増やしすぎないコツは?

新しい課題が出るたびにツールを追加していくと、管理するツールの数だけ運用の手間やコストが増えてしまいます。導入前に「今使っているツールで代替できないか」「他のツールとデータ連携できるか」を確認し、役割が重複するツールを持たないようにすることが大切です。定期的に利用状況を見直し、ログインすらされていないツールがあれば整理することも欠かせません。

広告運用を自動化できるツールはありますか?

本記事の「広告運用ツール」カテゴリで紹介したとおり、Google広告など媒体標準の自動化機能に加えて、複数媒体をまたいで自動化できる専用ツールがあります。広告運用AIエージェント「Cascade」は、予算配分の最適化からクリエイティブ生成、レポート作成までをAIが担い、少人数の体制でも複数媒体の運用を回しやすくします。まずは自社の運用でもっとも時間を取られている工程から自動化するのがおすすめです。

まとめ

デジタルマーケティングツールは、アクセス解析・広告運用・SEO・レポート・MA/CRM・メール配信・SNS運用・EC・業務効率化・フォームなど、役割ごとに数多くの種類があります。すべてを一度に導入する必要はなく、自社の課題に合わせて必要なツールから選ぶことが大切です。まずは目的を明確にし、無料の範囲で試しながら連携性も確認し、自社に合った組み合わせを見つけてください。特に広告運用は媒体ごとの管理が煩雑になりやすい領域のため、複数媒体をまとめて管理できるツールを使うことで運用の負担を抑えやすくなります。今回紹介した20のツールを参考に、自社の課題に合ったカテゴリから1つずつ導入を検討してみてください。機能や料金プランの詳細はCascade公式サイトをご覧ください。

デジタルマーケティングツールを、アクセス解析・広告運用・SEO・MA/CRM・メール配信・業務効率化などカテゴリ別に整理し、中小企業やEC事業者にも役立つ定番の20選を厳選して紹介します。ツール選びで失敗しないための3つのポイントもあわせて解説します。





デジタルマーケティング(Webマーケティング)には、アクセス解析、広告運用、SEO、レポート、MA・CRM、メール配信、SNS運用、EC、業務効率化、フォームなど、目的の異なる数多くのツールが存在します。種類が多いうえに機能が重なるものも多いため、何から手を付ければよいか迷う方も少なくありません。この記事では、中小企業のマーケティング担当者やEC事業者を主な対象に、代表的な20のツールを10のカテゴリに分けて紹介します。各ツールがどんな役割を持ち、どんな場面で使われているのかを把握し、自社の課題に合ったツール選びの参考にしてください。あわせて、ツール選定で失敗しないための基本的な考え方も解説します。それぞれのツールは、名称・簡単な紹介・公式サイトへのリンクという同じ形式で統一しているので、比較しながら読み進められます。

紹介するカテゴリと主なツールの一覧は次のとおりです。気になるカテゴリから読み進めても構いません。

カテゴリ

掲載ツール

アクセス解析

Googleアナリティクス、Google Search Console、Microsoft Clarity

広告運用

Cascade、Google広告、Meta広告マネージャー、Googleキーワードプランナー

SEO・市場調査

Ahrefs、Googleトレンド

レポート・BI

Looker Studio

MA・CRM

HubSpot、Salesforce

メール配信

Mailchimp

SNS運用・クリエイティブ制作

Meta Business Suite、Canva

EC

Shopify

業務効率化

スケコン、Slack、Notion

フォーム・アンケート

Googleフォーム

デジタルマーケティングツールの選び方

ツールの種類が多いため、話題になっているものや便利そうなものを手当たり次第に導入すると、かえって管理の手間ばかりが増えてしまいます。ここでは、ツール選定で失敗しないための3つの観点を紹介します。

  • 目的から逆算する:「アクセス解析を強化したいのか」「広告運用を効率化したいのか」など、解決したい課題を先に明確にしてからツールを探します。話題性だけでツールを選ぶと、自社の課題と合わず使いこなせないまま終わることがあります。まずは今の業務のどこに時間がかかっているか、どのデータが不足しているかを整理すると、必要なカテゴリが見えてきます。

  • 無料から始める:今回紹介するツールの多くには、無料で使える範囲が用意されています。まずは無料の範囲で操作感や自社業務との相性を確かめてから、必要に応じて有料プランへの移行を検討すると、導入のハードルを下げられます。いきなり複数のツールをまとめて契約するのではなく、1つずつ試しながら定着させていく進め方も有効です。

  • 連携性を見る:単体の機能だけでなく、既に使っている他のツールとデータ連携できるかどうかも確認します。アクセス解析・広告運用・レポートのデータをつなげられると、施策の振り返りや改善がしやすくなります。反対に連携できないツールを増やしてしまうと、数値を手作業で転記する手間が発生しやすくなる点にも注意が必要です。

アクセス解析ツール

自社サイトへのアクセス状況やユーザーの行動を把握するためのツールです。何人が訪れて、どのページを見て、どこで離脱したのかを数値や画面の動きから確認できます。広告やSEOなど集客施策の効果を検証し、次の改善につなげる際に欠かせないカテゴリです。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Googleが無料で提供するアクセス解析ツールです。ウェブサイトやアプリへの訪問者数、流入経路、ユーザーの行動、コンバージョンの状況などを計測でき、どのページがよく見られているか、どこで離脱が多いかも把握できます。他のGoogle系マーケティングツールと連携しやすく、広告やSEOなど集客施策の効果測定に使われる、アクセス解析の基本ツールです。より詳しい使い方はGA4の解説記事でも紹介しています。

Googleアナリティクス 公式サイト

※出典:Google

Google Search Console

Google Search Consoleは、Googleが無料で提供するツールで、自社サイトがGoogle検索でどのように表示されているかを確認できます。検索キーワードごとの表示回数やクリック数、掲載順位を把握できるほか、サイトマップの送信やインデックス登録状況、技術的なエラーの確認にも使えます。Googleアナリティクスと合わせて使うことで、検索結果に表示されてからサイト訪問後の行動までを追いやすくなり、SEO施策の効果を検証する際の基本ツールとなっています。

Google Search Console 公式サイト

※出典:Google

Microsoft Clarity

Microsoft Clarityは、Microsoftが無料で提供するヒートマップ・行動分析ツールです。ユーザーがサイト内のどこをクリックし、どこまでスクロールしたかを色分けした画面で可視化できるほか、セッションの録画機能でユーザー1人ひとりの実際の操作を確認できます。訪問者数などアクセス解析の数値だけでは分かりにくい、離脱理由や使いにくい箇所の把握に役立ちます。

Microsoft Clarity 公式サイト

※出典:Microsoft

広告運用ツール

Web広告の出稿・運用を効率化するためのツールです。媒体ごとの管理画面をそれぞれ使う方法に加えて、複数の媒体をまとめて管理できるツールを使う方法もあります。特に複数の媒体をまたいで広告を配信する場合は、日々の管理にかかる手間をどれだけ減らせるかが選定のポイントになります。広告運用の効率化についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

Cascade

Cascadeは、広告運用を担うAIエージェントです。Google広告・Meta広告・TikTok広告など複数の広告媒体を1つの画面で横断管理でき、媒体ごとに管理画面を切り替える手間を減らせます。AIによる予算配分の最適化に加えて、広告用の画像・動画クリエイティブの生成やレポートの自動作成にも対応しています。また、Slack・Chatwork・Teamsへの通知機能や、Shopify・BASE・カラーミーショップなどのECサービスとの連携も備えています。

Cascade 公式サイト

Google広告

Google広告は、Googleの検索結果や関連サイトに広告を配信できる広告運用ツールです。検索連動型広告やディスプレイ広告、YouTube広告など、様々な広告フォーマットを1つの管理画面から出稿できます。キーワードや配信先、興味関心などを指定して狙ったユーザー層にアプローチでき、検索広告とディスプレイ広告を組み合わせて配信したい場合によく使われます。検索結果の上部などに表示できるため、購入意欲の高い層へアプローチしたい場合にも使われます。

Google広告 公式サイト

※出典:Google

Meta広告マネージャー

Meta広告マネージャーは、FacebookやInstagramへの広告出稿・管理ができる、Meta社が提供する広告運用ツールです。ターゲティング設定や広告クリエイティブの管理、配信結果の確認までを1つの画面で行えます。年齢・性別・興味関心などの条件でターゲティングでき、複数の広告アカウントやキャンペーンをまとめて管理したい場合にも使われ、詳しい使い方はこちらの解説記事でも紹介しています。

Meta広告マネージャー 公式サイト

※出典:Meta

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Google広告のアカウントから無料で利用できるキーワード調査ツールです。特定のキーワードの検索ボリュームの目安や、関連するキーワード候補、想定される入札単価の目安などを確認できます。広告出稿前のキーワード選定だけでなく、SEO記事のテーマ選びの参考としても使われます。季節による検索需要の変動も確認できるため、広告出稿の時期を検討する際の参考にもなります。

Googleキーワードプランナー 公式サイト

※出典:Google

SEO・市場調査ツール

検索エンジンからの流入を増やすための施策や、市場・競合の動向を調べる際に使うツールです。どんなキーワードで検索されているか、競合サイトがどんな施策をしているかを把握することで、コンテンツ企画やキーワード選定の精度を高められます。

Ahrefs

Ahrefsは、SEOや競合サイトの分析に使われるツールです。自社サイトや競合サイトの被リンク状況、検索順位、流入キーワードなどを横断的に調査でき、競合がどのキーワードで流入を得ているかも確認できます。自社サイトの現状把握から、コンテンツ企画やSEO施策の方向性を検討する際まで、幅広い場面で利用されます。順位の推移を継続的に追跡する機能もあり、SEO施策の効果を中長期で確認する際にも使われます。

Ahrefs 公式サイト

※出典:Ahrefs

Googleトレンド

Googleトレンドは、Googleが無料で提供する、検索キーワードの人気度の推移を確認できるツールです。特定のキーワードが時期によってどれだけ検索されているかを比較でき、地域別の傾向や季節性のあるキーワードの把握にも役立ちます。市場のトレンドを把握したいときや、コンテンツ企画・広告出稿のタイミングを検討するときのヒント探しにも使われます。

Googleトレンド 公式サイト

※出典:Google

レポート・BIツール

複数のツールに散らばったデータを1つにまとめ、グラフや表として見やすく可視化するためのツールです。集計作業を都度手作業で行う必要がなくなるため、定例報告や社内共有にかかる手間を減らすのに役立ちます。

Looker Studio

Looker Studioは、Googleが無料で提供する、データを見やすいレポートやダッシュボードにまとめられるツールです。Googleアナリティクスや広告媒体、スプレッドシートなど、さまざまなデータソースと接続してグラフや表として可視化できます。複数のツールのデータを1つのレポートにまとめて定例報告に使いたい場合などに使われ、詳しくはLooker Studioの解説記事でも紹介しています。

Looker Studio 公式サイト

※出典:Google

MA・CRMツール

見込み客や既存顧客の情報を一元管理し、マーケティングから営業までの活動を効率化するツールです。誰がいつ、どんな問い合わせや商談をしたかという履歴を蓄積し、担当者が変わっても組織としてやり取りを共有できる点が特徴です。

HubSpot

HubSpotは、マーケティング・営業・カスタマーサービスの業務を1つのプラットフォームで管理できる、MA(マーケティングオートメーション)・CRMツールです。見込み客の情報管理やメール配信、Webサイトの問い合わせフォームからの対応状況の記録などの機能を備えています。部門ごとにツールが分かれがちなマーケティングから営業までの顧客対応を、一貫して管理したい企業に使われています。

HubSpot 公式サイト

※出典:HubSpot

Salesforce

Salesforceは、顧客情報や商談の進捗を一元管理できるCRM(顧客関係管理)ツールです。案件ごとの進捗状況や担当者間のやり取りを記録でき、営業活動全体の可視化に使われます。他の業務システムと連携できる機能も豊富で、業種を問わず幅広い企業の営業・カスタマーサポート部門で使われています。案件の対応状況をチームで可視化できるため、担当者が不在の場合でも進捗を確認しやすくなります。

Salesforce 公式サイト

※出典:Salesforce

メール配信ツール

メールマガジンやステップメールを配信するためのツールです。SNSや広告と異なり、既存顧客・見込み客と直接的かつ継続的な接点をつくれる点が特徴で、リピート購入の促進や関係維持の施策に使われます。

Mailchimp

Mailchimpは、メールマーケティングに使われるツールです。メールマガジンやステップメールの作成・配信のほか、開封率やクリック率といった配信結果の分析機能も備えています。デザインテンプレートを使うことで、専門知識がなくてもメールを作成できる点が特徴です。配信対象をリストやセグメントごとに分けて管理できる機能もあり、目的に応じたメール配信をしやすくしています。

Mailchimp 公式サイト

※出典:Mailchimp

SNS運用・クリエイティブ制作ツール

SNSアカウントの運用や、投稿・広告に使うクリエイティブを制作するためのツールです。投稿の管理とデザイン制作は別々の作業になりがちですが、専用のツールを使うことで日々の運用と制作にかかる負担を減らせます。

Meta Business Suite

Meta Business Suiteは、FacebookページとInstagramアカウントを1つの画面で管理できる、Meta社が提供する無料ツールです。複数アカウント分の投稿作成・予約やメッセージ・コメントの確認、簡単な効果測定などをまとめて行えます。アカウントごとにアプリやサイトを切り替えずに、SNS運用を1か所で管理したい場合に使われます。インサイト機能では投稿ごとの反応も確認でき、どんな投稿が反応を得やすいかの把握にも役立ちます。

Meta Business Suite 公式サイト

※出典:Meta

Canva

Canvaは、テンプレートを使ってデザイン制作ができるオンラインデザインツールです。SNS投稿用の画像やバナー、資料など、幅広い形式のクリエイティブを専門知識がなくても作成できます。無料でも一部のテンプレートや素材を利用でき、マーケティング担当者が自分で簡単な素材を用意したい場合によく使われています。複数人で同じデザインを同時に編集できる機能もあり、チームでのクリエイティブ制作にも使われます。

Canva 公式サイト

※出典:Canva

ECツール

ネットショップの構築・運営に使うツールです。サイトを作るだけでなく、集客施策や広告運用と組み合わせることで、アクセスから購入までを含めたEC事業全体の成果を高めやすくなります。決済方法や配送設定など、EC運営に必要な機能がまとまっている点も選定時に確認したいポイントです。

Shopify

Shopifyは、ネットショップを開設・運営できるECサイト構築プラットフォームです。デザインテンプレートを使ってサイトを構築できるほか、決済や在庫管理などEC運営に必要な機能を備えています。広告運用と連携させることで集客から販売までを一貫して管理しやすくなり、詳しくはEC事業者向けの広告運用に関する記事でも紹介しています。

Shopify 公式サイト

※出典:Shopify

業務効率化ツール

マーケティング業務そのものではなく、チーム内の情報共有や日程調整、タスク管理などを効率化するためのツールです。打ち合わせの調整や情報共有にかかる時間を減らすことで、間接的にマーケティング活動全体の生産性を高めます。

スケコン

スケコンは、無料で使える日程調整ツールです。参加者どうしで空き時間を確認し合う手間を省き、AIが空き時間の検出から日程の確定までを自動化します。カレンダーとの連携やWeb会議の設定にも対応しており、社内の打ち合わせだけでなく、複数人・複数社間での日程調整にも使えます。日程調整のためにメールやチャットを何度も往復する必要がなくなる点が特徴です。

スケコン 公式サイト

※出典:株式会社TIME MACHINE

Slack

Slackは、ビジネスチャットツールです。プロジェクトやテーマごとにチャンネルを分けてチーム内の情報共有やファイルのやり取りができ、外部の連携ツールと組み合わせて各種の通知を受け取ることもできます。メールに比べてやり取りのスピードを上げたい場合や、チームでの即時的な情報共有を重視する場合に使われます。スレッド機能を使えば、話題ごとにやり取りを整理しながら会話を続けられます。

Slack 公式サイト

※出典:Slack

Notion

Notionは、メモやドキュメント、タスク管理などを1つのツールにまとめられる情報管理ツールです。自由度の高いページ構成が特徴で、議事録や業務マニュアル、進捗管理表などをチームで共有する用途にも使われます。用途に応じてページのレイアウトを柔軟にカスタマイズできる点も特徴で、検索機能を使えば情報が増えても目的のページを探しやすくなっています。

Notion 公式サイト

※出典:Notion

フォーム・アンケートツール

顧客からの問い合わせや資料請求、アンケートの回収に使うツールです。広告やSEOなどの施策で集客した見込み客の情報を取得する入り口として使われ、その後のMA・CRMツールでの管理につながります。

Googleフォーム

Googleフォームは、Googleが無料で提供する、アンケートやフォームを作成できるツールです。作成したフォームはURLで共有でき、回答結果は自動で集計・グラフ化されます。顧客アンケートや資料請求フォーム、イベントの申し込みフォームなど、簡単な情報収集の手段として幅広く使われています。回答結果はスプレッドシートに出力することもでき、他のツールでの集計にもつなげやすくなっています。

Googleフォーム 公式サイト

※出典:Google

よくある質問

無料で始められるツールはどれ?

今回紹介したツールの多くには、無料で使える範囲があります。たとえばGoogleアナリティクスやGoogle Search Console、Microsoft Clarity、Googleトレンド、Looker Studio、Googleフォームなどは無料で利用を始められます。スケコンも無料で使える日程調整ツールで、Meta Business SuiteやCanvaも無料の範囲で利用を開始できます。まずは無料の範囲で操作感を確かめ、必要に応じて有料機能の利用を検討するとよいでしょう。

小規模企業はどこから導入すべき?

予算や人手が限られる場合は、まずGoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleで自社サイトの現状を無料で把握するところから始めるのがおすすめです。現状が分かったら、課題の大きい部分から順にツールを検討します。たとえば広告運用に取り組むなら、Cascadeのような広告運用AIエージェントを使うと、複数媒体の管理や予算配分にかかる負担を抑えながら運用を進めやすくなります。

ツールを増やしすぎないコツは?

新しい課題が出るたびにツールを追加していくと、管理するツールの数だけ運用の手間やコストが増えてしまいます。導入前に「今使っているツールで代替できないか」「他のツールとデータ連携できるか」を確認し、役割が重複するツールを持たないようにすることが大切です。定期的に利用状況を見直し、ログインすらされていないツールがあれば整理することも欠かせません。

広告運用を自動化できるツールはありますか?

本記事の「広告運用ツール」カテゴリで紹介したとおり、Google広告など媒体標準の自動化機能に加えて、複数媒体をまたいで自動化できる専用ツールがあります。広告運用AIエージェント「Cascade」は、予算配分の最適化からクリエイティブ生成、レポート作成までをAIが担い、少人数の体制でも複数媒体の運用を回しやすくします。まずは自社の運用でもっとも時間を取られている工程から自動化するのがおすすめです。

まとめ

デジタルマーケティングツールは、アクセス解析・広告運用・SEO・レポート・MA/CRM・メール配信・SNS運用・EC・業務効率化・フォームなど、役割ごとに数多くの種類があります。すべてを一度に導入する必要はなく、自社の課題に合わせて必要なツールから選ぶことが大切です。まずは目的を明確にし、無料の範囲で試しながら連携性も確認し、自社に合った組み合わせを見つけてください。特に広告運用は媒体ごとの管理が煩雑になりやすい領域のため、複数媒体をまとめて管理できるツールを使うことで運用の負担を抑えやすくなります。今回紹介した20のツールを参考に、自社の課題に合ったカテゴリから1つずつ導入を検討してみてください。機能や料金プランの詳細はCascade公式サイトをご覧ください。

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Cascade - ご紹介資料
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